にぅすの小箱。

ニュースに対する感想をつらつらと。会話の小ネタにどうぞ。

容疑者宅を捜索したら…「オレオレ詐欺」電話中 滋賀県警、男女4人

2004年09月30日 | 政治
「オレオレ詐欺」で京都府綾部市の無職女性(80)から約80万円をだまし取ったとして、滋賀県警捜査2課などは29日、大阪府堺市土師町、無職立石卓司容疑者(44)ら二人を詐欺容疑で逮捕。捜査員が立石容疑者宅を調べた際、オレオレ詐欺の電話をかけていた大阪府東大阪市長田西、無職鈴木洋子容疑者(48)ら男女四人を詐欺未遂容疑で逮捕した。調べでは、立石容疑者らは6月中旬、無職女性に宝石店員を装って「娘さんが宝石を万引きし、逃げる時に壊した」などと電話をかけ、79万5千円を指定講座に振り込ませた疑い。
鈴木容疑者ら四人は、滋賀県近江八幡市の女性(88)に「おばあちゃん、私」などとうその電話をかけている最中だったという。


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正直、オレオレ詐欺がこれだけ警戒を呼びかけられているというのに、いまだにお金を振り込むひとがいるという事実のほうがびっくりします。ていうか、不況とか言われてるのに、うん十万て金をよくぽんと振り込めるなぁ…。猫西の家はお金の余裕はまったくありませんので、どれだけがんばっても1週間ぐらいかかってしまいますけど。多分。
容疑者に対しては、神戸の震災のときに自販機ドロボーやらかしてた人が地震で自販機が倒れてきて、逃げるに逃げられなかったのと同じくらい間抜けやな、と思いますけど。結婚している方は大抵主婦と書かれますので、おそらく独身なんでしょうけど、40過ぎて詐欺未遂で逮捕というのもなかなか侘しい人生じゃないでしょうかね。いい年して何やってんだか。
最近は警察官が示談を提案することはないというツッコミに対応して、弁護士が示談を提案する、という設定で電話することもあるそうです。犯罪にはアンテナを張り巡らせて、きちんと対応できるようにしたいものです。

ミサイル発射準備を否定

2004年09月29日 | 国際
北朝鮮の崔守憲外務次官は27日、国連総会が開かれているニューヨークで、新華社通信との会見に応じ、北朝鮮で弾道ミサイル発射準備ともとれる動きがあることについて「(そうした)報道は完全にでっち上げだ」と改めて否定した。
新華社電によると、崔次官はその上で「1998年に衛星を地球軌道に送っており、我々には、大陸間弾道ミサイルを発射する能力が十分ある」と強調した。(北京支局)


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正直、論点がよく分からない記事というか会見内容というか…。ミサイル発射準備を否定しつつ、かつ実際打ち込めることを強調って矛盾してやしませんか。おとなしくしたいのか威嚇したいのかよく分かりませんね。否定をするならするで、そうした気配は微塵も見せるべきではないですし。ミサイルを撃ち込めるということは、そうした意志があると見られかねませんから、うかつに意思表示するのは周囲の警戒感を煽るだけではないでしょうか。
…多分、一番の疑問は、この記事が、「国連総会が開かれているニューヨーク」からの発信ではなく、「ニューヨークへ取材にいった『北京支局』」からの記事だということではないでしょうか。北朝鮮と日本て、情報ルートが少ないんですねぇ…。

三洋「HD DVD」採用

2004年09月28日 | 経済
三洋電機は27日、次世代DVDの事業で、東芝やNECが提唱する「HD DVD」の陣営に参加すると発表した。東芝など主要企業とともに業界団体「HD DVD プロモーショングループ」を来春にも設立し、共同で展示会を開いて規格の普及を図る。
HD DVDはDVDと同じ構造で、製造コストが安いのが特徴だ。三洋は「既存の技術やソフトが生かせるHD DVDの方が消費者に浸透しやすい」と判断した。HD DVDグループは、ディスクの情報の読み書きに必要な光学部品で世界シェア(市場占有率)トップの三洋の技術を活用し、競争力を高める。

