からすま日記

マンガ家挫折者、食いしん坊、の
マイペースな日記です。

別府「地獄蒸し工房 鉄輪(かんなわ)」

2019年04月17日 21時46分04秒 | Weblog

「もし引っ越すことになったら多分行かない」という所に行っとこう!
てことで、大分は別府の地獄蒸し体験施設に行ってきました。

上の写真は「地獄蒸し工房 鉄輪」施設の正面入り口です。


上写真の左手にはこんな建物が繋がっています。
この中に地獄蒸しの釜があります。



こんな感じです。

以下、地獄蒸しの申し込みの流れです。
まず建物内の「受付」で名前を書いて申し込み、番号札をもらって待つ。
→待っている間に釜のレンタル料や食材のセットを券売機で購入。
→番号を呼ばれたら再び受付に向かい、ざっと説明をうける(券を提出)。
→受付左手のキッチン?で食材とタイマーを貰い、指定された番号の釜へ。
→釜の前に行くと、担当のお姉さんがやってくる。指示に従って専用の手袋をはめ、食材を釜に入れる。
→タイマーで何分になったら来て下さい、と指示されるので、それまで適当な席で待つ。
(使い捨ての皿や簡単な調味料があるので、セルフで用意)
→取りに行く。
→食後、ざるなどをセルフで洗って返却する。

以上~。

ちなみに待ち時間は1時間半!(13時半ごろに申し込み)
行ったのは普通の週末の土曜日です。
待つ待つ、とはレビューで読んである程度は分かっているつもりでしたが、
「連休じゃないし、そんなに待たないんじゃ?」
と思ってたら、甘かった!
めっちゃ混んでました。

当初は地獄蒸しがお昼ご飯のつもりだったんですが、食べられるのは3時・・・。
お昼ご飯は他の所で取ることにして、地獄蒸しは体験できればいいかと言うことになりました。
番号札を貰ってすぐには券売機で買わず、呼ばれる少し前に買った方がいいとのこと。
申し込みしたものの、キャンセルで返金を求められることが多いからなのかな?と
受付が呼び出しても来ない人も結構見たので推測しました。


体験は、ほぼお姉さん任せで、「あっ!」というまに終わってしまったので、ちょっとぴんとこなかったです(^_^;)
「こんなふうにして蒸らすのか~」というのはわかりました。



釜と、渡された食材。
タイマーも食材と一緒に渡されます。
食材は、豚まん、卵、トウモロコシを購入。
豚まんの下にトウモロコシと卵があった気がします。(セッティングはお姉さんがしてくれたので、うろ覚え(^_^;))
トウモロコシ1本400円なり。観光価格ですが、手ぶらはやっぱり楽ですね。
ちなみに、食材を自分で持ち込むこともできます。持ち込み料金はかかりますが、口コミを読むと「持ち込みの方がいい!」と言ってる人も多いようです。
食材はそれぞれカゴに入っていて重ねられており、そのカゴを蓋をとった釜に下ろし入れる、というイメージです。
(釜に入れる時は写真を撮りませんでした。あまりに湯気がもうもうとしていて、カメラが壊れそうだと思って)

お味は・・・普通でした(^-^;
口コミで、絶妙な塩気がついている!と言ってる人もいるのですが、私達にはよく分かりませんでした。
10分程度しか蒸してなかったから、塩気も付かなかったのかなあと思います。
あと、私達の舌が濃い味に慣れてしまっているのかも。
ただ、卵の黄身の色が、家で作るゆで卵とは違っていました。


卵を切ったところ。
どうでしょう、濃ゆくないですか?


鉄輪の街の通り。
地獄蒸しの待ち時間の間、付近をウロウロしたのですが、街のアチコチから湯気が出ていました。
この通りでは特に勢いよく出ていて、写真を撮っている人も多かったです。


地獄蒸し体験のあと、「足湯」も試してみました。

普通「足湯」というと、

↑こんな感じを想像すると思いますが、鉄輪の足湯は違いました。


こんな感じです。
「足湯」に足を突っ込んでいるところ。
お湯に足をつけるのではなく、蒸気?で足を温めるようなので、
どちらかというと、「足蒸し」という感じ。
場所は、地獄蒸し工房から少し下った「鉄輪むし湯」という施設のそばです。
地獄蒸し工房のすぐ横にもありましたが、混んでいたのでこちらを利用しました。


