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想い出の時を刻む

趣味を楽しみながら、今日の思いや出来事を綴り、想い出として残していく日記

笑うに笑えなかった笑い話

2015年01月14日 | 思い出

 連休明けの火曜日、所用で大阪に行ってきた。

 

 朝早く出かけたので、電車の中は結構混んでいた。神戸を過ぎたあたりでようやく空いてきたので、やっとの思いで座ることができた。

 

 座ってから少し落ち着いて回りを見渡してみると、電車の中には様々な乗客が乗っていた。「あ~電車って本当にいろんな人が乗っているんだな~」と何気なく思ったその時、何年か前にあった笑うに笑えなかった電車の中での出来事がふと頭の中に思い浮かび、おもわずクスッと笑ってしまった。

 

 それは私が以前、会社勤めをしていた時のことである。

 

 ある朝、何時もの電車に乗り込むと、ちょうど席が空いていたので、これ幸いと座らせてもらった。

 


 

 忙しく電車に乗り込んだので、最初は周囲に目がいかず、ただ、ぼ~っと座っていた。

 

 そして、少し落ち着いたのか回りの人や前の座席に座ってる人たちの姿がハッキリと目に入りだした。

 

 疲れた様子の人、眠る人、新聞を読む人、はしゃいでる学生たちもいた。別段変わった様子がなかったので、私も朝が早かったので、少し目をつぶりひと寝眠りしようとしたその時である。

 

 なぜか、学生たちのクスクス笑う声がした。なんだろう思い目を覚まして、周りをさっと見回してみたが、なぜ笑っているのかよくわからなかった。

 

 気になったので、もう一度、周りに目を凝らして見てみると、アッと驚く光景が私の目に飛び込んできたのである。

 

 その、光景とは目の前に座ってる大学生か社会人なのかはわからないけど、すごく綺麗な若い女性が疲れて眠っていたのだが、なんとその子の顔を見ると鼻から、少しずつ鼻水が垂れていたのである。(ドキッ!)

 

 最初のうちはそれぼど目立たなかったが、時間がたつにつれ鼻水が少しずつ長くなり、どうしても目立つようになったからさあ大変。

 

 学生さんたちはせめてもの遠慮か、笑いを必死に堪えクスクス、大人たちはどうしたら良いのかわからず、目をそらしたり、眠った振りをしていた。

 

 肝心の彼女の横にいた人たちと言えば誰も気付いていないようで、起こしてあげる気配もなかった。

 

 こうした状況で、私は勿論、周りにいた人たちはみんなハラハラ、ドキドキ。声をかけてあげたい気持ちはやまやまだったが、かえって彼女に恥をかかすようで勇気が出ない。それでも、いくらなんでも、電車の揺れや乗客の乗り降りで、必ず起きて気付くと思ったのだが、彼女は余程疲れていたのか、ずっと眠り続けていた。

 

 こんな状況だったので彼女の鼻水と言えば、見ていても恥ずかしくなるぐらい長くたれさがり、とうとう彼女の膝の上まで到達してしまったのである。(普通だったら途中で切れるか、本人が気付いて吸い上げるのだが…)その間約1時間、私は彼女に同情しながらも、その光景が面白くてたまらなかったが、笑いたくても笑えない状況で笑いをグッと堪えて先に電車を降りることになったのだった。

 

 

 もう一つの笑うに笑えなかった話は、夕方の電車の中で起きたハプニングである。

 

 私が帰りの電車に乗り込み席に座ってから暫くたっての出来事である。先に電車に乗っていた、いい年をした男性が途中から乗ってきた女性に突然イチャモンをつけだしたのだ。その女性は柄の長いハデなピンク色の帽子をかぶった、中年の女性で容姿は少し太り気味だったと記憶している。

 

 最初はよくわからなかったが、男性がひつこく前にいた女性に何かをブツブツ言っていたが、女性が無視をするので、別段気にすることはなかった。ところが男は自分が無視されてるのに腹がたったのか声をだんだん大きくして怒鳴りだしたのだ。それで乗客たちの目は一斉に男の方に集中した。

