普通の日々

ごく普通の日々の事

取調べは録音・録画しよう3

2006-02-04 22:14:29 | ニュース関連
証拠採用却下:放火事件被告の自白調書 大阪地裁 (毎日新聞)
【昨年5月に住民2人が死亡した大阪市北区のアパート火災で、自室に火をつけたとして現住建造物等放火罪に問われた北山知也被告(32)の公判が3日、大阪地裁であり、杉田宗久裁判長は「被告は警察の過酷な取り調べに耐えかねて自白した」として北山被告の自白調書に信用性はないとし、証拠採用を却下した。北山被告は逮捕前の取り調べで放火を自供したが、杉田裁判長は「出火原因として漏電も排斥しきれなかったのに、放火と決めつけた。悪しき見込み捜査とのそしりは免れない」と大阪府警の捜査を厳しく批判した】
【杉田裁判長は「出火原因が分からないのに、刑事の勘のみに頼り、被告の言い分に耳を貸さなかった。任意同行の被告に、肩を組んだりしかりつける口調で話すのは常軌を逸している。明らかに違法で黙秘権も侵害している」とした。さらに、火災の半年前にもホットプレートのコンセントから煙が出た▽燃焼実験でも自供のように燃えなかった▽自供の放火状況だとよく燃えるはずの部分が焼け残っている--などの点も指摘。動機についても「仕事でいくらストレスがあっても、唯一の自宅に火をつければ帰る家がなくなる。精神的に異常もなく自殺願望もない被告が、ストレスで自宅に放火するのは不自然だ」と述べた】

 ほら見ろ法務省、また自白が問題になったじゃないか!いい加減に「取り調べの可視化」に向けて動き出したらどうなんだ?そうすれば裁判で「自白の強要・誘導」が問題になる事は無くなるんだぞ?そういうメリットがある事が判っているのに何故動き出さない?法務省が「取調べの密室性」に拘っている理由がサッパリ判らない。
取り調べ録画、「大阪・福岡を特区に」 日弁連が提案 (朝日新聞) - goo ニュース
【一方、法務省は「(可視化すれば)容疑者との信頼関係を築くことが難しくなり、真相を十分解明できなくなる」という立場を崩していない】
 以前に紹介した記事なんですが、何故「可視化」すると「信頼関係を築くこと」が難しくなるんでしょうね?それが全く理解できないんですよ。大体以前書きましたけど、日本と同様に「可視化」に反対していたイギリスの捜査当局が、取調べの録音が義務化された後は「可視化」の積極支持に回ったという例もある。それなのに法務省は「可視化」のテストすらせずにそこから逃げ回っている。
 これはもう警察側に「可視化」すると困る理由、つまり「自白の強要・誘導」が日常的に行なわれており、かつそれが出来なくなるとろくな捜査が出来なくなると考えるしか無い。そうじゃないと言うのなら、是非法務省には「取り調べの可視化」に向けての動きを加速させて貰いたい。世界的には「可視化」の方が主流になってきているんですから。

 それにしても『▽燃焼実験でも自供のように燃えなかった▽自供の放火状況だとよく燃えるはずの部分が焼け残っている』これで良く起訴したね。誉めてあげるよ、検察。

これが“当り“と言えるのか?

2006-02-04 18:47:44 | ニュース関連
細木数子氏、ホリエモン占い当たった強調 (日刊スポーツ) - goo ニュース
【占い師の細木数子氏(67)が3日、フジテレビのバラエティー番組「幸せって何だっけ」の中で、堀江容疑者についての占いが当たったことを強調した。細木氏は「彼はスッテンテンになりますよ。(かつてのテレビ番組で堀江容疑者に対し)『スッテンテンになります』って言ってるでしょ」と自信満々に述べた。ちなみに昨年7月、同局の「25時間テレビ」では「女には気を付けなさいよ。スッテンテンになるから」と“女性で失敗する”というニュアンスで発言していた】
 凄いね、このババア。凄まじく強引な力業で占いを「当たった」事にしている。普通なら、こんな文章の一部分を抜き出して「当たった」なんて言えませんよね、恥ずかしくて。
 確かに結果は占いと同じなんだけど、過程が全く違うのに占いが当たったと言えるのか?例えば「株式運用には気を付けなさいよ。全財産を失う事になるから」と占った相手が、数ヵ月後に「結婚詐欺」で全財産を失っても、このババアは占いが当たったと言い張るんでしょう。でも、財産を失う過程が全く違っては占いが役に立たないんだから、「占いが当たった」と言える訳ないと思うんだけどねぇ。それなのにこのババアは・・・・あの顔の第一印象そのままの厚顔無恥な態度だね。

 ちなみに10日程前のニュースサイトには、こういう記事が載っていた。

細木数子 ホリエモン占いのデタラメぶり (ゲンダイネット)
【こんなホリエモンを占ったのが六星占術の細木数子(67)。細木は正月の特番に出まくり、ホリエモンとも共演している。果たして当たっているのか、外れているのか。1月6日放送の「幸せって何だっけ カズカズの宝話 新春緊急スペシャル」(フジテレビ)をチェックすると――。
 細木はまず「堀江貴文は日本を変える良い魂と腹を持っている」と絶賛して、経済界のふがいなさを嘆き、ホリエモンに「真の実を取った経済界をつくってほしい」「リーダーとしての資質をこれからつけていかなきゃいけない」と熱く語った。
 また、細木はホリエモンの質問にこう答えた。「いつ世界一になれるか」という問いに、細木は「私の言うことを聞かないとなれない。十中八九なれる要素はあります」と回答。次に「06年は新規事業で一発ブチかまそうと思っているが、うまくいくか」という問いに、細木は「ブチかませる」と太鼓判を押した】

 え~と、細木ババア。ホリエモンの「日本を変える良い魂と腹」について、詳細な説明を是非御願いしたい。説明できるでしょ?あんたが言った事なんだからさ。