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晴天

2008-07-14 21:04:02 | ケープタウン
土日天気は最高だった。こんなときに限って足がない。最高のスカイダイビング日和だったんだけど、残念。真剣にタクシー乗っていこうかと考えたが、あまりに金銭的に非現実だったので断念。結局、土曜日はCandiceとLion's headにのぼり、日曜はまた、Lion's headにSallyと登った。遠くの山にはまだ雪がかかっていて、セスナから見ると最高だろうなと。。

天気がよかったので登山客も多かった。学生か、ボランティアか知らないが、以上にアメリカ人が多い。小さな子供から犬まで家族連れで登っている。途中、はしごやチェーンなどをつたって登らなければいけないところもあり、足を踏み外すとまっさかさまである。頂上でもあったかく皆、リラックスして、持参したサンドイッチやお茶などでまったりしるのである。

土曜の夜、プレトリアにすむJudithから久々に連絡があった。彼女と僕は以前、列車で一緒に働いていた。今、Sowetoで彼女の生い立ちのドキュメンタリーを撮影していると聞いて驚いた。彼女のウェブサイトを見たロイター通信が彼女に打診し、撮影までこぎつけたとのことである。彼女は、南アフリカの言語12のうち10を話せるし、すごく聡明だ。僕も彼女も列車で働いていたころはいつまでも列車に乗ってられないのはわかっていながらも悶々としていた。

南アフリカだけでなく、海外のいくつかでも上映されるらしいので楽しみである。また、彼女はCateringのビジネスも始めてアフリカ料理はいろんなところに仕出ししているようでこれまた感心。彼女のような人が成功するのを見るのはうれしいしもっと成功してほしい。

今、Waterfrontで国際ドキュメンタリーフェスティバルが開かれており、昨日の夜、AngelaとHunter S Thonmpsonの伝記をみた。ジョニーデップFear and loathing in Las Vegasを見たことある人ならわかるだろう。土曜に髪をAsh-blondに染めたばかりで緑色っぽい金髪でなかなかいい色だ。Gonzoスタイルと呼ばれるジャーナリズムを確立した彼の生き様はドラッグ、女、銃、政治にまみれており彼の書くものは人々の強烈な印象を与えた。Angela自身、ジャーナリストでありThompsonのファンである。彼女は去年までInstyleで書いていたが今はO(Oprah Winfrey)MagazineでFeature Editorをしている。また、2,3日前にInstyle時代の上司から連絡をもらい、本を書くオファーを受け、最高に興奮している。ANCによってスポンサーされるこのプロジェクトは要政治家(主にアパルトヘイト時代に監獄されていた)をインタビューし本にするという企画で、予算は莫大で子供のときから物書きが好きだった彼女は夢のような話である。また、普通では絶対インタビューなどできない要人にインタビューでき、ラジオ、雑誌の経験がありすでに華やかな彼女の履歴書はこれによって無敵になる。出版されるまで、山のようなリサーチと勉強が必要だが彼女は大興奮で、がんばってほしい。車、家、また常に雑誌、ファッション業界ありがちな常に華やかさを保つために金も使ってるし、報酬の高いこのプロジェクトは彼女にとって大飛躍である。彼女の最初の本がうまくいけば、6シリーズまでの計画があるとのことで、すさまじいチャンスだ。最初は興奮しすぎて、彼女はうまく説明できず何を言ってるのかわからないほどだった。決して、棚から牡丹餅などではなく、必死にがんばってきたし、暗黒の精神時代も送っている。彼女は書くことに意味を見出しているし、自分を表現する術をもっている。

皆何かしら自身を幸せするもの、意味を見出せるもの(意味に重点を起きすぎるのも別かもしれない)がないとつらくなる。うまいものを食って、いい車に乗って、女の子と遊ぶのも浅はかに見えるかも知れないが自身が幸せなら追求すればいいし、他人がどうこういうことではなく勝手にやればいい。何らかの形でも自分を表現できたと感じる一瞬はかけがえのないものに思える。我ありと微々でも感じるのがうれしい。本の中に1文でも自分自身を表現することを助けてくれるものに出会う、もしくは自分自身の理解を助けてくれるものに出会うと救われる気持ちである。


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