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からすま日記

マンガ家挫折者、食いしん坊、の
マイペースな日記です。

Wild Cats

2008年01月21日 20時47分27秒 | 今読んでるもの
清水玲子さんの漫画です。図書館で借りました。
(こちらの図書館は結構マンガが充実していて嬉しい・・・)

ある日少年が猫と思って拾った生き物は実はライオンで―という話です。
ライオンは擬人化されていて、飼い主の少年のことを「ぼっちゃん」と呼んでいたりします(モノローグで、ですが・・・)。

3編あるお話のどれも私は好きなのですが、2話目はハンカチが必要でした;
清水玲子という漫画家さんは結構グロい話などを描いているのに、動物を描いたらこんなにかわいいなんて芸達者・・・っっと思ってしまいました。

沼地のある森を抜けて

2007年12月11日 19時26分56秒 | 今読んでるもの
実はこの本、読むの2回目なんですけど・・・。
や、やっぱりよくわかりません・・・。特に中盤から最後が。


あらすじは・・・・
亡くなった叔母が残した「ぬか床」を受け継いだ久美。
もう一人の叔母から聞いたところによれば、「家宝」とも言うべきものらしい。
気に入らない人がかきまわすと、「うめき声」を出すという。
叔母に押し付けられるような形でぬか床を引き取ることになった久美だったが、ある時ぬか床に「卵」ができ、そこから「人物」たちが出てくるようになって・・・。


せ、説明しづらいです。
ホラーっぽい気もするんですけど、しかし主人公は「そこは悲鳴をあげてぬか床なんか捨てるとこでは?」という気がする事態でも妙に冷静に受け入れています。
前半は奇妙な「ぬか床から出てくる人たち」が面白くてとんとんと読めたのですが、後半は精神論というか、生物学論というか、かなりスケールが大きくかつ専門的な知識に興味がないと微妙に読みづらい展開になっちゃって・・・。
「挿話はどう解釈したら?」
とか、
「最後の描写はやっぱり・・・だったの??」
とか、私の中では不完全燃焼気味に終わりました;
どなたか「馬鹿だな~これはこういうことでしょ!」とパキっと教えていただけないもんでしょうか^^;


蜜蜂の家

2007年10月03日 21時35分34秒 | 今読んでるもの
本のことアップするのは久しぶりかも~。

表紙の色と蜜蜂、という言葉にひかれて思わず借りました。
表紙、すごくきれいな(わたしからすると)オレンジ色なんですよー。
あと、蜜蜂→はちみつ好き→そういえば長野に「はちひげおじさん」っていう養蜂家がいたっけなぁ・・・。養蜂ってどんな風に仕事するんだろ?
という感じでアンテナにひっかかりました。

お話は、母親との関係と生活に行き詰まった二十歳そこそこの女の子が、なんとな~く応募した養蜂の仕事をやり始めて・・・というもの。
この女の子ですが、ガッツというものはあまりなさげで、養蜂の仕事も最初はクマが出ると聞いて「無理!」と即断してたくらいです。
なので、お話も養蜂家見習として苦労して、頑張って成長してゆく・・・みたいな「根性もの」ではありません。淡々とした感じです。段々養蜂が面白く感じられていって・・・という流れではありますが、どちらかというと一緒に働く人たちとのちょっとした交流とかそういうところにポイントを置いているような感じです。


ちなみに、「はちひげおじさん」とは、軽井沢から下道で長野へ戻るとき、18号線ぞいで見かける看板です。50代くらいのおじさんのあごにハチがいっぱいぶらさがって「ひげ」状になっている写真がどーんと引き伸ばされているもの。確か軽井沢の銀座通りでも見かけたような・・・。

フェアリースノーの夢

2007年06月02日 12時04分25秒 | 今読んでるもの
本の事をアップするのは久しぶりです(^.^)

「未散と魔法の花」シリーズの3話目。児童書です。
中学生の未散(ミチル)は1年生の夏休み、それまで全く存在を知らなかった叔母さんから奇妙なメールの招待状を受け取り、夏休みを叔母さんの家で過ごす事に。この叔母である女性がひとくせあって、招待したわりに無愛想でとりつく島がなく、なんとなくメリー・ポピンズに似ています。おまけにミステリアスな美人。
未散はこの変わり者の叔母さんから魔法(とは言おうとしませんが)の修行の手ほどきを受けますが、そこに毎回花が絡んでくるというものです。
時々妙に大人目線な場面もあり、子供向けと決めつけるのはもったいないシリーズかも…と思ったお話。

名もなき毒(ネタばれあり!)