こんな穴に膝から下を入れます。
そして隙間をふさぐために、木の枠(矢印)を足の上からはめます。
なんとなく、罪人のような気分になるのは私だけでしょうか・・・。
結構熱かったので、わりとすぐに根を上げてしまいました(相方も同じく)。
お隣のお姉さん方は
「あっ気持ちいい!」
と言っていたので、私達が根性ないだけかもしれません(^_^;)
暖かい日だったので、もし肌寒い日だったら結構気持ちよかったかもしれません。


温泉街のネコ。ちょっとだけ相手をしてくれました。
この街は地面があったかい場所も多そうなので、ネコにはいい土地だろうなと思います(^-^)















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汐はるかと日向夏

2019年04月08日 15時42分21秒 | Weblog


もしかしたら福岡から引っ越すかもしれないので、
(相方は95%引っ越すと言ってます。ホントか?)
ここ福岡でしか食べられないかな?と思われるものを見つけたら、
思わず買ってしまっています。

「はるか」はわりとどこでも見かけますが、「汐はるか」は見たことがない!と思い買ってみました。

食べてみたところ、はるかと大体同じ味がしました(^-^;
はるかの亜種でしょうか。
「あたり」の味のものとハズレのものがあり、「あたり」は上品な甘さがあって美味しかったです。
(パッケージにも上品な甘さと書いてあって、イマイチぴんときませんでしたが、
確かに「上品」としか言いようのない甘さでした。「薄い」とはまた違うんですよね)
今は九州だけで流通している品種なのかもしれません。


切ったところ。
どんな食べ方がいいのか分からなかったので、最初はオレンジと同じように切ってみました。
個人的にはデコポンと同じように、房ごと食べたほうが良い気がしましたが、
結構タネが多いんです。
検索したら、日向夏と同じカット方法だと種を食べなくてすむとありました。

↑こんな感じですね。(日向夏の食べ方のイラストを拝借しました)
①の皮のむきかたは日向夏独特のものなので、汐はるかは③だけ真似をしたらよいのかなと思います。


ちなみに、「日向夏(ひゅうがなつ)」も九州で初めて知った柑橘です。
話がでたついでに日向夏もご紹介しますと・・・。

スーパーで購入。一袋約400円。
この日向夏は「白いわた」がほんのり甘い、不思議な柑橘です。
普通、柑橘のわたは苦いですよね。
宮崎は高千穂峡で初めて買って食べたのですが、
「わたが甘いなんて、そんなことある?」
と疑いながら食べたら本当に甘かったので、
「ほ、ほんとに甘い!世の中には色んな食べ物があるな~」
とカルチャーショックを受けました。
なお、果肉は普通の柑橘の甘酸っぱさです。


わたをなるべく残してカットしたところ。

ただこの写真のものはあんまり甘くなかった(^_^;)
苦くもなかったですけどね。わたをなるべく残して皮は薄めにカットするのが日向夏の食べ方ですが、薄く切れてなかったのか、ハズレだったのか・・・。

多分九州以外ではあまり見ないと思うのですが、もし見かける事があれば
試しに食べてみても面白いかもしれません。

個人的には日向夏の方がオススメですo(^-^)o







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波佐見町中尾山の桜陶祭(おうとうさい)と、漫画「青の花 器の森」舞台探訪

2019年04月01日 14時07分34秒 | Weblog

長崎は波佐見町の中尾山で3月末に開催された、桜陶祭に行ってきました。
(長文です)

最近知ったのですが、九州は器を作っている「窯元」が沢山ある土地なんですね。
波佐見、有田、伊万里など。
先日家からわりと近い場所で「全国陶器市フェア」があり、
試しに行ったらめっちゃ楽しかったので、この桜陶祭にも行ってみようと思ったのでした。

九州では春や秋に陶器市があちこちで開催されていて、
一番有名なのはGWに開催される「有田陶器市(波佐見陶器まつりも平行して開催)」。
↑有名なブランドがかなり安くなる事もあり、特に初日はアホみたいに混むそうです(^-^;

対してこの桜陶祭は、わりとこぢんまりとした規模のお祭りで
波佐見町の一部である「中尾山」という山あいに集まっている窯元を巡ろう、というものです。
(有田陶器市と比べたら小規模ですが、シャトルバス発着地近くの駐車場は満車が多かったです。私達が10時半に現地に到着したという事もあるでしょうが)

