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沖縄・石垣市長「尖閣視察したい」

2005年03月13日 | その他
沖縄県石垣市の大浜長照市長は12日、尖閣諸島について「海路、空路を問わず、見てみたい」として初めて現地視察を行う意向を示した。
尖閣諸島の住所は同市登野城で、大浜市長は「行政区である現地を見るのは、首長として当然の職務。ただ、中国や台湾を必要以上に刺激しないよう配慮したい」と話した。

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えぇと、どこから突っ込めばいいのやら…。
まず、「初めて」というのはこの「当代の」市長さんが初めて視察を行うというのか。あるいは、「石垣市の首長」として初めて視察を行うのか。後者だったら凄まじく問題だと思うんですけど…。別に全ての市町村の首長に対して、「管轄の土地、全部見て回れ」とは言いませんが。言いませんが…なんだかなぁ。
あと、尖閣諸島が中国ともめているというのは知っていましたが、台湾は初耳でした。中国と同じで、地下資源が発見されてから主張してたんだったら、なんていうか…「台湾よ、お前もか!」てなカンジなんですが、はてさて。それにしても、台湾はさておき、中国はもう何をやっても反発しそうなんて、まったく気にしなくてもいいんじゃないか、と思います。
最近の中国見てると、確かに外敵を作るのは内側をかためるための第一歩だとは思いますが、いささかやりすぎてコントロールしそこなってるように見えます。アメリカも同じですけど、あの国の場合は上手く裏で渡りをつけて、相手に上手く敵役を演じさせているようなんですよね。敵役が存在しないと国としてまとまらない、という問題を、もうずっと抱えているわけですから、現在の相手との戦いに勝つのと同時に、次の敵役を見つけておくとか、ちゃっかりしてそうなんですよ。実際、欧州→ソ連→日本→イラク、とそれなりに外敵を見繕っていますし。アメリカ政府も一時しのぎということを承知の上で、国民が沸騰する前に上手く沈静化させているようでしたし。
実際問題として、中国側の取れる手段というのは少ないんじゃないかな、と猫西は思います。相当な大義名分を持たず、世界の中でもある程度注目度が高い日本相手に軍事行動起こすのもまずいでしょうし。失礼な話ですが、ほとんどの人に名前が知られていないような小国ならさておき、日本を相手に軍事行動を起こせば、ある程度マスコミによって世界にニュースが流されてしまうと思うんですよ。日本は世界経済の中で、ある程度の位置を占めていますから、当然その分情報の流れもあるでしょうしね。
領土問題を解決する国際裁判所があるらしいので、いっそのことそこでさくっと解決しちゃえばいいのになぁ…。