2007年01月23日 22時53分39秒 | 今読んでるもの
宮部みゆきさんの著作。やっぱ話の進め方がうまいです。するする~っと読めてしまう・・・。

厄介な嘘つきアルバイトの前歴を調査しようとした事から毒物混入事件の被害者家族と知り合う「私」。生来の人の良さからその家族を気の毒に思い少しずつ関わっていくが・・・という流れです。
この「私」という人(男性)ですが、私と同じような年代なのにえらく人間ができています。
ていうか私が精神年齢幼稚なのかもしれませんが・・・;。


おいピータン!

2007年01月17日 21時54分34秒 | 今読んでるもの
先週の土曜に「よりぬき版」を買ってから、なんとなく仕事帰りに1冊ずつ買ってるマンガです(全9巻)。
必ず食べ物(又は飲み物?)が大なり小なりからんでくる、1話が8ページくらいのショートストーリー。デブ細工な男前、大森さんがいい味(だし?)出してます。
これを読んでわたしはムショーに餃子が食べたくなりました。今週末は餃子だー!

通販生活2007春号

2007年01月08日 22時45分58秒 | 今読んでるもの
最近商品はあんまり買ってないんですけど…。
記事が時々面白いのが載っているので定期購読しています。
今回は「あの映画やマンガにでてきた夢の道具はどこまで実現しているの?」というリポートで風の谷のナウシカが乗ってたメーヴェ(ハンググライダーみたいなもの)を自腹(3000万以上投資してるそうな)で作ろうとしている人がいるのにびっくりー。ちょっと乗せてほしい。

幸福な食卓

2006年12月02日 14時23分50秒 | 今読んでるもの
瀬尾まいこさんの他の著作からしてこれもわりとひょうひょうとした話なんだろなーと思って寝る前に軽く読んでたのですが、まさか!の展開に泣かされてしまい枕元にチリガミの山が・・・寝る前に泣くのは困るのにー・・・とはいえ涙腺がゆるゆるの私だからかもしれませんが。基本的にはやっぱり淡々とした文章です。

「父さんは父さんをやめる」とある朝宣言した父親と、「まぁいいんじゃない」と軽く受け入れる元天才と呼ばれた兄、母親はわけあって離婚などはしてないけど、別の場所に暮らしている・・・という、ちょっと変わった家族のお話。家族の話で終始するのかなぁと思っていたら後半は主人公の女の子とその彼氏の話が主になっていて、ややはぐらかされた感じです。でも彼氏がいい味出していて私はなかなか好きでした。

4日間の奇蹟

2006年11月30日 18時42分39秒 | 今読んでるもの
確か映画化されたお話だったと思います。ドクターコトー役の俳優(吉岡秀隆って言いましたっけ??忘れてます(-_-;)がでていたような… 。関係ないですけど、けど私はあの人の前髪が長いのが気になって気になって~。

ある事件が元でピアニストとしての生命を絶たれてしまった青年が、同じ事件の被害者であり、脳に障害を持つ少女を引き取る。一緒に暮らすうちに、青年は少女が一度聞いた曲を全て憶えることができるという才能を持つことに気づき、ピアノを教え始める。
かなりピアノが上手くなった少女を連れて、青年はボランティアであちこちの施設を巡り始め、そしてある施設を訪れた時に・・・・。
という感じです。
こうやって書くとまどろっこしい話に感じてしまうかもしれませんが、お話では出だしがもう施設巡りから始まっていて、青年の回想の中でそれまでの事情が語られます。ベタといえばベタな展開のような気もしますが、文章は素直で読みやすく、青年と少女の事情にもすんなりと入っていけます。

