あるマーケティングプロデューサー日記

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『ビリーズブートキャンプ』を超える本物の軍隊訓練

2007-07-11 13:03:19 | 海外事情
こんにちは。

今、1週間で結果を出す“軍隊式エクササイズ”として話題の『ビリーズブートキャンプ』。

ビリー隊長の名台詞とユニークなアクションが受けて、5月には日本だけで20万セットを売り上げたそうですから、かなりのものです。

ちなみにブートキャンプとは“軍隊の新兵訓練”のことだそうで、では本物の軍隊訓練はどうかと言うと、その模様が週刊プレイボーイに掲載されていたのでちょっとご紹介したいと思います。

◆米陸軍の場合(17~21歳男子)
・腕立て伏せ82回/100点
・腹筋92回/100点
・3,2㎞持久走11分54秒以内/100点
※合計300点満点で評価、米海兵隊もほぼ同様の内容
※これをクリアした場合でも一般隊員に過ぎない
※訓練期間中わずかなミスをすればその場の全員が腕立て伏せ。これが1日1,000~1,500回に及び、養成過程で70%が落とされる

スタンブリー・キューブリックの名作『フルメタル・ジャケット』には、上記の海兵隊の兵士育成過程がかなり生々しく描かれています。

◆ファーストクラス(1級)となって狙撃手コースや偵察部隊コースへ進む場合
・4,8㎞持久走18分以内
・懸垂20回
・腹筋2分間で100回
・フル装備で遠泳する水泳検定1級を取得
・射撃検定特級を取得

◆米海軍特殊部隊SEALSの場合
・500ヤード(457m)水泳8分以内
・6,4㎞持久走30分以内
・腕立て伏せ、腹筋、2分間で各100回

◆フランス特殊部隊GIGNの場合
・警察犬との格闘訓練
・空挺師団と一緒にアルプスでのスキー・登山訓練
・ル・マン・サーキットでの高速運転訓練
・セーヌ川の遊覧船の下に潜り、素潜りで18mの水底まで行き、そこにある問題に解答して戻る

◆米陸軍特殊部隊グリーンベレーの医療衛生コースの場合
・通常の応急措置
・抜歯
・皮膚移植
・盲腸の手術
・手足の切断技術
・ピストルやナイフで傷つけた犬を手当てするドッグ・ラブ訓練

タイガー・ウッズの父親も、こんな訓練を受けていたとは驚きです。

◆米陸軍特殊部隊デルタフォースでの心理チェック
・糧食1食分で36時間野外行軍させて、その最中に数学の問題を出したり、数日間の徹夜を強いられる野外課程から帰ってきたところで難解な書物を渡され、18時間以内にレポートを提出する

◆南アフリカ共和国のスペシャル・フォース・ブリゲード(特殊戦旅団)の選抜訓練「ジャングル・サバイバル」
・候補兵は戦闘糧食半日分、コンデンスミルク1缶、ビスケット12枚だけを渡される。ちなみにビスケットは12枚中8枚はガソリンがかかっている。ジャングルで5日間行き抜き集合地点に集まると、教官から「ここは間違って伝えられた集合地点で、正しいゴールは30㎞先」と言われ、ここで怒ったり脱力した者は失格

これらは、企業の人材採用&育成プログラムに応用できる部分もありそうです。要はいつの時代も、“タフで切れる人材が求められる”ということですね(笑)。

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