普通の日々

ごく普通の日々の事

捜査陣の予想的中

2009-09-19 20:42:39 | ニュース関連
7200万円乗り逃げ容疑者逮捕、ロッカーの現金確認(読売新聞) - goo ニュース
【筑邦銀行(本店・福岡県久留米市)の現金輸送車が乗り逃げされ、約7200万円が盗まれた事件で、大阪府警は18日正午頃、窃盗容疑で指名手配されていた同行子会社「筑銀ビジネスサービス」(本社・同市)の社員、上野高義容疑者(65)(同市田主丸町竹野)を大阪市北区内で発見し、逮捕した】
【同県警は、上野容疑者が競艇などで借金を抱えていたとの情報を得て、全国の警察本部に対し、競艇場などの捜索を依頼していた】

 ・・・・なんでこの容疑者は競艇なんかしていたんでしょうね?だって、この事件は運転手が現金輸送車を乗り逃げしたという、容疑者が即座に特定される事件です。おそらく事件後数日でこの容疑者に関するありとあらゆる情報が警察に集まった筈。だから、福岡県警はその情報を元に『競艇場などの捜索を依頼』していた訳ですよ。そんな依頼が出ている競艇場に行ったら発見・逮捕されるのは当然でしょう、自分から網の中に入って行く様なものなんですから。
 即座に特定・指名手配される様な事件を起こしたら、それまでの行動パターンを捨てなきゃ逃げ切れない。最低でも1年はギャンブルに近づくのは危険ですよ。なのに・・・・逃亡する気がなかったんですかね、この容疑者は?

岐阜・高山の防災ヘリ墜落:県警、出動中止を要請 県は返答せず (毎日新聞)
【北アルプスの岐阜県防災ヘリコプターの墜落事故で、岐阜県警幹部は19日、県防災航空隊のヘリ出動について、県警航空隊が中止を要請していたことを明らかにした。標高3000メートル級の山岳地帯での救助経験がないことを懸念したためで、県防災ヘリが離陸した後も救助活動の中止を求めていたという】
県警、出動に再三反対 岐阜防災ヘリ墜落 (東京新聞)
【県警側は、北アでの救助経験が豊富な県警航空隊長が会議で愛知県に出張中で、隊長は出動準備を指示するとともにセンターには出動を待つように伝えたというが、県側は「待てない」として単独で出動したという】
【県によると、山岳遭難での出動は、どちらが担当するかの取り決めやマニュアルはない】
【県防災ヘリは、事故現場のような険しい3000メートル級の北アで、ホバリング(空中静止)しながらのつり上げ訓練や、実際の救助は行ったことがなかった】

 県警ヘリが即座に救助出動できない可能性は充分にある訳です。その場合は県防災航空隊のヘリが救助出動するしかない、今回のケースはまさにそれだった。なのに何故防災ヘリが標高3000メートルで救助訓練をする事が無くなってしまったのでしょうか?
 ヘリ導入後の約5年間は3000メートル付近で救助訓練をしていたのに、約7年前から訓練の殆どが1000メートル以下で実施されるようになった。1000メートルを超えての訓練は僅かに2回だけ。『どちらが担当するかの取り決めやマニュアルはない』というのなら、県防災航空隊も3000メートル付近での救助訓練が必要な筈なのに。
 県は単独出動した理由と共に訓練が1000メートル付近になった理由も説明する必要があるでしょう。その理由がつまらないものでない事を祈ります。