１年間の感謝を込めて

今年は、コロナに始まり、終息を迎えないコロナで終わります。

我が家の保護猫達をはじめ、保護猫を抱えた保護主さんのための譲渡会も、密に接触しないようにと考えると殆ど開催出来ませんでした。

そんな中でも、捕獲作業中に保護したり、行き場のない子達を保護したりは続き、子猫も次々と拾ってしまい・・・

気づけば、今年も９４匹が我が家にやって来ました。　

病気で亡くなった子や、突然死した子、到底生きられないようなへその緒が絡んだままの子もいました。　なんとかならないか・・・の思いはあっても、虚しい気持ちになった事も多々ありましたが、幸せを掴んで出て行った子も大勢います。

昨年からの居残り組も３匹いますが、残り１７匹、計２０匹が、新しい飼い主さんを待っています。

今年は病気の子が多く、動物病院の先生方、看護士さん達には本当にお世話になりました。　

猫達を見染めて下さり、幸せな暮らしを与えてくださっている里親さん達にも、感謝の気持ちでいっぱいです。

譲渡会を支えてくださっている動物病院やスタッフ、保護主の皆様も、１年間有難うございました。

沢山の方の力を借りて、猫達は幸せになれます。

皆様、今年１年、有難うございました。　来年も厳しい年になるかもしれませんが、もう少しだけ頑張ろうと思います。

クリスマスの捕獲

急ごうと思っていた避妊手術がすっかり遅くなり、公園の新人三毛猫が妊娠するのでは？と心配で・・・やっと重い腰をあげて捕獲に行きました。

朝６時半は寒い・・５時起きだし・・・

餌やりが来るまえに行こうと思うのに、すでに置き餌がある・・どんだけ早いんだあ～でも、７時にターゲットの三毛猫だけが出てきたので、捕獲。

ここまでは良かったけど、その後第二の餌やりが・・隠した捕獲機の前にてんこ盛りの餌を置き食べさせていた。　

（お手伝いしようと思って、おびき寄せる餌を置いたよ）・・と得意げですが、こちらは寝不足で機嫌が悪い！

で、手伝って貰ったのに、なんで入らないのかな？　入る前にお腹が一杯になったかな？　なんでかな？　不思議ですねえ、手伝ったのにねえ・・・と嫌味を連発したら、黙って帰りました。

次は、（あら、捕獲するんですね、ご苦労様です）と言いながら、コンクリートの上にご飯を置いて行く・・・

ここに居たのでは、ターゲットのメスは捕まらない・・・と、場所を移動。

途中・・白い紙皿が所々にあり、その餌のやり方に見覚えがあり、以前の餌やりさんを思い出したのですが・・・

その餌やりさんは、昨年の秋に、福島の震災住宅に入る事になったから餌やりをしてくれる人を見つけてくれと言うので、探して頼んだりしました。多分、５０匹位に餌やりをしていたから、探すのも大変でした。　まさかね・・・やって来たのは以前の餌やりさんでした。あちこちで目撃された、似た人は本人でした。福島では餌やりが出来なくてする事がなかったらしい。　そりゃ、こちらだと朝の６時頃から１２時頃まで餌やりに回り、夕方から夜も来ますから、それしかしてない？　餌やり病？　それにしても、あれだけ大騒ぎして、餌やりを頼んで帰ったのだから、戻ってきたといいんじゃないの？　知らないで、頼まれた餌やりをしている人もいるんだし・・・

なんか、腹立たしい日だったけど・・・

取り敢えず、メス３匹捕まえて、

今日は朝病院に預け、夕方は引き取りに・・・２回往復は、結構大変です。　とてもクリスマス気分ではなかったけど、手術後の猫ちゃんには、特別クリスマスメニュー　夜中にこっそり食べるでしょう。

鳴き虫ベンちゃん

郵便局の方が、（ベランダの下で子猫が鳴いている）と訪ねて来られて、雨の中を走り回る子猫を保護して３カ月。　

後で知ったのですが、掃除の人も管理事務所の人も、鳴いている子猫を捕まえようと追いかけまわしていたようです。

どうりで、子猫のわりには、いつまでも人を怖がり、近づくだけでビックリ顔。威嚇もしていました。親とはぐれて怖い思いをしたのかもしれません。

最近、ずっとベンちゃんタイムを作って、抱っこして甘えさせていたので、すっかり抱っこ好きの甘えん坊になりました。

そんなベンちゃん、年末に新しい飼い主さんの元に行くことになりました。　お父さん、お母さん、娘さんに抱っこして貰い、大人しく出来たので、見染めて貰いましたよ。

鳴き虫ベンちゃんは、鳴いていたからこそ見つけて貰えて、保護する事が出来ました。　ご飯の催促や遊びの時間になると、鳴きますけど、これがベンちゃん・・・里親さんも理解してくださいました。

早速、郵便局の方にもご報告。喜んでくださいましたよ。

ベンちゃん、皆が応援しているよ。

 

 

 

若くんー続き２

大人っぽい顔つきなのですが、する事は子供っぽい若くん。

ついこの間まで公園生活をしていたと思えない位、お家に馴染んだ若くんですが、大勢の人の前では、固まってしまい、寝たふりをしているうちに、寝てしまう状態。

今回は予約制なので、若くんを目指して会いに来て下さった方とご縁が繋がりました。

固まってはいたけど、人が好きで、誰にでも抱っこされる若くんですから、大人しく抱っこされていましたよ。

年末に、新しいお家に行き、新年から新しい生活が始まります。

 

 

白血病子猫の続き

噛まれたと聞いて見に行って、ちょっと体を触って、カルテを作るのに性別チェックをしただけで、１週間入院してしまっているので、顔も見られなかったかおりちゃんに面会して来ました。