 

 その男は少し酔っていたのか、前の女性に向かって、下品な言葉で「ブス」「ブス」「そんな帽子似合わんから脱げ」と繰り返し言って騒いでいたのである。私はその言葉にビックリさせられが、酔っぱらいの戯言と思い聞き流していた。

 

 ところがその男性に侮辱的な言葉を浴びせかかけられていた、向かいの女性は最初は無視を続け、我慢していたのだが、とうとう限界に到達したのか、今度はその女性が男に向かって「あんた何を言ってるの、だまりなさい」と反論しだしたのである。

 

 こうなれば、もはや手のつけようがなく二人は向かい合いながら、普段話せない言葉で罵声の浴びせ合いをしだしたのだ。男が「ブスにブス言って何が悪い」と言えば、女性はついに汚い言葉で「おっさんアホか」と言い返したのである。

 

 エスカレートしていく二人の口喧嘩に周りの人たちも呆然としながら、ただ見つめるばかり。

 

 感情が昂ぶり、前後の見境いがなくなった二人は、もう周りのことなどまったく気にもせず大声で罵声を浴びせあっていたが、その情景があまりにもバカらしくて、面白かったので、こちらは笑うに笑えなくてずっと我慢せざるをえなかった。 /p>

 

 幸い二人は言葉で喧嘩はしたものの、つかみ合いの喧嘩にはならなかったので結局、笑い話ですごすことができた。 人間生きていれば本当にいろんなことに出会うんだとつくづく思い知らされた出来事であった。

 

 

 近頃は、いいか悪いのかわからないけど、電車に乗ればみんな携帯やスマートフォンを見ていて、周りで何が起きているかわからないと思うが、たまには携帯を置いて周りをみてみれば、こんな笑える話もあるんだと云うことも知ってほしいものだ。

 

 


秋のなごり

2014年12月03日 | 思い出

秋の紅葉の姿はいつ見ても美しい。春、眩く照らされた太陽の陽射しを浴びながら、青く透き通った輝きを見せていたあの若葉が、深まる秋とともに、だんだんと赤く色ずき、美しい景観を創り上げた紅葉の姿は実に素晴らしいものです。そしてその姿を見つめながら、人もこようにうに人生を美しく染め上げていけたら、どれほど素晴らしいかと、ふと思うのでした。 

 

 

今にも落ちてきそうな、実がついた栗の木の姿もまた、秋の深まりを感じさせる、ひとつの風景になっていました。

 

  

柿木も、たわわに実をつけ、美しい秋の模様を創りあげていましたが、山に実った野生の柿のせいか、だれも取っていく人がいないようで、長く同じ姿でたっていました。

渋柿のせいか鳥までも甘くなるのを待っているのかのように、寄り付きもしていませんでした。

 

 

 

  


朝靄にかすむ海

2014年12月01日 | 思い出

秋深まり、冬がすぐ目の前に近づいてきたある日、いつもの海に出かけると美しい海の姿に出会うことができました。

 

 

朝靄のかかった海に浮かぶ、小さな船の姿は、蜃気楼のように幻想的でした。

 

 

厳しい寒さの中、この海で働く人々の心に思いをはせると、自分もまた、この人たちのように一生懸命に働き、生きていくことの大切さを、心に刻むことができました。

 

  


想い出の一枚

2014年11月25日 | 思い出

もう、何年前になるか?はじめて買った一眼レフデジカメをもって、近場の公園に野鳥観察に出かけ、見つけた野鳥です。

ジョウビタキ

後で調べてみると鳥の名前はジョウビタキでした。 必死になってカメラを構えて撮ってみると、意外といいできでした。
寒くなってくると、必ず思い出す一枚の写真を見つめていると、また、ぶらりと何処へ出かけてみたくなりました。