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隣にあった「業界最速充電15分 デジカメ電池発売 三洋」てのとどっちにしようか迷ったのですが、猫西はデジカメを持っていないのでコチラにしました。どっちも三洋なんですけどね。
自分トコの技術が標準規格になれば、そりゃ企業は潤うでしょうけども…消費者にしたらどっちでもいいんじゃねぇの、という話かと。こういうハードの規格争いってのは、結局のところ「どちらがより良いソフトをより多く提供できるか」で決まると思うんですけどね。PS2vsSSなんて特にそうでしたけど、技術的に優れているほうが必ず残る、というわけではないですから。もっとも、ゲーム機と違って録画ができる(つまり消費者がソフトを生み出せる)DVDともなれば、また違うのかもしれませんね。
今回の次世代DVDは、Blu-ray(ソニー、松下)vsHD DVD(NEC、東芝)なんですけど、前回のベータvsVHSでは、ベータ(ソニー、東芝、三洋)vsVHS(日本ビクター、松下、日立、三菱、シャープ)でした。企業同士というものはそんなものなんでしょうけれど、前回は敵だったソニーと松下が今回は仲間になったり、逆に前回仲間だった東芝とソニーが今度は敵同士になったりと、組み合わせも変わっていますね。三洋は連続で東芝と同じ陣営ですけど、仲がいいのかなぁ。
とりあえずどっちにしろ、互換性があるといいんですけどね…。無理だろうけど。

地震後2秒で警報「ユレダス」刷新へ

2004年09月27日 | その他
地震時に東海道新幹線を自動的に減速するJR東海の警報システム「ユレダス」が刷新される。地震検知から2秒で警報を出せるようになるほか、不必要な警報も半減できるなど、スピードと制度がアップする見込みで、同社は来年度中の導入を計画している。
ユレダスは1992年に運用開始。地震初期の小さな縦波(P波)をとらえて警報を出し、新幹線を減速させる。沿線など14か所に地震検知点があり、コンピューターでマグニチュード(M)や震源からの距離を算出し、変電所を停電させて新幹線を減速させる。
新ユレダスでは、解析する手法を改良。警報発信までの所要時間を現在の3秒から2秒に短縮できる。
一方、トンネルや高架橋の破損や脱線といった被害が起こりえない小規模な地震の場合、不必要な警報を出すわけにはいかず、精度も課題だった。


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凄いヨ、というよりも前に、「ユレダス」なんて小林製薬みたいな名前、誰が考えたのかが気になります。
正直、3秒が2秒に短縮って1秒しか変わらんやんけ、と突っ込みたくなりますけれど、よく考えたら新幹線なんてとんでもないスピードで走っているわけですから、1秒の違いが結構大きいんでしょうね。
………しかし、それにしても、ユレダス……愉快すぎる名前に、それ以外に突っ込めませんな。

露大統領顧問が早期批准を示唆

2004年09月26日 | 国際
ロシアのアンドレイ・イラリオーノフ大統領顧問(経済担当)は24日、タス通信に、地球温暖化防止のための京都議定書について、「(批准)問題は早期に解決されるだろう」と述べた。ロシアの未批准で発行が遅れている議定書の批准に向けた準備をプーチン政権が加速させ始めたことを示唆するものだ。
同顧問はこれまで「京都議定書には科学的根拠が無い」「ロシアの経済成長を制約する」と述べるなど、批准反対の急先鋒だった。
23日付の露有力紙コメルサントも、プーチン大統領が9月11日の安全保障会議で、セルゲイ・ラブコフ外相ら主要閣僚に批准準備を急ぐよう指示したと報じていた。


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確か京都議定書はアメリカが一抜けたしたので、微妙に意味があったりなかったりなレベルだったような気もしますが。そうか、ロシアも批准するかもしれないのか…。
京都議定書はほとんどの国がサインはしたものの、正式に効力を持つにあたって幾つかの条件がつけられているようです。

ひとつが55ヶ国以上が批准すること。もうひとつは、批准した国々の1990年に排出した温室効果ガスの総計が、先進国の排出したガスの55%以上になること。
批准てのは、政治家が勝手に独断でその協定にサインしたのではなく、その後でも前ででも、国民の総意としてサインしましたよ、と認めることです。日本では衆議院で可決されたら、日本という国として正式にサインをしたと国際的に認めることになります。国によって批准の方法は違うようですけど。

で。問題はふたつめの「55%以上」でして、一番たくさん温室効果ガスを出しているアメリカが抜けたせいで、クリアしにくくなっていたのです。つか、ぶっちゃけ2番目に多いEU、3番目のロシア、4番目の日本が批准しないことにはもうどうにもこうにも進まなくなっていたわけです。
今までは「寒いから暖房使わなきゃやってられねぇ=排出される温室効果ガスを減らしたくない」とかってロシアは今まで言ってたみたいですけど、どういった心境の変化なんでしょうね。
…それよりも気になるのが、参考に見たWWFジャパンの『先進国』の中に、中国が入ってないってのがひっかかるんですけど…。中国は今、がんがんに石油使って(こないだの新聞に、ロシアに対してパイプラインをひく代わりに石油をもっと寄越してほしいと言ったみたいな記事がありました)経済成長著しい代わりに、沿岸部では公害がだんだんひどくなっているようです。それが偏西風に乗って日本に来ることを考えたら、単純に中国の経済成長をあおるのではなく、もう少しクリーンなエネルギーの使い方に考えの矛先を向けるようにするほうがいいと思います。

