普通の日々

ごく普通の日々の事

告知方法の見直しを

2013-02-24 07:11:27 | ニュース関連
TDK加湿器回収ダイヤル、問い合わせ殺到(読売新聞) - goo ニュース
【TDK広報部によると、受け付け開始の午前9時からの2時間で、約380件の問い合わせがあり、電話は鳴りっぱなしの状態という。「うちの加湿器はリコール対象の製品か」と尋ねる内容のものが多く、18台がリコール対象の4機種に該当した。同社は、18台の所有者には着払いで製品を送るよう伝えたという。フリーダイヤルの受け付けは午後7時まで】
加湿器製造のTDK社長謝罪、遺族「なぜ未回収」 (読売新聞)
【製造、販売したTDK(東京)の上釜健宏(かみがまたけひろ)社長は22日夜の記者会見で謝罪を繰り返し、犠牲者の遺族は「なぜ回収されていなかったのか」と、やるせなさと憤りをにじませた。一方、識者からは、リコール対象製品に対するメーカー側の危機意識の低さを指摘する声が上がった】
 メーカーは今後リコール対象製品の告知方法を見直す事になるでしょうね。これまでは新聞の社会面の下に広告を載せるケースが結構あったけど、これからは新聞・雑誌にテレビ・ラジオやWEBとメディア全体でしつこく流す事になるんじゃないだろうか?
 でも、それだけやっても回収率100%にならないケースも出てくる筈です。販売から時間が経っていると廃棄された物も結構な数になるでしょうから。例えばTDKはこれからリコール対象製品の告知を相当行う事になる。しかし、リコール開始から既に10年以上が過ぎており、リコールを知らずに使用されて破棄された台数もそれなりになるでしょう。そうなると回収率100%というのは達成不能になる訳ですが、問題はそうなった時に何時までリコール告知をしなければならないのか?、ですね。そういうケースに参考になりそうなルールって欧米にあるのだろうか?

 で、話は変わりますがTDKの発表の記事に気になった点があったんですよ。

ホーム火災、2階中央居室の加湿器から出火か (読売新聞)
【グループホームを経営する介護サービス会社「アイ・エル・エス」の桝屋幸子代表取締役(61)は「加湿器は4、5年前に新品を購入し、希望した入所者に貸していた」と説明している】
 TDKがこの加湿器のリコールを決めたのは99年1月、当然TDKは出荷先に在庫の回収を依頼した筈。なのに何故4、5年前、つまり08年辺りに新品で購入出来たのだろうか?TDKのリコール対応も問題になるでしょうけど、このリコール対象品が新品購入出来たというのも問題になりそう。介護サービス会社に購入先のデータが残っていれば何か分かるんだろうけどどうなるかなぁ?
中学給食「からしあえ」に入っていたアルミ片 (読売新聞)
【秋田市教育委員会は22日、同市手形休下町の市立秋田東中学校(生徒508人、米沢喜彦校長)で、同日の給食にアルミニウムの破片(長さ3センチ、幅2ミリ)が混入していたと発表した】
【同市立外旭川中学校でも今月14日、野菜裁断機の部品とみられる金属製ネジが給食に混入していた】

 最近はこういう機械の部品・破片混入というのが結構発生していますよね、どうしてなんでしょうか?以前はこんな頻度で発生してはいなかったのに…。
給食でアレルギー、確認怠り生徒被害 県南の公立中 (秋田魁新報)
【保健体育課によると、生徒には食物アレルギーがあり、普段からアレルギー食材を除いた給食が提供されていた。学校側が確認を怠たり先月下旬、他の生徒と同じ給食を配膳。この生徒は、自分でアレルギー食材を取り除いて食べていた】
 例の死亡事故をメディアはそれなりの大きさで扱った筈です。なのになんでこんなミスが先月下旬に発生している訳?あれだけ大きく扱われた事故から何の教訓も得ていないのか、あんた等は?