民主党の鳩山由紀夫・元代表は27日、仙台市内で記者団に対し、衆院宮城2区と福岡2区の補欠選挙(4月24日投票)について、「2敗したら党内がもたなくなる。執行部の責任論が止まらなくなる」と述べた。両補選ともに民主党候補が敗れた場合、執行部の責任問題が浮上するのは避けられないとの見通しを示した。
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一度こてんぱんに叩きのめされたほうが、立ち直りやすいんじゃないかと思います。今の民主党は責任ある野党もとい「政権準備党」というよりは、自民・公明・共産じゃない「何か」としか表現できないと思うんですよ。要するにごった煮。あるいは寄せ集め。重要な審議に際しても党内の意見すら一致しない状況では、政権を取った所で内部分裂で立ち行かなくなるのが目に見えていますし。多様な意見が内在するのは、それはそれでいいことだと思いますが、幾らなんでもちょっと「混在」しすぎではないかと。
本来、政党というものは、同じような意見を持つ人たちが集まるものだと思っています。が、民主党に関しては逆なんですよね。先に「民主党」という器を作っておいて、後からその中に人をどんどん入れていく。しかも、それが同じ意見を持つひとだけではなく、数=力ということで何でも放り込んでいく。そういう意味では、現在の民主党の混乱も自業自得と言えないかもしれません。
自民党も、最大野党がこんな体たらくじゃ、楽でしょうねぇ…。