goo blog サービス終了のお知らせ 

からすま日記

マンガ家挫折者、食いしん坊、の
マイペースな日記です。

拝み屋横丁顛末記

2010年01月28日 12時44分12秒 | 今読んでるもの
これもシェアモで借りているものです。

霊能力者、御祓い屋、拝み屋たちが住む通称「拝み屋横丁」で起こる騒動を描いたもの。
1話完結式で、基本コメディ。泣かせどころも少々あり。
作者はじいちゃん子だったのでしょうか、じいちゃん率が非常に高いです。
面白かったので、何回か読み返しています。
文庫化したら買おうかなぁ。

神去なあなあ日常

2010年01月24日 10時40分04秒 | 今読んでるもの
たたたた~っと読めてしまいました。三浦しをんさんの本です。
三浦さんの本は今までエッセイしか読んだことがなかったのですが、
おお、フィクションもちゃんと書けるんだ!(失礼な)と思いました。
エッセイがなにしろ妄想炸裂、しかもボーイズラブが好き・・・なのをセキララに語っているため、こういう一般的な内容のものも書けるんだと見直した次第。

物語は、高校を卒業していきなりど田舎、神去村の林業に就職させられた男の子が、村での1年を振り返って語る・・というものです。特に重いシーンはなく、楽しく、かる~く読めます。
最後の祭りのシーンは諏訪の御柱をモチーフにしたのかなぁ。
書店で「宮崎 駿さんがおすすめ」というポップを見ましたが、鬱蒼とした森、ちょっと不思議な山の話、春の野山の様子などはジブリで再現したら合いそうです。



親指からロマンス

2009年12月27日 11時17分03秒 | 今読んでるもの
ちょっと前にシェアモで借りて読んだ漫画ですが、笑えたのでご紹介~。

あらすじは・・・
マッサージ大好き!なマッサージ研究会の女子高生がある日見つけためっちゃ凝り凝りの男の子。
マッサージしたくてたまらない!と頼んだところ、「自分を惚れさせたら」と言われる。

ざっくり言うとそんな話です。
これだけだと「どこが笑えるの?普通のコイバナでしょ?」って感じですが(コイバナが主ですけれども)、
ところどころあるギャグ所が結構おかしい。
主人公の女の子に「ツボーズ」というツボの精;が見えるのも普通の少女漫画とは色が違う気がします。

ツボの場所と効用の解説シーンもあったりして、思わずツボ押ししてしまいました^^

貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術

2009年12月09日 23時05分13秒 | 今読んでるもの
・・・すごいタイトルですよね・・・。

寝る前にかるく読んでいたのですが、
この著者のダメさのオープンっぷりがすごいです。
収納用品を買いに行ったはずなのにどんどん横道にそれている・・・。
客観的に自分を見れているからこそ漫画にできているのに、
なぜ浪費が止まらないのか??
と不思議に思いました。

最初は
「こういう人がいると自分が少しましな人間に思えるなぁ・・」
と笑っていたのですが、
よ~く考えたら自分も似たようなこと(浪費)をしておりました;
目くそ鼻くそを笑っております。

漢方小説

2009年07月06日 22時10分51秒 | 今読んでるもの
本屋で見かけて変わったタイトルだなぁと思い、ノンフィクションか?と思ったらフィクションだったので、図書館で借りてみました。
このお話、好きです。なんだか妙におかしい。
げらげら笑いじゃなくて、ところどころ「くくっ」と笑える面白さがありました。
以下少しネタバレです。


冒頭は主人公、31歳独身女性がセルフロデオマシーンになって救急車で運ばれるところから始まります。
セルフロデオマシーン・・・・この小説の中のオリジナル言葉ですが・・けいれんみたいなものかと理解しています。
主人公はその後病院で検査してもらい、異常はないと言われます。が、実際体調はすこぶる悪い・・。
病院を転々とした主人公が、最後にたどりついたのが「漢方医」。その漢方医は西洋医学では訴えてもわかってもらえなかった症状を理解してくれ、その上かっこいい若い男性。半ば先生目当てで通う主人公なのでした・・・という感じのあらすじです。

よく考えたらあまり盛り上がりのないお話です。でもあっさりした読みやすい文体、ところどころ妙な笑いのツボにはまる表現、それと漢方のことも面白く、すらすらと読めました。
こういうあっさりしたお話の作家さんを見つけるとうれしいです。

