最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

最前線で活躍するお父さん、お母さんのためのBLOG
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●自己愛者

2008-12-18 11:22:48 | Weblog
●自己愛者( Narcissism person)

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K国への重油支援は、どうやら停止される
方向で動き始めている。
当然である。
が、アメリカへ戻ったC・ヒルは、まだ
こんなことを言っている。
「重油をすべて提供すれば、K国はサンプル
採取に応じてくるはず」と。

いったいあの国務次官補は、どこまで
おめでたいのか?

口頭約束だけで、K国を、テロ支援国家
指定リストから、はずしてしまった。
それについて、ウォールストリート・
ジャーナルは12月16日、「ライスの
対北政策は失敗に終わった」と報じた(※1)。

これまた当然である。
が、それにしても理解に苦しむのが、K国。
常識をはずれた国というのは、ほかにもある。
あるが、あの国の常識は完全に、狂って
いる。

6か国協議決裂の責任を日本に押しつけ、
日本をさして、「招かざる客」(※2)と。

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K国を非難してばかりいてはいけない。
問題は、どうしてこうまで常識をはずれているのか。
そのあたりまで踏み込んで考えないと、K国を理解することができない。

招くも招かないもない。
日本としては、K国など、もとから相手にしたくない。
6か国協議など、出たくもない。
出たくて、出ているわけではない。
つまりこの異常なまでの自己中心性こそが、K国の特徴ということになる。

言うまでもなく独裁国家ほど、独裁者の心理的状態が、そのまま外交政策となって、
表に出てくる。
K国の外交政策イコール、金xxの心理状態と考えてよい。
その上で、ほんの少しでも自分を冷静かつ客観的に見る目をもっていたら、自分に恥じて、
こんな言葉は出てこないはず。
世界中が見るに見かねて、援助を申し出ているのに、「エネルギー支援を留保している
日本は、厄介者」(同)とは!

ハア~~~?

こうした異常なまでの自己中心性が肥大化した人を、心理学の世界では、自己愛者と
定義している。
「自己愛者」というと、どこか甘美な響きをもつが、けっして好ましい人物像ではない。
忌み嫌うべき人物像ということになる。
K国の金xx。
彼こそがまさにその自己愛者の典型ということになる。

自己愛者について書いた原稿を、さがしてみた。

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●自己愛者( Narcissism person)
The more he or she is a self-centerness person, the lower his or her mental IQ is.

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自己中心性が極端なまでに肥大化した
状態の人を、自己愛者という。

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自己中心性(ジコチュー性)が、極端なまでに
肥大化した人を、「自己愛者」という。

自己中心性が強い分だけ、人格の完成度は、低い。

ほかに、たとえば異常なまでの完ぺき主義、
他人の批判を許さないなどの特徴がある。

その自己愛者については、たびたび書いてきたので、
ここでは、その先を書く。
私は、現在、こんな経験をしている。

私の身近にいる知人だが、このところ、認知症と
思われる症状が、急速に進んでいる。
アルツハイマー病の初期症状かもしれない。
ときどき、記憶の一部が、脳みそから欠けるように消えてしまう。

前の晩に何を食べたかを忘れるのは、よくあること。
が、その人のばあい、前の晩に食事をしたことそのものを、
忘れてしまう。

電話で話していても、一方的に、しゃべるだけ。
しゃべるだけならまだしも、しばらくすると、
また同じ話を繰りかえす。

そして私が何か、その人について批判めいたことを
口にすると、その瞬間、狂乱状態になってしまう。
「以前、その話はもう聞きました」と言っただけで、
ギャーッとなってしまう。
「私は、言っていない!」「どうして、そういうウソを言うの!」と。

言い忘れが、その知人というのは、今年、59歳になる。
女性である。
ワイフの長い友人で、いつしか家族ぐるみでつきあうようになった。
が、このところ、ワイフが言うには、「つきあいにくくなってきた」
「10年前には、ああではなかった」とのこと。

つまり、回りくどい言い方になってしまったが、認知症のはじまりには、
ものの考え方が、自己中心的になり、自己愛的な症状が出てくる。
言いかえると、自己中心性が出てきたら、あぶないということ。
(その人が、認知症というわけではない。あくまでも私が、
そう疑っているだけ。念のため。)

認知症になることによって、人格そのものが、崩壊してしまう人がいる。
そう考えれば、認知症の初期症状のひとつとして、ものの考え方が
自己中心的になったところで、何ら、おかしくはない。

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もう一作……。

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●自己概念

 「自分は、人にどう思われているか」「他人から見たら、自分は、どう見えるか」「どんな人間に思われているか」。そういった自分自身の輪郭(りんかく)が、自己概念ということになる。

