元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

ターミナルスタンス

2013-09-07 00:58:10 | 身体
本日の神戸教室のテーマは ウォーキング。
10年以上継続されている生徒さんばかりですので、ウォーキングフォームは 申し分ないぐらいなのです。
毎日、ウォーキングをされているUさんは 朝のウォーキングでお友達ができて、その中では最年長だそうですが、Uさんの姿勢や歩き方から実年齢(81歳)を信じてもらえないほどです。

おそらく運動指導やウォーキング指導を受けたことのない人は 姿勢や歩き方に意識を向けていない人が、ほとんどでしょう。
悪い歩き方を1日3000歩行うとすれば、3000回も悪い動かし方をしていることになるので、負の方向へと筋肉のアンバランスを生んで、少しずつ関節の変形が進んでいくと考えています。
良い姿勢で!格好良く歩こう!と意識をして筋肉を働かせるだけでも、トレーニングになりますよ。
お腹も脱力してポッコリ出しているより、キュッと引き締めることを1日何度か意識するだけで、ドローイン!
エクササイズをしていることになります。

本日のウォーキング指導のテーマは 歩く時に後ろ側の脚に意識しましょう!
歩行分析でいうと図の真ん中の「ターミナルスタンス」と言う場面です。
BlogPaint

















年齢とともに、衰えやすいのがヒップ(大殿筋)です。
ヒップダウンして骨盤が後ろに倒れて、腰の反りがなくなり、猫背になりがちです。
前に大きく脚を運ぶだけでなく、後ろで地面を蹴る意識を持って、ヒップを使いたいのです。
実は このターミナルスタンスからターミナルスイングの力強さが前への1歩を大きくするのです。
ふつうに歩いて、ヒップの使い方が分かりにくい場合は 後ろ歩きをします。
同じ距離を前向きに歩く時と後ろ歩きをする時と同じ歩幅になるように後ろ歩きも 歩幅を大きくします。
ヒップがキュっ!キュっ!!と使われるのが、よく分かるでしょう。
(転ばないように注意してくださいね。)


担当している大学のバレーボールチームの学生さんが、こんな質問をしてきました。

「私の太ももの筋肉は 前にばかり沢山ついて太くなって、後ろの筋肉がないように思うんです。」

その学生さんは 単にスタイルを気にしているだけで、その筋肉の付き方は 自分の立ち方や歩き方の結果だとは分かっていません。ましてや、それがバレーボールのパフォーマンスにもつながっているとは考えていなかったでしょう。

アスリートだから、堂々たる健康的な姿で歩いてほしいのですが、チームで上記の表のような理想的な歩き方をしている人は残念ながら今のところ少ないのです。
姿勢や歩き方が変わった頃には おそらくプレーも変化するでしょう。

暑い季節が終わったので、もっと!歩こう!!
アスリートは 走ろう!
バレー部は ラントレするよ~

  
 


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