仔猫のトラウマ

親とはぐれて、川で生きてきたクリームちゃんは、人懐こいので抱っこしたり、一緒に遊んだり出来ますが・・・ケージから猫が見えると、目をまん丸にして見ていますし、近くに来たりすると、ワッ、キャーという感じに逃げます。　

独りぼっちだったから、遊べなくてもおかしくはないけど、ここまでとなると、首に噛まれた歯型が残っている位噛まれたトラウマが残っているような気がします。　猫が近づいてくると噛む・・・と思ってしまったのかもしれません。

 

工場の敷地内にいたリンゴちゃん、

イチローくん、

サブローくんも

トラウマを抱えているようです。　

捕まるまでに、追いかけられたりしたのだと思います。　近づくだけで威嚇が止まりません。　抱っこすると・・・筋肉がガチガチになり、脱力出来ません。　これは、捕まるまでに、いろんな人から追い立てられていたと思います。　

じゃらし棒が、自分を追い払う棒のように見えるようなので、遊べません。　ケージから出しても、隅へ隅へと隠れるだけで遊べません。　

 

おじいさんに虐められていた我が家のトラウマ３兄弟が、立って歩いてくる人を見ると、ダッシュで逃げます。　

座っていると近くまで来るのですけどね。

小さい子猫にとって、棒を持ったりした人間がどんなに怖かったか！　治らない心の傷は、人間がつけたもの・・・長い時間をかけて、人間の手で気持ちをほぐしてやるしかないですね。

 

ベランダ下に来た子猫

昨日は一日中雨模様だったので、今日こそ、家仕事だ・・と始めたところ、チャイムが鳴り・・・

（あの～少しお話があるので、出てきて頂けませんか？）

（お宅のベランダの下で子猫が鳴いているのですが、どうしたら良いでしょうか？）と配達の方でした。

仕事中なら行ってください、私がやってみます・・・と答えてからが、大変だった！

鳴き猫で、居場所はわかるけど、雨の中走りまくり、あっちの車、こっちの車へ移動。　何故、我が家のベランダに来たのか？　

猫の声がしたのかと思い、家に帰って、一番うるさい猫を鳴かして録音し、ベランダで流してみたら・・・なんと、やって来ました。　

呼ぶと反応して鳴くので、配達の人や近所の人が次々とやって来て、捕まりそうで捕まらない！　その都度、走って逃げるため、私も子猫も、濡れてしまっています。　

子猫の体が冷えるので、近づく人を止め・・・やっと捕獲しました。

連日の雨中の子猫捕獲・・・少し痩せたような気がする・・・

生後2か月位の子猫は、小さめの男の子。体は濡れて、どぶ臭いので、タオルで拭き、ご飯をたっぷり食べたら、もう起きていられません。

親が居なくて、鳴きはらして、頑張ったのでしょう。　声がれして、その後、爆睡していました。　

どうして、我が家のベランダ下だったのかなあ？

 

3週間追いかけた子達

動物病院に行った時、玄関を堂々と横切った黒猫は、授乳中でした。

慌てて後をつけた所、民家の裏に生後1か月位の子猫を発見！　

母猫と目があってしまったので、どこかに移すなと思った事が的中！

ただ、夜ではなく、日中に移動した事から、広い道路を渡らず、横に移動したと推測して探したら民家で発見！

民家は案外厄介で、（お宅に親子猫が居ついています）などと言えば、追い払ったり、保健所送り、捨てる人もいて、めったな事は言えないので見守る事にしました。

暫くすると、民家の人が子猫を1匹捕まえてしまいました。行政送りです。

母猫はすぐにそこから移動し、別のお家へ・・・

仔猫は育って、なんと、4匹も残っていました。

子猫がいる事に気づいた散歩の人が、敷地内に餌を置いた事から、猫がいると解ってしまい、追い出されました。　

その隣の家に移動したら、今度は小さな子供に追い立てられて移動。　

次に移動したお家は・・・（私は猫は特に好きでもないけど、気にしないから好きにしていいのよ。　庭もいつでも入っていいから）と仰ったけど、最後の（全く、畑を耕した所にウンチするから困るよね）と言う言葉が引っかかり、明日、保護日としよう決心。　

