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殺人湯沸かし器

2006-07-28 22:22:19 | ニュース関連
パロマ工業、部品欠陥81年把握 発売1年後設計を変更 (朝日新聞) - goo ニュース
【一酸化炭素中毒事故が相次いだパロマ工業(名古屋市)製の湯沸かし器で、発売1年後の81年、はんだが割れる不具合のあった部品の設計を、同社が変更していたことがわかった。同社は「はんだ不良の改善のため」と説明、設計に欠陥があったことを認めた。発売直後に欠陥を把握しながら、使用者や系列以外のガス業者には知らせていなかった】
【裁判資料などによると、はんだ割れは、はんだの温度が頻繁に変化することで起きる。事故を起こした湯沸かし器は室温10~60度を想定して設計されたが、北海道などでは冬季に10度以下になることがあり、はんだ割れの原因になった】

北海道のパロマ2事故、92年「はんだ割れ原因」指摘 (朝日新聞) - goo ニュース
【パロマ工業製のガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故で、北海道内で起きた問題の機種の2件の事故について、部品のはんだ割れで排気ができなかったことが原因だとする文書を92年11月に道警科学捜査研究所がまとめていたことが分かった。92年は事故が多発した年で、文書では、今後もCO中毒事故が発生する危険性を指摘し、鑑識活動の徹底を求めていた】
 北海道に限らず寒冷地では、厳冬期には室温が10度に達しない日は結構多い。TVやパソコン等の家電製品なら、暖房された室内で使用されるからその想定で充分だと思うが、湯沸かし器は殆どが暖房される可能性が低い場所に設置されている。という事は、湯沸かし器を使用すれば『はんだの温度が頻繁に変化すること』になり、『はんだ割れ』の可能性は他の地域よりも高くなる。つまり、寒冷地では問題の湯沸かし器を長期間使用する事は危険だという訳だ。
 寒冷地で使用している場合は殺人マシーンになる湯沸かし器。長期間使用した場合も殺人マシーンになる湯沸かし器。
 KGBが欲しがるかもしれない素晴らしい湯沸かし器だな、パロマ。あんた等事件の処理が済んだら廃業した方が良いぞ。


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