大阪府立大の東久雄教授(航空宇宙工学)の研究グループが、府内の中小企業6社と協力して開発した小型ロケット(全長2.2メートル、重さ14キロ)の打ち上げ実験が20日、大阪府堺市の埋め立て地で行われた。ロケットは地上約50メートルまで上がり、グループは「打ち上げ自体は成功」としている。
発射後約3秒後に高度50メートルまで達したが、先端に取り付けたパラシュートが開かず、軟着陸はできなかった。グループは機体を回収してデータを分析し、原因などを究明する。
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小型ロケット打ち上げは素直に凄いと思うんですけども、50メートルという距離が……………なんというか。ロケット関連はあまり詳しくないんですけども、50メートルだったら普通に凧とかでも揚がる距離じゃないかなぁ、と思ってしまいました。それとも、予定ではもっと上がるはずだったとかかな。それにしても2メートルちょっとのロケット…小型すぎ。
大阪といえばまいど1号の話もありますし、こうした地元の町工場の職人さんたちと連携してのロケット産業が発展するかもしれませんね。最近関西の経済はいまいち元気がないから、こういうのもアリかもしれない、と思います。日本の工業の基礎って、結局はマニアックなものづくりだとも思うので。
しかしこの小型ロケット、何につかう予定なんだろう…。この小ささでは宇宙空間に出ることは不可能でしょうし。せめて飛行機とぶつからない高度まで上げないことには、どうにも使えないんじゃないかと思いますが…まぁ、この手の実験って、利用価値よりも、実験→データ取得→改良→実験…という過程にこそ意味があるのかもしれませんしね。