 この自己概念は、正確であればあるほどよい。

 しかし人間というのは、身勝手なもの。自分では、自分のよい面しか、見ようとしない。悪い面については、目を閉じる。あるいは人のせいにする。

 一方、他人というのは、その人の悪い面を見ながら、その人を判断する。そのため(自分がそうであると思っている)姿と、(他人がそうであると思っている)姿とは、大きくズレる。

 こんなことがあった。

 ワイフの父親(私の義父)の法事でのこと。ワイフの兄弟たちが、私にこう言った。

 「浩司(私)さん、晃子(私のワイフ)だから、あんたの妻が務まったのよ」と。

 つまり私のワイフのような、辛抱(しんぼう)強い女性だったから、私のような短気な夫の妻として、いることができた。ほかの女性だったら、とっくの昔に離婚していた、と。

 事実、その通りだから、反論のしようがない。

 で、そのあとのこと。私はすかさず、こう言った。「どんな女性でも、ぼくの妻になれば、すばらしい女性になりますよ」と。

 ここで自己概念という言葉が、出てくる。

 私は、私のことを「すばらしい男性」と思っている。(当然だ!)
だから「私のそばにいれば、どんな女性でも、すばらしい女性になる」と。
そういう思いで、そう言った。

 しかしワイフの兄弟たちは、そうではなかった。私のそばで苦労をしているワイフの姿しか、知らない。だから「苦労をさせられたから、すばらしい女性になった」と。だから、笑った。そしてその意識の違いがわかったから、私も笑った。

 みんないい人たちだ。だからみんな、大声で、笑った。

 ……という話からもわかるように、自己概念ほど、いいかげんなものはない。そこで、私たちはいつも、その自己概念を、他人の目の中で、修正しなければならない。「他人の目を気にせよ」というのではない。「他人から見たら、自分はどう見えるか」、それをいつも正確にとらえていく必要があるということ。

 その自己概念が、狂えば狂うほど、その人は、他人の世界から、遊離してしまう。

 その遊離する原因としては、つぎのようなものがある。

(1) 自己過大評価……だれかに親切にしてやったとすると、それを過大に評価する。
(2) 責任転嫁……失敗したりすると、自分の責任というよりは、他人のせいにする。
(3) 自己盲目化……自分の欠点には、目を閉じる。自分のよい面だけを見ようとする。
(4) 自己孤立化……居心地のよい世界だけで住もうとする。そのため孤立化しやすい。
(5) 脳の老化……他者に対する関心度や繊細度が弱くなってくる。ボケも含まれる。

 しかしこの自己概念を正確にもつ方法がある。それは他人の心の中に一度、自分を置き、その他人の目を通して、自分の姿を見るという方法である。

 たとえばある人と対峙してすわったようなとき、その人の心の中に一度、自分を置いてみる。そして「今、どんなふうに見えるだろうか」と、頭の中で想像してみる。意外と簡単なので、少し訓練すれば、だれにでもできるようになる。

 もちろん家庭という場でも、この自己概念は、たいへん重要である。

 あなたは夫(妻)から見て、どんな妻(夫)だろうか。さらに、あなたは、子どもから見て、どんな母親(父親)だろうか。それを正確に知るのは、夫婦断絶、親子断絶を防ぐためにも、重要なことである。

 ひょっとしたら、あなたは「よき妻(夫)であり、よき母親(父親)である」と、思いこんでいるだけかもしれない。どうか、ご注意!

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Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司

●自分を知る

 自分の中には、(自分で知っている部分)と、(自分では気がつかない部分)がある。

 同じように、自分の中には、(他人が知っている部分)と、(他人が知らない部分)がある。

 この中で、(自分でも気がつかない部分)と、(他人が知らない部分)が、「自分の盲点」ということになる(「ジョー・ハリー・ウインドウ」理論)。

 (他人が知っていて、自分では知らない部分)については、その他人と親しくなることによって、知ることができる。そのため、つまり自分をより深く知るためには、いろいろな人と、広く交際するのがよい。その人が、いろいろ教えてくれる(※)。

 問題は、ここでいう(盲点)である。

 しかし広く心理学の世界では、自分をよりよく知れば知るほど、この(盲点)は、小さくなると考えられている。言いかえると、人格の完成度の高い人ほど、この(盲点)が小さいということになる。(必ずしも、そうとは言えない面があるかもしれないが……。)

 このことは、そのまま、子どもの能力についても言える。

 幼児をもつほとんどの親は、「子どもは、その環境の中で、ふさわしい教育を受ければ、みんな、勉強ができるようになる」と考えている。

 しかし、はっきり言おう。子どもの能力は、決して、平等ではない。中に平等論を説く人もいるが、それは、「いろいろな分野で、さまざまな能力について、平等」という意味である。

