猫の白内障

ポンちゃんは、急逝された４０代女性のお家で飼われていた子です。

生活保護費はアルコールに消え、ゴミ屋敷となったアパートに子供達と猫がいました。

連絡を受けて行った時は、ゴミが積もり、食料はなく、水道も使えませんでした。　トイレも使えない所に人間の子供が居たのも驚きで、ショックでした。

最初に駆け付けた警官は驚いて、換気のため窓を開けたので、ポンちゃんは外で保護しました。

そんなポンちゃんは、里親探しをして、貰われていきました。

ポンちゃんはまだ５歳未満です。　先日、飼い主さんからのお便りで、白内障のようだから、別の病院を紹介すると言われたとの事。

私の理解でも、犬と違って、猫の白内障は珍しいと思います。　まだ見た事がないです。　別の獣医さんは経験があるようで、ポンちゃんの白内障は、年齢的なものでなく、先天的なものではないかとの事です。　

白内障の事はわかりませんから、まさかあの環境のせい？などと思ってしまいました。　どんな治療か？　詳細はわかりませんが、幸い初期なので、ちゃんと見えているようです。

その他は元気で、家族の癒しとなっているようで、のんびり暮らしています。

 

 

 

メリーちゃんのその後

ビビリのメリーちゃん・・・

トライアル初日にケージから脱走！　ビビリの子はケージから出したら捕まりませんよ、と注意したばかり・・・もう一度訪ねてメリーちゃんをケージに入れました。

ケージから出してしまった奥さんにだけ、シャーと威嚇するようになり、威嚇をやめさせるため訪問。

すぐに威嚇はやめましたが、ケージから出したいがケージに戻す時に抱っこが出来ないとの事でしたので、抱っこの練習に訪問。

広い場所で捕まえるのは大変だから、ケージが自分の居場所とわかるまで出さないほうが良いですよ、と長めのケージ生活をお勧めしました。

が、ケージからの脱走２回目・・・脱走したらこうする・・と練習していたので、無事にケージに入ってくれました。

脱走３回目も、ケージが自分の居場所と認識したようで、自ら戻りました。

しかし・・・屋内だから良いものの、脱走も３回となると・・・何か問題ありです。　

目の開け方がおかしいがどうしたら良いか？との事で様子を見に訪問。　目薬の差し方、捕まえ方などを練習。

すでにトライアル２週目突入し、今は３週を越えたところです。

ケージから出てリビングで寛いだり、探検したり、傍まで来たりするけど、なかなか触れないようです。

一緒に遊んだり、おやつには寄ってきたり、自分からケージに入って寝るようなので、お互いにペースがわかってきたようです。

（まだこんな状態ですみません。　でも家族全員が可愛がっていて大事にしています）との事で正式譲渡です。

メリーちゃんも飼い主さんも、頑張りました。　

脱走は、屋内だけにしてね。

 

５匹のチビチビの続き

１週間前に保護した５匹の子猫の母親は、黒白八割れの子とわかりました。

以前、何度も捕獲を試みましたが、捕まらなかった子です。

会社の中でご飯を貰っている子ですが、１食なのと土日が休みなので、近所でもご飯を貰っています。

会社の餌やりさんは、（お腹が大きいからね、家に連れていって出産させようと思っているのよ～）と仰ったので、出産はしていないのかと思いました。
他の餌やりさんに伝えたところ、（あ～、あの人、有名な嘘つきだから、あてになりませんよｗｗ）との事でした。　

少なくとも、出産したかどうかはわからない方のようでしたが・・・

生後１週間で拾った子は、生後２週間となり、目も開きました。まだ乳児と言った感じです。

かえでちゃん、３２５ｇ

こりんちゃん、３２５ｇ

つむぎちゃん、３００ｇ

翔太くん、３００ｇ

千太くん、３６０ｇ　です。

無事に育ちますように。

 

 

幸せ報告ー片目のたくみくん

昨年の今頃・・・たくみ君のお届でした。

片道２時間かかったのは、休憩を２回入れて車酔いしないように気を付けたからですが、遠かった・・・

しかも、到着後、いつも機嫌の良いたくみ君が怒ったり威嚇したり・・・

そんな姿は見た事がなかったので、まさか、帰ってくるのか？と思ったほどです。

環境が変わり怖かったのでしょうが、元々は性格の良い子で人にも馴れていました。初めての若い男性で人見知りしてしまったと思いますね。　なにしろ、我が家はシニア世代・・・若い人がいませんから。