「響30年」が英で最高賞 サントリー

2004年09月25日 | 国際
サントリーのウイスキー「響30年」が、英国の酒類国際コンテストである「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」の最高賞「トロフィー」を受賞、23日、同社の鳥井信吾副社長が出席してロンドンで授賞式が行われた。
スコットランドなどでウイスキー造りに従事する現場責任者が審査員になり、銘柄を伏せたまま約300品について味や香りなどを評価した。9回目となるこのコンテストで、日本のウイスキーが最高賞を受賞したのは初めて。(ロンドン=土生修一)


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新聞が誤植でないとするのであれば、『ウィスキー』ではなく『ウイスキー』が正しい日本語ということになることに今気づきました。もっとも、新聞といえど人間が書くものだし、何よりも1週間に1度はあほな中学生でも発見できる誤植があった大新聞さえあるぐらいですから、新聞=正確な日本語と思い込むのは危険ですが。
ともあれ、日本のウイスキーも此処まで来たのか、と思うといささか感慨深いものがありますね。サントリーを立ち上げた鳥井さんも、最初は大変苦労なさったそうですし。特にウイスキーの本場とも言えるイギリスのコンテストで、というのが凄いです。イギリスはウイスキー(特にスコッチウイスキー)に関してはそりゃもうびっくりするほどプライド高いですからね。日本でも有名なショーン・コネリーが日本のウイスキーのコマーシャルに出演したせいで、『サー』の称号剥奪されたなんて話まであるぐらいですから。日本にとっての日本酒と同じぐらい、文化と密接にくっついた、特別なものなんでしょうねぇ。
30年というからには、おそらく30年前に仕込まれたもので、そのお酒を作った方はもう退社なさってるかもしれませんが、その志と技術とを継いで、より美味しいお酒を造って欲しいものですね。
…ちなみに、サントリーの社名が社長の『鳥井さん』をひっくり返して生み出されたのって、普通に知れ渡ってることなんでしょうかね…?

建設計画が中止 上海の映画テーマパーク

2004年09月24日 | 国際
23日付の中国系香港紙「文匯報」は、米国のユニバーサル・グループと中国企業が2006年の開業を予定していた映画テーマパーク「ユニバーサル上海」の建設計画が中止になったと報じた。
テーマパークの運営母体となる米国のビベンティ・ユニバーサル・エンターテイメント(VUE)が、米国のゼネラル・エレクトリック(GE)傘下のNBCテレビに合併されて経営方針も変わり、上海のテーマパーク建設に対する関心も薄れたとしている。


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「ユニバーサル・グループて経営状態悪かったんか」と思ってしまうのは、企業の吸収合併や買収なんかがあまり行われない日本から見れば、仕方の無いことかもしれないと思います。アメリカなんかではその辺が当たり前に普通に行われてて、合併=破綻寸前というわけではないんでしょうけれど。
合併後の方針が180度転換なんてのも別段珍しい話ではないことですけれど、ユニバーサル・ジャパンの規模を考えると、長くてもあと2年ちょっとで完成するはずのものを、この時期に中止ってのもかなり急な話ではありますね。用地買収はもう済んでいるだろうし、下手したら大まかなアウトラインは決められて、整地も済んでたかもしれないですし。2006年の何月オープン予定だったかはわかりませんが、工事で地元に落とされる金はまだしも、その後見込まれていただろう観光客の増加がふいになったわけですから、上海としてはかなり痛いんじゃないでしょうか。
…幾ら経営方針が変わったからって、日本から撤退なんてことはないですよねぇ…多分。

日本一番嫌いでも一番の手本 韓国人意識調査

2004年09月23日 | 国際
「日本は一番嫌いだが、一番見習わなければいけない国」――。韓国紙中央日報が22日付で発売した韓国人の意識調査でこんな結果が出た。
「最も嫌いな国」は日本が41.0%で、米国の24.3%、北朝鮮の10.8%に大差をつけてトップ。しかし「最も見習わなければならない国」でも日本は32.8%で、米国14.3%、中国9.7%を大きく引き離し、韓国人の複雑な対日感情を示した。
また「最も好きな国」は米国が14.3%、オーストラリアとスイスが13.7%。「最も警戒しなければならない国」は中国が44.3%とトップで、米国が28.8%、日本が14.7%の潤だった。
調査は8月19日から9月10日まで成人男女1200人を対象に行われた。(ソウル=共同)