Papa told me

2009年06月28日 23時05分54秒 | 今読んでるもの
今週末はちょっと風邪気味でもあり、マージャンにも行かず家でごろごろとマンガを読んでおりました。
ひたすらループで読んでいたのがこの漫画です。
図書館にこの漫画のコミック文庫(セレクト版)が置いてあり、試しに読んだら好みだったので思わずイーブックオフで10巻分注文しました。

内容は、やもめのお父さんとその娘(これが小学校中学年らしいがとてもそうは思えないしっかりもの・・)の短編集です。
お話もわりと面白かったのですが、この娘さんの着る服が毎回毎回おしゃれなことに感心しました。
本当に毎回違う服を着ています。靴やカバンもいっぱい持っている・・。お金持ちかと思うとそうでもないらしい・・・。
現実にはこんなおしゃれな小学生はいなーい!!とも思いますが、まあマンガだし、と思って見ると楽しいです。作者もこういう服をキャラクターに着せるのが楽しいのでしょうね~。女親が娘によくフリフリの服を着せようとしますけど、こういう感覚なのかもしれない・・と思いました。

エースをねらえ!

2009年06月04日 21時23分54秒 | 今読んでるもの
図書館に入っていたので思わず借りてしまいました(ウチの図書館はコミック文庫が豊富です^^)。懐かし~。
お蝶夫人はやっぱりインパクトありますね~。
喋り方も、容姿も・・・。
話の内容よりそちらに気をとられてしまいます。
洋服なんか全部家で洗濯できなさそうですよ~。






ラン

2009年03月12日 22時25分51秒 | 今読んでるもの
またまた大学図書館でゲットした森絵都さんの本です。グッジョブ大学図書館~。
これは結構面白く読めました。先日の「英雄の書」よりこちらが好きです。
**以降ネタバレありです**




あらすじは、
両親と弟を交通事故で一度に亡くし、育ててくれたおばさんも病気で死んでしまった、「死」に近い女の子。
似たような境遇の自転車屋のおじさんと仲良くなり、「モナミ1号」という自転車をもらうが、その自転車は亡くなった家族に会うための「レーン」を越えさせてくれる、特別な自転車だった・・・。

最初は「レーン越え」の描写が非現実的で馴染めず、どうかなあと思いつつ読んでいたのですが、主人公が自転車に頼らず自力で走ると決めてから会ったジョグ仲間がけったいな人ばかりで面白く、さくさくと読めました。
個人的には「むっつりな熱血」の大島くんと、「あの人は人間じゃない」の毒舌おばば真知栄子さんが好きです。真知さんは実際にこんな人がいたら怖くて近づけない…と思いますが^^;
最後はちょっとうるるときました。




英雄の書

2009年03月07日 23時00分49秒 | 今読んでるもの
春が近いせいか?ちょっと情緒不安定気味です。
それで宮部みゆきさんの新刊でも読んで気分転換を!と思ったのですが・・・
期待しすぎたのか?個人的にはイマイチでした;
「ブレイブ・ストーリー」がわりと好きなので期待してたのですが、
ハラハラドキドキ度が少ないといいますか。
ファンタジーの設定が難しくて、いまいち理解できませんでした・・・。
残念~・・・。



こわれもの

2008年09月29日 19時23分17秒 | 今読んでるもの
4人の作家さんによる、テーマを統一した短編集です。
この中の、花形みつるさんという作者が書いている短編が楽しかった。
アート少女、というタイトルだったかと思います。
(実はちょっと前に読んだのものなのでうろ覚えです・・・)

この作家さん最近結構好きだったりします。大体が児童書なんですけど。
どっか突き抜けてるというか、さばさばっとしています。
時々面白い表現をする人だな~と思います。
この本ではありませんが、整った顔立ちの男の子を指して曰く、
「クラスでいちばんお顔のつくりがていねいな男の子」
と言ったのには妙に受けました。小学校向けの本ですけど。

ちなみに「アート少女」のあらすじはこんな感じです。
**********************************
昨年までは、才能ある先輩たちが数々の賞を受賞していた美術部。
が、その先輩たちが卒業した後は歯が抜けるように退部が続き、今やフィギュアオタク、保健室登校ならぬ部室登校の男子、そして部長の根岸節子の3人のみになってしまった。
しかも成績重視の校長が補習のために部室を明け渡せと言ってきた。
どうなる美術部!?どうする根岸節子!?
・・・って感じでしょうか。
なんとなくすかっとしたい時にいいお話だと思います。