たくみ君は、風邪の為、目が酷く、初めて見たときから、もうつぶれているかなと思いました。

大きくなって去勢手術するときに一緒に目の手術をすることにしていたので、大きくなるのを待っての里親募集でした。

１年後、送られてきたビデオには、おもちゃを投げる飼い主さんの元に、拾って届ける姿が写っていました。

（頭が良くて、性格も良くて、うちの子が一番なんです！）って・・・

到着した時に、ビビっていたたくみ君とご主人の姿を思い出しました。

幸せに暮らしてくれて、良かった！

４匹兄妹

偶然見つけた生後２週間の子猫３匹は、風邪を引いたりしましたが、一日５回もご飯を食べるので、大きくなりました。　

その時、親猫が咥えて行った１匹は１０日位後に保護。兄弟とはわからず、威嚇したり、１匹だけ別行動だったりしましたが、今は、４兄弟仲良く遊んでいます。

あゆむくん、７００ｇ

あきとくん、７４０ｇ

みほちゃん、６２０ｇ

後から保護した、りょうくん、７００ｇ

まだﾜｸﾁﾝを打てませんが、そろそろ里親募集をしようと思います。

５匹のチビチビ

公園の黒猫の出産が近い日・・・（近くに住む餌やりさんが、黒猫を我が家で出産させたらどうかしら？　）と言っていますけど、どうしましょうか？と餌やりさんから連絡がありました。　

この猫が出産するのは捕獲困難で手術出来なかったからです・・・それをどうやって捕まえるか？　残念だけど準備不足でしょうとお答えしました。

結局、どうしようと話し合っているうちに黒猫は居なくなり、出産したようです。　が、明くる日、ずぶ濡れになって出て来たと言う事でしたから、出産したけど子猫は生き延びていないような印象でした。

それから２週間以上経過して、どうもおかしい。　スリスリ甘えて来るとの事。子猫が居なくなって発情か？　捕まえるなら、今がチャンスですが、子猫がいるかもしれないし・・・探して見る事にしました。

昨日の早朝。　このフェンスの穴から出てくるというので、フェンスの中に入らせて貰い、捜索１時間。　気配がありません。　黒猫も帰って来なかったし、この場所ではないと諦めました。

黒猫がいる公園の隣の小さな公園に来る猫が出産しそうだ・・と聞いたのは１週間位前なので、なんとなく探してみましたら・・・見つけちゃったんですよねえ。　雨の予報、気温が急降下の予報、だけど目も開いていないしなあ、親が育てたほうが良いよねえ・・・などと悩みましたが、ここは子猫が見つかると川に捨てられる・・という団地の隣で、川の横・・・連れて帰る決心をしました。

生後１週間、５匹、多分、オス２匹、メス３匹

見事に模様が違いますよ。

育ちますように・・・・

 

ここなちゃん、正式譲渡です

前々回の譲渡会でトライアルが決まったここなちゃんでしたが、お届けが遅かったので、今日でトライアルを終えました。

最近、決まってからお届けまでが長いのは、積極的に脱走防止対策をして下さるお家が増えたからです。

ここなちゃんの里親さんはケージ飼いも初めてでしたから、ケージの準備と玄関に続く通路に、手作り扉を作って下さいました。

部屋には其々のドアがあるので、ここで玄関まで行かないようにしていれば大丈夫なお家かと思います。

ここなちゃん、最初はお決まりのベッドにお籠りでしたが、２日目からご飯を食べる事が出来、すぐに飼い主さんと仲良くなっていました。

マイペースながら人懐っこく、甘えてもくれる性格の良い子なのに、ちょっと強面なので敬遠されがちでしたけど、待った甲斐があって良縁が見つかりました。　

今日はすでに奥さんの腕枕で寝ていたそうですよ。

ここなちゃん、正式譲渡となりました。

 

トライアル中、メリーちゃん

メリーちゃんは５兄妹で、我が家に来たときには、フーフーシャーシャーの５匹大合唱状態でした。　ケージの空具合を見て、２匹と３匹に・・・次は１匹づつに・・・と変えていき、やっと触れるようになった子です。　先に正式譲渡となったサリーちゃんと姉妹なので、良く似たビビリです。

