あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

スコセッシアカデミー受賞作 『ディパーテッド』

2007-07-10 10:15:36 | 好きな映画
こんにちは。

今村昌平監督を師と仰ぐマーチン・スコセッシ監督が本年のアカデミー賞で作品賞、監督賞など4部門を受賞したのが『ディパーテッド』です。

映画の冒頭で、僕自身も大好きなローリング・ストーンズのギミー・シェルターの曲が流れながらの、アイリッシュ系マフィアのボス役ジャック・ウィルソンの台詞がとても印象的です。

俺は環境の産物じゃない
環境が この俺の産物なのだ
昔 教会があった
少なくとも役には立っていた

差別は憎しみを生むだけだ

コロンブス騎士会はイタリアン・マフィアだ
街の一角を牛耳ってる

アイルランドのあの男が大統領になるまで―
俺たちは20年も仕事がなかった

黒人はわかっていない
俺たちアイリッシュはそこが違う

誰も与えない
自分で奪うんだ

舞台は、ケネディの公民権運動の1970代から現代に至るまでの、ボストン南部“サウシー”。

自らもアイリッシュ系である抑揚の効いたジャック・ニコルソンの渋い声が、最高の序章になっているこの映画は、ニコルソン扮する大物マフィアの撲滅作戦を巡って、警察内部に侵入したスパイと、犯罪組織に侵入したもう一人のスパイの攻防と葛藤を描いています。

個人的には、ハマリ役のジャック・ニコルソンのアクの強い演技と狡猾で細心な警官を演じるマット・ディモンの悪役ぶりが気に入りました。

ストーリーも最後の最後まで気が抜けず、非常に楽しめる構成になっています。

スコセッシチームの完成度の高い仕事ぶりが、4部門の受賞につながった名作と言えると思います。

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