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基本的にお隣の国ととっても仲がいいというのはよっぽどのことじゃないとありえねぇだろ、と思っているので、嫌われててもショックはないというか、むしろそんなものだろうと思います。「お隣さんなんだから仲良くしないと」という日本の考えのほうがよっぽど珍しいものだと思うんですけどね。お互い自国の利益を考えて当然ですから、多少の緊張状態はむしろ健全じゃないでしょうか。とはいえっても、中国みたいに国境を接しているほとんどの国と国境紛争を抱えるのは問題ですけど。
一番嫌いな相手を一番見習おうとしている以上、余計に屈折した嫌悪感が湧き起こりそうですけど、どうなんでしょうね。経済的に追い越した暁には、今までの憎しみを込めてこれでもかと罵倒しそうな気もしますが。アジアの中で、善きにつけ悪しきにつけ、日本というのは相当目立つ存在なだけに、目をつけられるのも仕方が無いのかもしれませんね。
猫西は韓国ブームには興味がなくって(興味あるのは韓国のウランとプルトニウムだけです)、ヨン様っていうかスマイリー菊池もどーでもいいので「ふーん、そう」ですむ話ですけど、韓国好きーな人にとってはショックなアンケート結果かも。アンケート結果というのは設問や回答の選択肢のニュアンスによっても変わってくるものですから、一概に比較はできませんが、日本でも是非やってほしいものです。
……ところで「一番嫌い」で「一番見習わなければならない」けど脅威とは思っていない、ということは、要するに舐められている、ということでしょうかねぇ…。

コメ作況指数「平年並み」101

2004年09月22日 | 社会
農林水産省は21日、集計中の2004年産米(水稲)の9月10日時点の全国平均の作況指数(平年作=100)が101となる見通しを明らかにした。
今夏は高温で日照時間の長い日が続いたため、豊作も予想されたが、台風が連続して国内に上陸して一部地域が被害を受けたことから、ほぼ平年並みになった。
天候不順だった2003年は、9月15日時点の作況指数は92と十年ぶりの不作だった。


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予想外に良かったな、と。
台風がやたらめったら直撃して、今年はもっとダメかと思ってたんですけどね。意外と普通のようです。豊作だったら豊作だったで、価格の変動とかいろいろあるので、平年どおりってのが一番じゃないかとも思ったり。
7月の時点では、豊作→米余る→米粉パン急増とも予想していましたが…。
日本は食料自給率がかなり低いですけど、せめて主食の米ぐらいは自国で賄えるようにしたいですね。農家の方はご苦労さまでした…ってまだか。
………そういえば、去年って不作だったのか…。

南海地震に備えHPで津波解説

2004年09月21日 | 社会
南海、東南海地震への防災の必要性が高まる中、高知大のホームページにある「南海地震に備える」は、被害が予想される地域の人たちに役立つ内容になっている。
理学部自然環境学科の岡村眞教授らのグループが作成。地震の歴史や仕組みなどを掲載。「津波の波」コーナーでは「海がふくれてやってくる」津波の特徴を図解入りで説明、台風の波との違いがわかる。
研究グループは過去の地震の被害地域で聞き取り調査も実施するなど総合的な研究を実施。岡村教授は「お家のように台風の波浪が10メートルを超えるようなところでは、津波の怖さがわかってもらえない」とし、地震への理解を深めるよう呼びかける。ホームページはhttp://www.kochi-u.ac.jp/JA/


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えっと、実のところ猫西のよーに山の裏側に住んでる人間にとっても無縁のモノだったり。

正直、瀬戸内に面する山の裏側の中腹に住んでるため、津波なんて当然単語を知ってるだけものだし、床下浸水だって凄く他人事だし(猫西の家が床下浸水ということになったら、神戸市ほぼ全域水没してます)、気になるのは雨による地滑りと地震だけだったりします。六甲山の岩の脆いらしくてちょっと心配ですけど。
こないだの三重近くでの地震でも、1メートルの津波とのラジオを聴いて、1メートルなら大したことないんじゃねぇの、と素で思うぐらいには無知です。あとで聞いた話によると、津波で怖いのは当然押寄せるときの破壊力ですが、一番怖いのはその後、退いていくときの力だそうです。押寄せて、戻るときに人も建物も一緒に引きずり込んで飲み込んでいくんだとか。
いわば都心部でビルが多く、津波なんて平気そうに見える大阪で、「タスカルタワー」なんてのが発売されているのも、やっぱり平野部で海に面しているせいもあるんでしょうね。神戸はねー…海から山のふもとまで最短で徒歩30分くらいだから…。
ともあれ、日本はやたら天災の多い地域ですので、あらかじめ知識を蓄え、災害に備えることは必要だと思います。