餌場にひょっこり現れた３週間前の方がふっくらして、可愛らしいです。

傷が痛々しいですが、かなり良くなっているところです。　いわゆる猫同士の喧嘩傷、噛み傷など、牙や爪は長く、尖っているので、刺さるような傷が多いです。　ですから、傷口はすぐに塞がりますが、塞がった後に中で化膿するのが危ないです。　

毛を剃っているから、ガリガリなのが良く解ります。元気はつらつで走りまくったりする月齢なのに・・・

まだ退院出来そうにないので、我が家で養生する予定にしていましたが・・・

なんと、かおりちゃんの面倒を見て下さる里親さんが現れました。

養生もさせるから、すぐ連れてきて良いですよ・・・と有難いお話です。

かおりちゃん、普通のお家生活が出来そうです。

応援してくださった皆様、有難うございます。

 

 

 

白血病の子猫。 緊急里親募集

2週間位前に、（餌場に突然、子猫だけが現れたの～、ここで育てますね）とメールがありました。　

そこでご飯をもらっている猫達は、6匹だか7匹だか・・・顔をみれば、次々とご飯をあげてしまうので、近所の猫は１０数匹、不妊手術をしています。　

親とはぐれた小さな子に、外生活は過酷です。　保護してやれば・・と思いましたが、口出ししないことにしました。

昨日、電話があり、その子猫は周囲の猫達には、あまり受け入れられていなくて、噛まれてしまった。　元気がないとの事。

見に行ったら・・・怪我をして血が出ている様子もなく・・・いつ噛まれたかを聞きました。

１回目は１０日位前で、今日も噛まれて・・・　

これは１０日前に噛まれたのが危ないんじゃないの？とあちこち触ってみると・・・脇腹におおきなしこりが・・・押してみると、膿が出てきました。　皮膚の下に膿がたまって、毒素が回っている。　猫に噛まれたり、爪が入ったりすると見た目にはわからないけど、危険です。　噛み傷が原因で死ぬ子だっている・・・という危機感はゼロのようでした。

血液検査、レントゲン、膿の培養検査、点滴などと検査をした結果、入院することになりました。　入院なので、血液ウィルス検査をすると・・・・

なんと、白血病です・・・・

白血病は移るので、隔離場所のない多頭飼いの我が家で保護するのは限界があります。養生位しか出来ません。

元に戻せば、周囲の猫達に、白血病が移るかもしれない。　

小さな子猫は、治療して回復しても、行き場所がありません。

先住猫も白血病・・という方、白血病でも家で飼ってあげるという方はいらっしゃいませんか？

緊急です！　まだ３か月齢の女の子。

里親さん、募集します。　命を繋げてやってください。

５匹でトイレ２個

猫トイレが２９個から、２７個になります。

チビちゃんズ５匹

モリ―

ベティ

つらら

時雨

吹雪

新しい飼い主さんが見つかりました！

チビちゃんズは、兄妹一緒のケージにいるので、ドドーと出ていくようだけど・・・トイレは２個しか減らないってことです。

もっと頑張らないと、減らないぞ～～

里親募集中の猫達、まだたくさんいますよ。

 

 

 

のんちゃんが逝く

FIPの診断を受けて2週間にもなりませんが・・・

深夜、のんちゃんが逝きました。

もう余命短いと判断し、獣医さんに、このまま家で看取る事を伝えました。

吐く事も下痢もなく、腹水も溜まらず・・・

ただ、ご飯が食べられなくなり、薬も飲めなくて、ガリガリに痩せてしまいましたが、手を出すと抱きかかえるようにし、抱っこすると喉をゴロゴロして、喜んでくれているようでした。

生後1週間位の、まだ目も開かない時に拾った子です。

免疫力が低く、風邪をひくと入院。　目も治らず手術をしたり・・・手のかかる子でしたが、人は好きだし、猫とのトラブルもなく、大人しく性格の良い子でした。

生後8か月の短い猫生でした・・・静かに、穏やかに逝ったと思います。

 

失明かな・・・

早朝の捕獲の時に、かすかな子猫の声を感じて、見つけた子猫は、とても小さくて、２００ｇもありませんでしたが・・・

ミルクもあまり飲めず、風邪の症状が酷くなっていました。

目の状態も酷くなったけど、小さすぎて治療が困難です。　強すぎる薬だと角膜に穴が開く事もあるそうで、難しいなと思いながらも、目薬をつけておりました。　

ヘルペスが疑われたので、インターフェロン注射に通いながら新薬も試し、ミルクが飲めないので１-２時間おきに授乳。それでもダメな日は捕液を打ってもらいました。　

生きられるか？　持ちこたえるか？と、こわごわケージを覗く日が続き・・・

顔半分のきいちゃんは、生後７週目なのに、まだ体重が４５０ｇですが、目も殆ど治り、鼻水もやっとおさまってきました。　しっかりと歯が生えているのに、ミルクしか飲めません。でも、元気になってきたから良いよね。

白っぽい雪ちゃんは、目の症状が酷く、目の周りの毛は剥げてしまう位の目やにが出て、早い段階で、（失明するかも・・・）と嫌な予感がしました。

結膜は赤く腫れ、角膜が腐食しているように見えました。

今やっと５００ｇに達し、ミルクもがぶがぶ飲めるようになりましたが、目は失明しているようです。

そ～と覗くと、気づきません・・・

雪ちゃんと声をかけると、あ～おばさんだあ～と思うのか、ミルクだあ～と思うのかわからないけど、普通の子よりも、嬉しそうな反応を見せます。

障害を持った子は、ここがとても可愛いです。　雪ちゃんも、きっと性格の良い、可愛い子になると思います。　楽しみだな！