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電力が危機的状況に?

2007-07-17 22:02:06 | ニュース関連
柏崎原発“あわやチェルノブイリ” (スポーツニッポン)
【震度6強を記録した柏崎市の東京電力柏崎刈羽原子力発電所で16日、敷地内にある変圧器から出火し、約1時間半にわたり黒煙が噴出した。また、7基ある原子炉のうち点検した1基から、放射性物質を含む水が漏れたことが分かった。被害はなかったが、一歩間違えば大惨事にもつながりかねない事態に“原発の町”の住民らは「チェルノブイリの二の舞いは勘弁」と身を震わせた】
【原発は震源から約19キロと近く、断続的に大きな余震が続いている。地層学者で原発にも詳しい生越忠(おごせ・すなお)さんは「原子炉本体の耐震設計は厳しいが、変圧器などは震度5が耐えられる程度しかない。今回は小規模な火災で済んだが、風向きなどによっては他の建物に飛び火する可能性もあり危険だった」と指摘する】

 見出しに『あわやチェルノブイリ』と書いているが、発生したのは『あわや』の『あ』の字も掠っていないレベルの火災や漏水。『一歩間違えば』とも書いているが、史上最悪の原子力事故である『チェルノブイリ』は、今回のケースには過大な表現だと思うんだけどね。
 ただ、『変圧器から出火』は想定の範囲内らしいのだが、批判されている様にその消防体制は問題大有りですね。場所が場所だけに消防車を迅速に展開出来ない状況も考えられるんだから、独力でこの程度の火災に対応する能力を持っていないと拙いでしょう。

中越沖地震:東電に「自力消火体制を」と注文…甘利経産相 (毎日新聞)
【同原発では、火災発生から消防車の到着まで1時間以上、鎮火まで約2時間かかった。東電の勝俣恒久社長は「現場は、もっと早く消防車が来ると思っていて、(消火の)遅れがあったようだ」と話した。
 これに対し甘利経産相は「認識が甘かったのではないか。(昨日は)煙が出ているのに、消火活動がない映像を見て、燃えるままにしておくのか、大丈夫かと感じた。(大地震では火災が多発し)消防車が出払うことを前提に考えてほしい」と指摘した】

原発停止で電圧低下、神奈川の4工場に影響 中越沖地震(朝日新聞) - goo ニュース
【東京電力神奈川支店によると、原発の停止で通常よりも電圧が下がり、一般家庭より高圧の電力を使う工場に影響が出たという。一般家庭に停電などは起きていない】
 今回の原発停止の最大の問題点はこれですね。何しろ電力需要が一気に増える真夏が直ぐそこまで迫っているのに、柏崎刈羽原発が発電する電力を一気に失ってしまったんですから。不足する電力を何処からか持ってこないと、東京が大混乱する事態になりかねないんですが・・・・持ってくる電力が何処かにあるかなぁ?それとも今年は東京の全ての冷房を諦めるか?


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