東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

試してみる価値ありか??

2012-03-29 16:18:45 | 日記
 南雲吉則という人をご存知だろうか?
『50歳を超えても30代に見える生き方』『「空腹」が人を健康にする』などの本を世に送り出して一世風靡しているイケメンの医師である。
彼は真剣に120歳まで生きようとしている。しかも外見的な若さを極力保ったまま・・・

『外見的な美しさは内面的な美しさ(老化や病などでないこと)の賜物である』と断言する彼は私と同じ世代なのだが、その言葉通り非常に若々しい。
勿論、ハゲ頭ではない(笑…彼の祖父・父はツルツルだったらしいが…)。

南雲氏も30代の頃は77キロの肥満体で色々な病気を抱えていたようだ。
試行錯誤の末に辿り付いた方法がカロリーの制限をはじめとする生活習慣の改善である。
基本的に、、、「朝・昼御飯をまったく食べないこと」である。1日1食!500KCalほど!!
彼は20年近くそれを実践しているわけだが、その結果・・・脳や内臓、骨、生理的な機能など生体年齢は
20~30代をキープし、体重はずっと62キロのままだ。これは掛値なしで素晴らしいと思う。
昔から「腹八分目」が良いことは知られており、宗教絡みでは断食したりする習慣も世界中にある。
勿論、成長期の子供には薦められない・・・
しかし1日1食であればカップ麺とかレトルト食品を食べたいとは思わないだろう。
必然的に栄養バランスのとれた効率的な食べ物を選ぶことになるはずだ。

アメリカでの猿(大人になってから)の実証実験の結果はかなり説得力がある。
カロリーベースで3割ほど餌をカットされた猿と、自由に餌を与えた猿との比較を見れば、
その両者の老若は一目瞭然である。餌の少ない群の方が毛並みの色艶も良く、顔立ちも断然若々しい。
死んだり病気に罹ったりする数もグッと少ないのである。
餌を4割カットすれば寿命は平均で1.5倍になるというから驚きだ。
平均寿命が80歳程度の日本人に当てはめれば、彼の目指す120歳ということになるが・・・

「現代人の飽食こそが老化を加速させ命を短くしている最大の要因である」と力説する彼に言わせると、
必要以上のカロリー摂取は生体にとって百害あって一利なしということらしい。
興味のある方はネットで検索したり、本を一読してみたらいいだろう。。。

しかし、満足に食べられない地域の人たちが飽食の限りを尽くす我々より健康で若々しいとは一概に言えないはずだ。
先進国は衛生状態も良好で医療が発達していることもあるが、平均寿命は飽食地帯の方がかなり長い。
生活習慣病などの予防に参考としてみる価値は一部あるかもしれないが、疑り深い私のような凡人には彼のようなストイックさを継続していく根気も勇気もやる気もないということは明白である。

ただ、『人間の心拍数は生涯で20数億回程度と有限であり、激しいスポーツをして心拍数を早めることは、わざわざ心臓停止を早めているようなもの』という話はとても興味深かった。
私の場合、、、お酒を飲んだりHなことをして心拍数をアップさせるのは仕方のないことと納得もできるが、それをマラソンなどに使ってしまうのはもってのほかだと思っている(笑) 
友達想いの私は、マラソンフリークが次々誕生している東京の友人たちにこの事をしっかり伝えてやろうと思う…(笑)