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仏戦闘機ラファール、パリ上空でＰＲ　官民挙げ売り込み (朝日新聞)
【フランスの最新鋭戦闘機ラファール４機が２１日、パリ上空を編隊飛行した。製造元ダッソー・アビアシオンの創業者、マルセル・ダッソー氏の没後２０周年を記念して仏空軍が飛ばした。同機は輸出市場で苦戦しており、官民一体での巻き返しを期す異例のデモ飛行となった。
　ラファールは８０年代半ばから、ミラージュ２０００を継ぐ多目的戦闘機として開発された。０２年から実戦配備され、仏空軍と海軍が計２９４機を発注している。しかし韓国やシンガポール、オランダへの売り込みで米国製に連敗中。シラク大統領も中東訪問時などに「商談」している模様だが、輸出実績はない】
　苦労してますね、フランスもダッソーも。でも、航空自衛隊の次期主力戦闘機（ＦＸ）候補6機種の中に入っているんですよね、このラファールは。まあ、ラファールを空自が導入する可能性は殆どないでしょうけど。単に当て馬として候補に入っている可能性が高い機体ですから。
　というのは同盟国アメリカとの相互運用等を考えると、フランス製の機体を選択するのは難しいんですよね。恐らく記事に書いてある韓国やシンガポールも、同様の理由で最終的にアメリカ製を選んだんだと思うんですよ。政治的な理由もプラスされているとは思いますが・・・・。
　フランス・ダッソーとしては、そういう相互運用等を考慮しなくても良い国、若しくは現在ミラージュシリーズを導入している国を重点的に商売していくしかないでしょうね。それ以外でラファールを購入してくれそうなのは・・・・空母導入を計画している中国位かなぁ。