難易度ノーマルで開始。今作では仲間が死んでもゲームオーバー。仲間はいてもいつの間にか死んでるもの・・・というか自分で手一杯なのに勝手気ままに動く仲間のHP管理なんかやってられるか！と前作まではそうだったが、今作の仲間はドラクエの作戦のように行動方針を設定する事ができる。ある程度の制御ができるようになったという事だ。それでも、基本仲間は勝手にやってくれ派の自分としては仲間死亡＝ゲームオーバーはうざい仕様変更だ。
村の建物に出たり入ったりする時の長い「間」や、ダンジョン内で背景オブジェクトにアイテムが隠れて視認しづらい事がある・・等、細かい部分での粗さが目に付くものの、やってる事はおなじみのシレンなのでその点での面白さは不変。ローグライクである限りよっぽどマズイ料理の仕方をしなければ面白いのは当たり前だけど。
１つ目のダンジョンを突破して（とは言ってもたかだか3Fしかないが）イベント後にいきなりボス戦ときた。これがシレン3だ。今回はLV継続制が取られている。つまり関所の役目としてボスが投入され、普通のRPGのように適正LVまで育てる必要があるという事だ。これを是と取るか否と取るかで評価が真っ二つに分かれるところだが、やっぱり古くからこのシリーズで遊んでいる人間としてはLV継続制には素直に賛同できない。ただ、過去シリーズがそうであったように本編クリア後が本番というのは今回も変わらないらしく、いつもの死んだらLVリセットの隠しダンジョンがちゃんと用意されているとの事。また本編をクリアしなくても「どこでもダンジョン」というアイテムでLVリセット制ダンジョンに潜る事ができる。これは道具持込が可能なので武器を鍛えたりする時に役に立つ。
さて、シレン3はオンライン要素が充実しているがその中でも気になっていた「ダンジョン対戦」を試してみた。これは同じダンジョンを早くクリアした方が勝ちというもの。「ダンジョン対戦」の項目を選ぶと相手が見つかり次第即対戦となる。ロビーは無し。画面右上部に相手の行動が文章で逐一表示されるが、はっきり言って対戦中はそんな物を読んでいる余裕などない。本編のように先の一手を考えて・・などと悠長な事をやっていても勝てない。結局はスピード勝負になってしまうのが残念。時間制限を設けた上で獲得アイテムなどでポイント勝負のような形にした方が良かったのでは？