職場が夏休みに入る前日にその電話があった。
ウチの診療所が開院した当時から来ていた患者さんが
亡くなった・・と、患者さんのお嬢さんから電話があった。
電話を取ったのが新人さんだったため詳しい事も聞かずに、
「Sさんが亡くなったそうです」と私は告げられて・・・絶句していました。
私の母と同じ年齢で、家族全員が来院していたので色々とよく
お話をしていた方でした。
一ヶ月に一回は来院をしていたので近況は聞いていた。
2ヶ月前に来た時に
「20年ぶりに人間ドックを受けたら肺がんがみつかった」
「もしかしたら来月は入院しているかもしれないからね・・」
1か月前の時は
「手術は出来ないそうなの」
「通院で抗がん剤の治療を受けることにしたのよ」
話してくれる彼女は懸命に耐えているのが見て取れて、
「暗くなっては駄目ですよ」
「今、見つかって良かったんです」なんて励ましていたのだけれど・・
亡くなった今、考えてみると、
検診を受けていなかったら・・・
自分は癌である・・と、知っていなかったら・・
そんな事を考えてしまう自分がいる。
もちろん・・初期の段階で見つかれば「告知」をしての「治療」だけれど、
末期だとしたら・・「告知」をしないほうが患者さんにとっては
精神的な部分で楽なのでは無いだろうか・・・?
告知が当たり前となっているいま・・考えても良いのではないでしょうか?
某ERで仕事をしている看護士の友人が話していたけれど、
ERは医者にとって自由な場となっているそうである。
やってみたい治療をやっている・・
「それに付き合う私たちを考えてよ」と、話してくれた。
患者は何も分からないから医者に任せるしかないのだけれど、
もっと患者の立場に立った考えがあれば・・・
う~~~~~ん、夫々の考え方だからなぁ・・。
ポジティブに治療をして行きたい患者さんだっているわけだし、
ホスピスとしての考えもあるし・・・・
難しいですね・・・。
ウチの診療所が開院した当時から来ていた患者さんが
亡くなった・・と、患者さんのお嬢さんから電話があった。
電話を取ったのが新人さんだったため詳しい事も聞かずに、
「Sさんが亡くなったそうです」と私は告げられて・・・絶句していました。
私の母と同じ年齢で、家族全員が来院していたので色々とよく
お話をしていた方でした。
一ヶ月に一回は来院をしていたので近況は聞いていた。
2ヶ月前に来た時に
「20年ぶりに人間ドックを受けたら肺がんがみつかった」
「もしかしたら来月は入院しているかもしれないからね・・」
1か月前の時は
「手術は出来ないそうなの」
「通院で抗がん剤の治療を受けることにしたのよ」
話してくれる彼女は懸命に耐えているのが見て取れて、
「暗くなっては駄目ですよ」
「今、見つかって良かったんです」なんて励ましていたのだけれど・・
亡くなった今、考えてみると、
検診を受けていなかったら・・・
自分は癌である・・と、知っていなかったら・・
そんな事を考えてしまう自分がいる。
もちろん・・初期の段階で見つかれば「告知」をしての「治療」だけれど、
末期だとしたら・・「告知」をしないほうが患者さんにとっては
精神的な部分で楽なのでは無いだろうか・・・?
告知が当たり前となっているいま・・考えても良いのではないでしょうか?
某ERで仕事をしている看護士の友人が話していたけれど、
ERは医者にとって自由な場となっているそうである。
やってみたい治療をやっている・・
「それに付き合う私たちを考えてよ」と、話してくれた。
患者は何も分からないから医者に任せるしかないのだけれど、
もっと患者の立場に立った考えがあれば・・・
う~~~~~ん、夫々の考え方だからなぁ・・。
ポジティブに治療をして行きたい患者さんだっているわけだし、
ホスピスとしての考えもあるし・・・・
難しいですね・・・。