ポンちゃんは、急逝された40代女性のお家で飼われていた子です。
生活保護費はアルコールに消え、ゴミ屋敷となったアパートに子供達と猫がいました。
連絡を受けて行った時は、ゴミが積もり、食料はなく、水道も使えませんでした。 トイレも使えない所に人間の子供が居たのも驚きで、ショックでした。
最初に駆け付けた警官は驚いて、換気のため窓を開けたので、ポンちゃんは外で保護しました。
そんなポンちゃんは、里親探しをして、貰われていきました。
ポンちゃんはまだ5歳未満です。 先日、飼い主さんからのお便りで、白内障のようだから、別の病院を紹介すると言われたとの事。
私の理解でも、犬と違って、猫の白内障は珍しいと思います。 まだ見た事がないです。 別の獣医さんは経験があるようで、ポンちゃんの白内障は、年齢的なものでなく、先天的なものではないかとの事です。
白内障の事はわかりませんから、まさかあの環境のせい?などと思ってしまいました。 どんな治療か? 詳細はわかりませんが、幸い初期なので、ちゃんと見えているようです。
その他は元気で、家族の癒しとなっているようで、のんびり暮らしています。