あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

売れる雑誌の表紙デザイン2

2005-05-02 23:30:38 | マスコミ関連
ネット証券会社が、軒並み過去最高決算を記録しています。

ネット証券の口座数は対前年比156%の伸びを見せ、逆に兜町にある証券会社の本社の数は33社から12社に減っているそうです。

インターネットの発達は、金融ビジネスのあり方も大きく変えようとしています。

説明責任が求められる社会の到来は、増大する個人投資家の存在が促進するかも知れませんね。


さて、今日は売れる雑誌の表紙デザインの続きです。

あるニューヨークのアートディレクターが語る売れる表紙デザインのルールを紹介しましょう。

◆有名人の写真を表紙に掲載すると売れる

◆セックスの項目を表紙に入れると売れる

◆ある程度項目をたくさん入れると内容が豊富に見え、良く売れる

◆あまりに多くの記事項目を入れ過ぎると読者は逃げる

ここで重要なのは、雑誌の種類によって“売れる表紙の定義”が変わるということです。

多くの場合、話題性の高い有名人が表紙を飾るものは売上が良いと言われてますが、家具・インテリア・ガーデニング雑誌は、表紙が有名人であっても、読者の関心を引くということはありません。

一つ面白い話があります。

アメリカのある有名なスポーツ誌は、年に一回セクシーな水着特集号を組むそうです。

そしてこの号は、ニューススタンドで売上が大きく伸びるだけでなく、定期購読者も増えるそうです。

しかし、そのアートディレクターはこう語ります。

「読者は、この雑誌がスポーツに関する優れた記事があるから買ってくれるのだ。年に1~2回のセクシーな表紙も、それはそれでいいだろう。でもやり過ぎは、読者を逃す。」