上の写真は中尾山の坂道の途中で撮ったものです。
壺が分かりやすかったので撮りましたが、塀にも陶磁器の飾りがあるのが分かるでしょうか?
そして中尾山は、名前が示す通りほぼ坂の町でした。
窯元も、かなり急な細道を登りつめた場所にもあったりして、足の悪い人にはちょっと厳しそう。
(わたしと相方も最後はへばってました(^-^;)。一応上から下へ降りる形で歩いたのですが、
運動不足と暑さにヤラレました。帽子持って行ったら良かったかも)


こんな細い路地も、窯元への道。


中尾山交流館の近くの橋横の桜。
ここが一番満開だったような?
(下へ降りるにつれて、疲れて桜どころではなくなっていったのもあります(^-^;)


中尾山のふもとのゲート。
帰りのシャトルバス乗り場に並んでいるところです。
3時頃に待ち始めましたが、30分くらいは待った気がします。
待つのに業を煮やした人が歩いているのがバスから見えましたが、
多分発着地まで40分はかかると思います。
体力に自信のある方なら・・・って感じです。

ちなみに器は中尾山では残念ながら今回求めていたものはなく、
シャトルバスの発着地近くの「くらわんか館」という施設で買いました(^-^;
(正価より2割くらいお得でした)
屋外で漫然と見て回ると疲れてしまい、「選ぶ気力」がなくなるようです。

なお、中尾山まで直接車では行けません。
中尾山から少し行ったところの「波佐見陶磁器工業共同組合」前から、
シャトルバスに乗って往復します。往復で200円ナリ(2019年春の情報です)。




さて実はこの桜陶祭に来たのは、漫画「青の花 器の森」に出てくる場所が見たい!
というミーハーな目的もありました。


上の女性が主人公。
上下でワンセットの見開きページです。

お話は、この中尾山を舞台にした製陶の仕事と恋愛の物語。
絵付けの仕事をしている女性が、短期で同じ工房で働く事になった器を作る青年と
ぶつかりながら一緒に器を作っていくというものです。

そんなわけで、以下コミックに出てきた場所の写真です。
器の写真はないので、興味ない方は読み飛ばして下さいm(_ _)m




↑お話の舞台になった窯元にお邪魔しました。


コミックだとこんな感じ。わかりづらいですが・・・。
桜陶祭では売り物が並べられていましたが、
普段はコの字の凹んだ場所で、絵付けの作業をされているのだと思います。


↑細長い板の上に、ずらりと並べられている処理前の?陶磁器。


実物を見るとかなり重そうですし、持ち歩くのは大変そうですが、
コミックでは、女性でも軽々と持っているように見えます(^。^;)
ただ、1巻で青年がひょいと持った時に女性が驚いているシーンがあったので、
普通はコツをつかまないとなかなか持ち歩けないものだろうとは思いました。



昔器を焼いていた「登り窯跡」から中尾山の町を見下して。
山の斜面に作られた窯跡で、コミック2巻の最後の方に出てきます。
写真を撮った場所は下の方で、まだまだ上まで続いていました。
ベンチはあと2箇所あったと思います。
ここで相方とお弁当を食べましたが、かなり暑かったです(気温21℃の日)。

登り窯の事をよく知らなかったので、wikiで調べてみました。
以下抜粋です。

「窯業で陶磁器等を大量に焼成するために、炉内を各間に仕切り、斜面等地形を利用し重力による燃焼ガスの対流を利用して、炉内の各製品を焼成時に一定に高温に保てるよう工夫された窯の形態のことをいう」

なんかダッシュ村で似たような窯を作って器を焼いていたような?
写真の登り窯は、世界で2番目に大きいものだそうです。
こんな山の急斜面に、よくもまあこんな施設を作ったものだと思います。
レンガ運ぶだけで一苦労ですよね。
しかも器をまた運ぶわけです。体力ないと無理~。


登り窯跡全景。


登り窯跡への道。
コミック2巻10話の表紙に描かれています。

体力不足のせいで疲れたけど、色んな器見れて楽しかったし、
コミックの舞台探訪は出来たし、満足のいく日帰り旅行でしたo(^-^)o





























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