先日から、トライアルに行っています。　

メリーちゃんのようなビビリ猫は、先に、ケージが自分の落ち着く居場所と解かってから、少しづつ部屋を探検させ、怖かったらケージに逃げ込む位にしないと、なかなか馴れてくれず、いきなりフリーだと家庭内野良猫状態になって触れなくなります。　だからケージが必要な事は説明をして、使っていたのとほぼ同じサイズのケージをお願いしましたが、買ってみたらサイズ違いだったとの事で、小さめで落ち着かない様子です。

里親さん家族はケージ使用は初めてで、特に年配のご両親の方は、箱に閉じ込めるという感覚になるようですね。　だからすぐに出したがります。　小さい時からケージに入り、遊んでいても、ご飯だ！という時にはケージに戻り、地震があるとケージに隠れる・・・というような子にはケージは安心出来る場所です。　ご家庭の中で安心出来る場所が出来たらケージ卒業でも構いません。　まずは落ち着かせてやる事が必要です。

お届けにいき、いきなり知らない広い空間に出したらパニックになってしまう事を力説して帰りましたが、２時間後・・・連絡があり・・・ケージから脱走したって・・・

出たもののどこに行って良いかわからず、隠れ場所も見つからず、パニックになり、おしっこしながら走りまくって隠れたようです。

どうしましょう？　怯えているから触れないですよね・・と仰るので、再度訪問。　台所の隅に隠れているのを見つけてケージに入れました。　怯えて、しがみついてくる感じがあり、切なくなりました。

その日の夜から、追いかけた奥さんにだけシャ~と威嚇するようになったらしい。威嚇するので触れない・・このままでは抱っこも出来ず、病院にも連れていけないのでは？という心配もあり、トライアル中断も頭をよぎっているようでした。　

今度は、メリーちゃんに威嚇をやめさせ、仲直りの抱っこをしてもらうべく、夜に訪問しました。　

威嚇する子を触るのは怖いと思います。　でもね、それが猫にも通じてしまうのですよね。　シャーと言っても（何言ってんのよ～、ほらほら抱っこするよ～）と強気指導。　取り敢えず、威嚇をやめて抱っこされていたので、帰って来ましたが、次の日からがどうか？　

メリーちゃん、トライアル中断か？というところで止まっていますが帰ってくるかも？という感じです。

 

猫の連れ去り

大きな団地には、猫が多数いますが、かなり不妊手術が進んでいます。　こういう場所には、捨て猫も多いです。　が、捨てる現場を見ていながら、注意したり、犯罪だと思う人がいません。捨てる人にも、目撃する人にも、罰則のある犯罪だという認識がない事が多いようです。

以前、産まれた猫を川に捨てていると自慢気に話した高齢男性に罰則の話をしたら、（えっ、金取られるの？）と驚きました。　自分の行為には反省の色もなく、罰金への不満たらたらでした。

捨てる現場を目撃しながら何もしない人。　出来れば証拠となる写真でも撮って警察に届けてほしいものです。

捨てるのは犯罪ですが、連れ去りも犯罪の場合があります。

先日、この団地で３匹の猫を連れ去った人がいた・・・という話を聞きました。　２週間も前の事で、その間、警察にも自治会にも、猫に餌をやる人にも教えていませんでした。

早朝、籠のようなものを持った男性二人組が、３匹の猫を捕まえ、（今日はたくさん捕まったな）と話ながら、どこかへ行ったとの事。　地域で餌を貰っている不妊手術済の猫です。

犯罪の匂いがプンプンするのに、黙っている、声をあげない・・・事にも不満です。　この件は、警察に届けるように言っていますが・・・

２週間位前に、急に居なくなった年寄り猫がいて、高齢なので心配していました。　居なくなる前日は、ご飯を食べ元気だったとの事。　この子も人が近づいてもあまり逃げず、抱っこ出来る猫です。　連れ去られたと思います。　こんな事が起こる事を想定して、外の子は抱っこしたり、簡単に人が触れるようにしないほうが良いと思います。　連れ去りは金銭目的が多いと思います。　

この場所に保護団体が来るとは思えませんが、もし保護目的で連れていくなら、主な餌やりさんに伝えてください。　必ずご飯をあげて可愛がっている人がいます。　置き手紙でも良いです。　黙って連れて行かないでください。