普通の日々

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で、ガソリンは幾らになるの?

2009-09-17 21:43:04 | ニュース関連
ガソリン暫定税率、10年度廃止 藤井財務相が明言(朝日新聞) - goo ニュース
【藤井裕久財務相は、ガソリン税など自動車関係諸税の上乗せ税率(暫定税率)を10年度に廃止する方針を明言した。ガソリンが1リットルあたり約25円安くなり、国税、地方税あわせて2.5兆円規模の減税効果を見込む。家計や企業経営の負担を軽減し、政権交代を実感してもらう狙いだ】
 『家計や企業経営の負担を軽減し、政権交代を実感してもらう狙い』ねぇ・・・・それ、本当に実感できるのか?実感できない若しくは極短期間のみという事になりそうなんだが?
「温暖化税」4年以内に導入 小沢環境相が明言(朝日新聞) - goo ニュース
【税率については「今後の課題」と明確にしなかった。導入の手順としては、ガソリン税などの暫定税率廃止後に新たに温暖化対策税を創設する方法と、暫定税率を温暖化対策税に「衣替え」する考え方が民主党内にあり、「(方針を党内で)詰め切れていない」ことを明らかにした】
【暫定税率廃止は「CO2の排出にはプラスになる」と認めたうえで、「総合的な対応でまかなっていきたい」と述べ、暫定税率廃止で排出量が増える分を、税制全体を見直して排出量を削減へ向かわせる必要性を示した】

 暫定税率を廃止してガソリン価格を安くなったままにすれば、国内外から色々批判が出てくるのは確実ですから、それをどうするのかと思ったらやはりこの方向に動きますか。そりゃそうでしょうね、「25%削減」という目標を掲げておきながら、ガソリン消費が増大するような真似はできませんから。
 まあ、問題はこの新税導入をどうやるかですね。「衣替え」ならそのままスムーズに移行できるのでしょうけど、『10年度に廃止』に導入が間に合うのかが微妙だろう。かといって明言した廃止時期を延期するのも拙いだろうし、一旦下がった価格を新税導入で元に戻すのは不評を買いそうだし・・・・って、その前に新税を国民に納得して貰うのが先か。新政権は新税についてどう説明するんだろうか?

コストアップは不可避=温室効果ガス排出削減で-直嶋経産相(時事通信) - goo ニュース
【直嶋正行経済産業相は17日未明、経産省内で記者会見し、2020年に温室効果ガス排出量を1990年比25%削減する目標について、「ある程度のコストアップはあり得る」と述べ、家庭や産業界の負担増は不可避との認識を示した。
 25%削減をめぐっては産業界などから強い懸念が示されているが、直嶋経産相は「日本だけが不公平な重荷を背負うことはまったくない」と述べ、米国や中国、インドなどが排出削減に向けた国際的な枠組みに参加することが前提になると改めて強調した】

 『家庭や産業界の負担増は不可避』のは分かっているし覚悟している。だから、さっさとその『負担増』がどれ位になるのか数字を出してくれよ、貴方方の計算した数字を。「25%削減」という目標数値を適当に決めたのでなければ、何処をどう削減するかの簡易的なロードマップ位あるでしょ?ある程度幅のある数字になるだろうけど、ロードマップがあれば出せると思うんだがなぁ・・・・。