トモ、ぼくは元気です

2008年08月29日 10時24分40秒 | 今読んでるもの
いまいちやる気が起きないので、ブログ更新もごぶさた気味です^^;
そういう時、わたしは大体本に逃避するのですが、
これはわりと面白いなと思ったもの。

舞台はたぶん大阪。
ノーブレスで関西弁を喋る、マナカナのような双子姉妹が出てきます。
ベタかもしれないけど、他にも「あー、こういう人いかにもいそう・・」
という、こゆーい関西キャラのおっちゃんおばちゃんが出てきて、
東京(たぶん)から来た少年とのからみが楽しいです。







陰陽屋へようこそ

2008年05月05日 20時39分03秒 | 今読んでるもの
もう読み終わった本ですけど、まま面白かったので。
図書館に返しちゃったので、うろ覚えなんですけど・・。

中学生の瞬太と母親がある日見つけた「陰陽屋」。
そこでは美形だが性格の悪いその名も「阿倍祥明」がインチキまがい?の占いなどをやっていた。
瞬太はそこでバイトをすることになるのだが・・・という出だしです。
なんだか漫画になりそうなお話でした。
瞬太もマンガっぽい絵で想像できますし。
ネタバレになるので書きませんが、瞬太の設定が設定なので、
てっきりファンタジー系に走るのかな・・と思っていたらそうでもなく、
イロを付ける程度でした。
この続きはちょっと読みたいです。



医学のたまご

2008年02月29日 18時30分58秒 | 今読んでるもの
今話題の?「チーム・バチスタの栄光」の作者が小中学生向きに書いたものです。

*ちょっとネタばれかもです!


やっぱり医学関係のお話で、落ちこぼれ中学生の男の子が医科大学の研究生に抜擢され、大人の都合でトラブルに巻き込まれていくというもの。
物語の中で、主人公「薫」はゲーム理論の第一人者である父親とメールでお互いの状況をやりとりしています。
「ディア カオル・・」で始まるこのやり取りがほほえましい感じで私は好きでした。
父親は最後まで実際には登場しませんが、最後に、このパパあってのこのお話だなぁと思わせる顛末があります。
パパやるぅー!頼もしー!って感じです。
巻末に作者から読者へのメッセージがあり、「まだこのお話は続きます」とのことだったので楽しみです。

余談ですが、この物語は「横書き」で書かれており、最初はすごく抵抗がありました^^;若い人むけって感じですね。
でも抵抗感に負けずに読んでよかったなぁという読後感でした^^「チーム・・」も読んでみようかなぁ・・・。



配達あかずきん

2008年02月19日 11時47分20秒 | 今読んでるもの
これは私にとってはひさびさのヒットでした。
それはひょっとしたら私が以前書店員をしていたからかもしれないのですが・・・

ライトミステリー・・・という部類に入るんでしょうか。
書店にまつわるミステリーを店員が解いていく、というものです。
短編集で、1話目がツボでした!謎かけに謎で応えるあたりが。
書店員をしていた人なら
「そうそうそう!そうなんだよね!」
と100回くらいうなずいてしまいそうなエピソードもあります。
(書店員で無かった人には特になんのツボにもはまらないかもしれませんが;)
 
実際の書店ではこんなミステリーはなかったけれど(たぶん・・・)、あったら面白いだろうなぁというお話でした。
この本に出てくる書店を舞台にしたミステリーはあと2冊刊行されているとのことで、今から読むのが楽しみです^^






幸福ロケット

2008年02月06日 12時47分24秒 | 今読んでるもの
どっちかというと児童書に入るのかなぁ・・・という本です。
(ヤングアダルトコーナーにあった)
ざっくり言ってしまえばガールミーツボーイのお話。
しかしそんなに可憐なお話ではありません^^;
小学生の女の子の視点から語られるのですが、
あんた関西人か??というほど「つっこみ」があり、ところどころ笑えました。
作者はお笑い芸人をネタにした著作で賞をとっているので、そのへんが由来かなぁと思われます。
読みやすい文章でした。