あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

売れる雑誌の表紙デザイン1

2005-05-01 00:51:02 | マスコミ関連
今日は、久しぶりにテレビでK1を観ました。

格闘技は、歴史的に見てもかなり人気のコンテンツですね。

古代ローマでは、ファイター(当時は奴隷)のどちらかが死ぬまで、時間無制限で行われたという記録が残っているくらいです。

格闘技の死を感じさせるスリリングさは、人間にとって麻薬のような刺激があるのかも知れません。


さて、今日は売れる雑誌の表紙についてです。

雑誌というメディアは、表紙が売れ行きに非常に大きな影響を及ぼします。

ご存知にように、本屋さんに行くと、ものすごい数の雑誌が並んでいます。

そこで、本屋さんの雑誌コーナーに行って、自分が一通り眺める時間を計ってみましょう。

そして、その時間を置かれている雑誌の数で割ると一冊あたりの見る時間値が出ます。

正確には全て均等に雑誌の表紙を見ているわけではないのですが、業界では「3秒のうちに買い手の注意を引きつけないといけない」と言われています。

そんな雑誌の表紙のインパクトを構成する2大要素は、写真とタイトルです。

タイトルはその号の特集を示すことが多く、短い言葉でいかに伝えるかが重要です。

当然言葉は短ければ短いほど、その伝達スピードは速くなります。

また、言葉以上に力を持つのが、ビジュアルです。

売れている雑誌の大きな特徴は、写真の精度が非常に高いことです。

文芸春秋社は、日本で初めてスポーツジャーナリズム誌を成功させました。

そう、あの有名な「Number」です。

この雑誌が成功した大きな理由は、充実した執筆陣ももちろんですが、グラフィックデザインと写真のクオリティにこだわったことです。

Numberの成功―それは、文芸春秋という会社のブランドを上げる効果も生みました。

明日は、ニューヨークのアートディレクターの話を紹介したいと思います。