普通の日々

ごく普通の日々の事

基本的な捜査もしてないの?

2013-12-14 23:54:35 | ニュース関連
少年少女を誤認逮捕 大阪府警門真署 (読売新聞)
【大阪府警門真署は13日、特別支援学校の男子生徒(18)に対する傷害容疑で、府内の配管工の少年(19)と無職少女(16)を誤認逮捕していたとして、2人を釈放したと発表した。「2人に殴られた」とする男子生徒のウソの説明を、署員がうのみにして裏付け捜査を怠ったのが原因】
【同署は、2人から任意で事情を聞いてアリバイを調べたり、携帯電話の通話履歴を調べたりするなどの基本捜査をせずに傷害容疑での逮捕に踏み切っており、同署幹部は「男子生徒が再び被害を受けないようにと考えたが、拙速でずさんな捜査と指摘されても仕方ない」と釈明】

 こういう誤認逮捕の報道がある度に書いていますけどね、どうしてこんな『拙速でずさんな捜査』で逮捕状が出ているんでしょうか?確かに被害者はそう説明している。でも、アリバイも通話履歴も調べていない、被害者の説明を補完するものが何も無い。そんな不十分な捜査でも逮捕状が出るのなら、誤認逮捕頻発の一因は裁判所にもある気がしますが?
 それとも逮捕状って請求すれば自動的に出てくるものなんですか?もし、そうだとしたらそれこそもっと慎重な捜査が必要な筈なんですが…。

府警堺署虚偽調書の20人処分 怠慢の連鎖 (読売新聞)
【2度にわたる捏造(ねつぞう)が行われた大阪府警堺署の虚偽調書作成問題は13日、警察庁キャリアの刑事部長(当時)を筆頭に20人が大量処分される事態となった。留置場内での公務執行妨害事件を巡って、職務を離れていた警察官が偽りの調書作成を指示し、裁判での偽証にまで至った問題が表面化して半年。背景にあったのは、先輩警察官のごり押しがまかり通る旧態依然とした体質と、上層部も報告を十分確認せずに不正を見過ごすチェック機能の欠如だった】
【ある府警幹部は「管理能力がないと言われても仕方のない不作為の連鎖だ。誤認逮捕など不祥事が続く府警の信頼回復は、さらに厳しい状況に追い込まれた」と肩を落とした】

 この記事が載った次に日に上の誤認逮捕の記事が載っているんですからね、『信頼回復は、さらに厳しい状況』というレベルじゃ済まないでしょうよ。でも、多分実質的には意味の無い対策を幾つかやって、それで終わりにするんだろうなという気がしますね。でなきゃ、今年に入って6件もの誤認逮捕が発生している状況にはならないでしょうから。


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