世代的に少しズレているという事で流し読みしただけだったvol.1だが、あれからじっくり読んでみて1つの掘り出し物に出会う事ができた。
「がんばれ!ドンベ」
正直、ちょっと泣きそうになった。切ない。おバカな登場人物のおかげで表面上は少年漫画の体裁を保っているが、これはスレた大人が読むべき漫画だろう。この漫画を覆う空気はかなり重く小学生にはちょっとヘビーすぎるんじゃないかと思うほどだ。当時の小学生はこの漫画を理解できていたのだろうか?リアルタイムで読む機会が無かった私には知る由も無い事であるが、私ならたぶん「アケミちゃんエロいな」くらいにしか感じてなかっただろう。どの時期に出会ったかによってこの作品の評価は大きく変わるはずだ。だから色んな経験をした今、この漫画に出会えたのは本当に幸せな事に違いない。
さて、本題本題。うちの地方でもvol.2が発売されたので早速買ってきた。今号はやはり「ゲームセンターあらし」「金メダルマン」そして「おじゃまユーレイくん」。
「あらし」のミサイルコマンドの話は覚えてた。普通にゲーセンで遊んでたら米国(作中ではA国)に拉致られて核ミサイル迎撃をさせられるという無茶っぷりが今読んでも最高!話がムダにデカくなるのが「あらし」の醍醐味だな~。かと思えば運動会で大画面ゲーム対決みたいなスケールがデカいのかちっこいのか分からん話があったりするのだけど。
「金メダルマン」は前回触れた「頭がキレる」ネタの話が収録されていたのだが、読み返してみてやっぱりこのネタは子供にはピンと来ないだろと思った。でも「金メダルマン」は今読んでも面白いな~。
で、ある意味メインとも言える「ユーレイくん」。これだよ、この小中学生が好みそうなエロが最高、そして神。読んでる間は間違いなく頭の中は小学生だった(笑)こだまちゃんがクラスメイトと百合展開になっていく今回の収録作は初めて見たんだが、まーよくコレがコロコロに載ってたなと改めて感心しちゃったよ。復刻版買い逃したのがつくづく悔やまれるぜ。
そうそう、「あさりちゃん」が今も連載が続いてるってのにはビックリした。
ミサイルコマンドちゃんと配信されるヨナー
ちょうどあらしを読んだあとにミサイルコマンド配信の
ニュースだったんで「なんたる偶然。さてはあらしに合わせての配信か!」
と勝手に妄想してたんですが・・・。残念でしたな。
久しぶりにMSにしてやられたって感じです。