今かなり最後の方まで読んでいるのですが、「これは泣いてまう!」と思ったので寸止めしています。休日にゆっくり泣くのだ~。



スウィングガールズ(ネタばれあり)

2006年11月23日 11時55分59秒 | 今読んでるもの
職場で読んでます。余談ですが、今日は出勤している人が非常に少なく、いつもよりさらにしーんとした職場となっています。実は昨日が振り替え休日で今日は出勤日なのですが、連休をとっている人が多いようです。

閑話休題。
映画の監督が書いているのでどぉかなあ・・・と読み始めたのですが、結構読みやすく、その内容のように「ノリがいい」です。

舞台は東北。夏休みの補習をサボるための口実として吹奏楽部代理をすることになった女子高生13名と、ホントはもう吹奏楽部を辞めようと思っていたのになんの因果か女子たちをまとめなければならなくなった男子一名。最初はやる気がまったくなかった女子たちだけど、段々音楽の面白さにハマっていく・・・というお話です。
とにかく女の子たちがめっぽう元気がよく、ちゃっちゃかちゃっちゃかと動きます。楽器を買うお金を稼ぐために松茸を取りに行ってイノシシに追いかけられたり、バイトに行った先でスプリンクラーを作動させてしまったりともう暴れまくり。東北弁もいい味だしていて(ルビで標準語がふってある)、なんだか読んでいると楽しくなってきます。映画も見たくなりました^^

レインツリーの国

2006年11月18日 23時54分42秒 | 今読んでるもの
久々に本の感想です。恋愛もので、本の感想サイトで知り合った男女が…というわりとよく聞く設定のお話ですが、ひとひねりあります。男性の方が河内弁を話す関西人で、うっかりするとクサクなりがちな話を軽くしています。

この本の著者さんが今まで書いてきたものって自衛隊、軍隊がらみのSFものばかりだったので、ほんと~に普通の恋愛ものだったのでちょっとびっくりです。

ぼくのメジャースプーン(ネタばれあり)

2006年10月27日 12時22分59秒 | 今読んでるもの
繊細な感じのするお話です。

小学4年生の「ぼく」は不思議な力を持っている。母親から使わないようにと厳しく言われて守っていたが、ある時幼馴染のふみちゃんがかわいがっていたうさぎを殺されてしまい、ひどいショックを受けて心を閉ざしてしまう。犯人はあっさりつかまるが、反省のない態度や法的に軽い罪になる事に納得のいかない「ぼく」はその力を犯人に使おうと考える。
そして、「ぼく」は同じ能力の持ち主である「先生」からその力、「条件ゲーム提示能力」について学び始める・・・。

という流れでしょうか。ひさびさにこの著者の他の作品も読んでみたいという気分になるお話でした^^。「ぼく」が小学4年にしちゃえらく大人びている気もしますが、けなげな姿に涙腺弱い私はうるっときてしまいましたよー。

ホンマに運命?2

2006年09月21日 03時40分46秒 | 今読んでるもの
午前3時半。
例によって鼻炎で起きてます(-_-;

~あらすじ~
大茶菓市(おおちゃかしと読む。明らかに大阪のもじり)に住む小沢華は地味~な中学生。彼女の心の支えは幼い頃に「タマノコシに乗る運」があると占い師に言われた事。その「運」があるから黙っていてもあこがれのお金持ちで2枚目の先輩に見初めてもらえると信じていたけれど、親友に良く当たると連れていってもらった金髪ロールのカツラ占師、紅ばばに「そんな運はない!」と言い切られがっくりするが・・・というようなお話です。話の流れ上、占いのまめ知識がやたら出てきて、読んでるうちに自分も占ってみよっかなぁ・・・という気になります^^。なんでも作者はこの作品のために占い学校に通っているそうな。ちなみにここで出てくる占いは四柱推命です。

作者は令丈ヒロ子という女性ですが、この人の書くキャラクターは微妙にこちらの推測をはずしてくれるので展開が読めず楽しいです。あと関西弁を喋るキャラが多いので関西人の私としては親しみがわきますねー^^。