 が、こと学習的な能力ということになると、決して、平等ではない。

 その(差)は、学年を追うごとに、顕著になってくる。ほとんど何も教えなくても、こちらが教えたいことを、スイスイと理解していく子どももいれば、何度教えても、ザルで水をすくうような感じの子どももいる。

 そういう子どもの能力について、(子ども自身が知らない部分)と、(親自身が気がついていない部分)が、ここでいう(盲点)ということになる。

 子どもの学習能力が、ふつうの子どもよりも劣っているということを、親自身が気がついていれば、まだ教え方もある。指導のし方もある。しかし、親自身がそれに気がついていないときは、指導のし方そのものが、ない。

 親は、「やればできるはず」「うちの子は、まだ伸びるはず」と、子どもをせきたてる。そして私に向っては、「もっとしぼってほしい」「もっとやらせてほしい」と迫る。そして子どもが逆立ちしてもできないような難解なワークブックを子どもに与え、「しなさい!」と言う。私に向っては、「できるようにしてほしい」と言う。

 こうした無理が、ますます子どもを勉強から、遠ざける。もちろん成績は、ますますさがる。

 言いかえると、賢い親ほど、その(盲点)が小さく、そうでない親ほど、その(盲点)が大きいということになる。そして(盲点)が大きければ大きいほど、家庭教育が、ちぐはぐになりやすいということになる。子育てで失敗しやすいということになる。

 自分のことを正しく知るのも難しいが、自分の子どものことを正しく知るのは、さらにむずかしい。……というようなことを考えながら、あなたの子どもを、一度、見つめなおしてみてはどうだろうか。

(注※)

 (自分では気がつかない部分)で、(他人が知っている部分)については、その人と親しくなることで、それを知ることができる。

 そこで登場するのが、「自己開示」。わかりやすく言えば、「心を開く」ということ。もっと言えば、「自分をさらけ出す」ということ。しかし実際には、これはむずかしい。それができる人は、ごく自然な形で、それができる。そうでない人は、そうでない。

 が、とりあえず(失礼!)は、あなたの夫(妻)、もしくは、子どもに対して、それをしてみる。コツは、何を言われても、それを聞くだけの寛容の精神をもつこと。批判されるたびに、カリカリしていたのでは、相手も、それについて、話せなくなる。

 一般論として、自己愛者ほど、自己中心性が強く、他人の批判を受けいれない。批判されただけで、狂乱状態になる人さえいる。

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さて話を戻す。

K国というより、金xxが、常識を取り戻すためには、金xx自身が、一度、
金王朝というカプセルから出て、世界を見てみる必要がある。
あるいはひょっとしたら、金xxには、それなりの常識があるのかもしれない。
とすると、取り巻き連中が悪い(?)。
そういう連中が、一度、外国を渡り歩いてみたらよい。

そうすれば、自分たちの置かれた立場や、世界が自分たちをどう見ているかが、
少しはわかるはず。

……と言っても、これは簡単なことではない。
自己愛者にしても、自分でそれに気づくことは、まず、ない。
自分では正常と思っている。
その多くは、「他人のほうがおかしい」とか、「他人も同じ」と思っている。
加齢が進めばなおさらで、ますます自分の殻(カプセル)に閉じこもるようになる。

で、自己愛者の特徴の一つとして、批判されただけで、烈火のごとく怒りだす。
たとえば日本をさして、「厄介者」と、自分では言いたい放題のことを言っておきながら、
もし日本がK国をさして、「厄介者」と言ったら、どうなるか?
それを少しだけ、頭の中で想像してみたらとよい。

つまりまるで自分のことが、わかっていない。

……となると、あのC・ヒルは、いったいどういう人物かということになる。
私は、彼もまた、その自己愛者ではないのか。
「私がしていることは正しい」という、狂信的とも言える信念だけで、突っ走って
しまった。
だからK国の金xxを、盲目的に信じてしまった。
その結果が、「今」ということになる。

(注※1)アメリカのウォールストリート・ジャーナルは16日、コンドリーザ・ライス国務長官がK国の核廃棄よりも外交的進展という面を優先視したため、過去4年間の対北朝鮮政策は失敗に終わったと批判した(朝鮮N報)。

(注※2)K国のK国労働党機関紙「労働新聞」は16日、6カ国協議に関する論評で、核施設無能力化の見返りとなる経済・エネルギー支援を拉致問題を理由に留保している日本について、「招かれざる客、厄介者であり、協議のテーブルに残る必要はない」と非難、あらためて「日本排除論」を展開した。K国中央通信が伝えた。
 論評はまた「日本は6カ国協議を通じた朝鮮半島核問題解決を妨害し、核問題を理由に軍事大国化を目指そうとしている」と主張した。(共同通信)


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