東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

1歳の誕生日に人生の辛さ知る・・・

2013-07-10 23:29:53 | 日記
 7月8日は神戸の孫、Sくんの誕生日・・・
すくすくと成長して無事1歳の誕生日を迎えることができた。
「おめでとう!Sくん」

「時間はどんな人間にも平等である」と誰かが言っていたが、我々と赤ちゃんの1年は平等ではない。
大人と子供、特に幼児の細胞分裂のスピードは桁違いだからである。
生きているフィールド、次元が違うのだから「人間であって人間でない」と言ったほうが正しいような気もする。。
私と比べると成長と衰退とでもいうのだろうか。そういう言葉が頭をよぎる。
肉体的に年をとっていいことなど何もない。。。
鏡を見て然り、病に罹って然り、足腰の衰えを知って然り、、、大人は一定の年齢になれば誰もが年などとりたくないと願っているのだが、大人になるために彼らはまだまだ年はとらなければならない。。。

パパとママがウチで赤ちゃん用のケーキを手作りする。ふ~ん、こんな手のこんだこともするのか・・・

まだ生クリームとか大人が食べるようなケーキは食べさせないらしい…
それを事前に聞いていた家内は大人用のケーキもしっかり予約していた(笑)

みんなでSくんを囲んで賑やかに1歳の誕生日を祝った。
両親の手作りケーキを頬張りながらご満悦!幸せの笑顔を振りまくSくん。本当に可愛い過ぎるわ~

家で中華料理を宅配してもらい、、、ほのぼのとしたひと時~

しかし人生そう甘くはない。1歳の彼にもそれを知ってもらうことに・・・

一生食べることに困らないよう、一升餅を背負わせるという儀式が彼を待ち受けていた。。。
じゃ~ん!!
彼にとっては何故そんな目にあわなければならないのか、理不尽としか言いようがないのだろうが、
それを避ける術は今の彼にはない。嫌がるSくんに無理やり・・・
上機嫌だったSくんにズッシリと重いリュックサック(米一升=約2.1キログラムの餅入り)を背負わせる・・・
たまらず後ろにのけぞるSくん。。。尻餅をついて四つんばいになって何とか立とうとするが立てずに苦しむSくん。。ガンバレ~立つんだ~S~!!

骨格もしっかりしていないような、まだヨチヨチ歩きで体重9キロくらいの彼にとってこの重さは厳しいようだ。。。足腰の弱った高齢者に米俵を担がせるようなもんだろう。

泣きながら横たわったところで解放するも、リュックサックを見ただけで逃げ出す始末(笑)

彼は人生で初めて両肩に重い荷物を背負わされてどう思ったのだろう・・・
誕生日?…年は取りたくないものだ! そう思ったかも知れない。