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ボーリング

2008-11-24 23:23:57 | ケープタウン
金曜、Christoffのバースデーパーティへ。Facebookの招待状をたいして読みもしなかったので、ハウスパーティか、どこかの会場かと思い、自分の飲み物は自分でとジュースを持っていったら、貸切とはいえ公共の場でありバーもあったので持込できず、ビールを買うと、15ランドで2ランド足らず、しかし、すでにビールの栓はすでに抜かれていたので正直に金がないというとバーの姉さんはそれでいいと言ってくれた。



パーティ会場は、Ze German bowling alley。Roeland StからHope Stへ入りテーブルマウンテンの方へ向かってOrange Stをあがり、左に曲がったところにある。ケープタウンに何年も住んでいながら存在すら知らなかったし、みんな知らなかったと言っていた。



話によるとアフリカで一番古いボーリング場とのこと。最初は、誰かの家でボーリングの遊びか、古きよきボーリング同好会クラブハウスの名残の場所かと思っていたが、いまだ健在のボーリング場で、強烈な印象を受けた。尋常ではない。これがまさに20世紀初頭、ご夫人、紳士が玉ころがしに興じたそのままの風景なのだろうと感動し、笑いが止まらなかった。



レーンは2つで、ピンは9本。玉の大きさは通常のものよりずっと小さくがサイズは大小あり、指を入れる穴はない。そして、何ともいえない味がレーンの後ろにいる2人。2人(1人1レーン担当)の輩がピンをまさに手動、彼らが次から次へピンをまさに人力で立てていくのである。そして、ボールを2レーンの間にある木の溝を通して返してくれる。



レーンはまさにゆがんでおり、ゆっくり転がすとほとんどが真ん中に向かって進んでいく。どんな角度で1番ピンに当たってもストライクを不可能に見えた。最高で7本をいっぺんに倒したが、それが限界。2チーム(1チーム5人)に別れ、どっちが先に全ピン倒すか競争。ルールはボールをいくらでも次から次に投げてよく、とにかく早く全ピン倒した方が勝ち。

これが以上に白熱し、皆大興奮、最初に6,7本はすぐに倒せるか最後の1本がほとんど不可能と感じるほど当たらない。最後の1ピンに何十回と投げ込んでほとんどまぐれで、気まぐれであたる。一番小さいボール(ソフトボール3号ほど)を、レーンのゆがみに影響されないほどのスピードでなげるなど試してもどうしてもよける。



皆、競争心むき出しで大興奮しながらがむしゃらに投げるのであった。たまにボールが少し濡れて戻ってきたときがあったが、後ろでがんばるスタッフの汗なのか、もう辞めてくれと言う涙なのかは、わからなかった。まあ、ボールが血に染まって戻ってこなければいいだろうと。

最高のパーティ会場を発見した気分だった。Christoffを含め、ほとんどが出版、広告関係、デザイン関係の人が多く、40人ほどいたけど、外にテーブルがあるし、レーンの後ろにバーがあり、結構な人数がバーとレーンの間で、酒を傾けながら、玉ころがしを見て楽しめる。

このとんでもなく古い玉ころがしだからこそ見てても飽きないし、すごく滑稽だ。自分の住む地域にボーリング場があるが行ったことはないし、日本で学生時代にボーリング場でバイトしていたこともあるが、それ以降ほとんどやってなく、ボーリングをしたのは10年ぶりぐらいであろうか。

久しぶりに玉ころがしで戯れたが、全く違った味のあるものであった。





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