次の日に行ったところ、気配がありません。　母猫もいない・・・　あ～あ、追い出されたなあ～と感じました。

一度だけ、親猫が歩いていたところを探してみるといました。

子供を4匹も連れて、大きな道路を渡り、広大な敷地の某所に移動していました。

ここはまずいなあ～広すぎるでしょ。　門には警備員が数人常駐しているし・・・簡単に入れない・・・

親猫の避妊手術と子猫を保護するために、敷地内に入らせて欲しいと警備員にお願いしたところ、前例がないだの、30分だけなら・・だのと言われ、名刺を渡したり、警備員室から見えるところにしかいないから見ているように言って、やっと入らせて貰い・・・30分だけという制限の中、子猫1匹だけは保護しました。　

あくる日、時間が1時間に延びました。　母猫は、すでに警戒モードでしたが、子育て中はご飯を食べたいので、捕獲出来ました。　

ところが子猫は見つからず・・・

翌日は母猫の手術。　この日を逃すと台風が来るというので、傘をさしての子猫探し・・・無理だよね。　親がいない雨降りの時に、ご飯を食べた事がない子猫が餌につられるわけもなく・・・探しまくったけど姿はない・・・ひょっとして、ここかもしれないと思える場所を発見。　

姿はない、場所もあてにならないけど、ご飯の匂いで誘うしかない・・・と捕獲器を仕掛けてみました。15分後、10センチ位の隙間から、子猫出現！　1匹がご飯目指してはいるものの、軽すぎて仕掛けが作動せず。　諦めかけたところへ2匹目が入って食べたので、仕掛けが落ち、子猫2匹保護。

この場所は、民家からの苦情があってTNRがされた場所です。嫌われる猫が追い払われて、道路で轢かれてしまいます。

ここで車にはねられた猫を何度も見たし、ここで死んだ子猫を何度も埋めました。　我が家の飼い猫も、ここで虐待され動けなくなっているところを拾った子です。　

母猫がいるのに連れて行かなくても・・・と思う時もありますが、　この場所で、子猫を死なせたくない強い思いがあり、3週間に及ぶ追跡をして、保護をしました。

肝心の子猫ちゃん達は、もうすぐ生後7週位。　一人前に威嚇して、隅に隠れ、今のところは懐く気配もありません。

 

母猫は、今日リリースしました。　

子猫が1匹残っているはずですが、この場所に移動した時から姿を見ません。　はぐれたかもしれませんが、母猫が探してくれるように祈っています。

 

最近保護した２匹

先日、我が家に来たキジトラ、エルザちゃんは、

実は、ビビリのニノちゃんと

ルカちゃんの・・・

妹なので、そっくりです。

黒の母猫は、他所からやって来たために、餌やりさん達は存在を知らず、４匹はガリガリに痩せていました。少しの置き餌があるため、母猫は暗くなると、こっそり食べに行っていたようです。

母猫の手術に行っている間に、

ニノちゃんとルカちゃんを保護しましたが、エルザちゃんは、兄弟を上回る超ビビリで、すばやく逃げ回るために保護を断念。捕まえても馴らすのに、かなりの時間がかかると判断。母猫に任すことにしました。　

捕獲器を持って行った人は、偶然入ったと言っていましたが、では目的は何だったのか？　仔猫を捕まえようと思ったのか？　

捕まえたので保護して欲しい・・・との事。？？？　何故、私が？

（一旦保護します）と仰ったので、１-２週間保護しておく・・・と思いましたが、夕方まで・・・・と言う事で、我が家に来ました。

思った通り・・・・

ケージを開けると、開いた隙間を狙って飛び出してくるところをキャッチ！　いきなりの傷だらけ・・・その野生っぷりからエルザと名付けました。

病院に行く時には、威嚇し、噛みつき、手まで出し、指に噛み傷が残る始末。

兄弟のニノ、ルカもビビリで保護して２週間なのに、馴れていません。　だからね、当然の結果ですよ。　こういう子を保護したら大変ですよ。

一方、同日に保護したクリーム色のクリームちゃんは、

３日目には馴れて甘えるようになり、好奇心旺盛でじっとしてないお転婆ちゃんです。

首には、くっきりと噛まれた歯型が残っており、ストレスで舐めまくったのか？　尻尾の先には毛がありません。　あちこちにすり傷があり、親とはぐれて、一人で生きてきた厳しさを感じます。　

でも頑張ったのだから、順応性があり、好奇心旺盛で行動力もある強い子だと思います。

同じ日に、保護された子達・・・元気で、終のお家を見つけますように。

 

変なおやじ

獣医が手術の練習をするために、猫を捕まえて手術する・・・

ボランティアはその獣医から金を貰って、捕まえて渡す・・・

自分の飼い猫も、捕まえられて手術され、死んでしまう・・・

と言っているおやじさんがいます。

いまどき、変な作り話をしているのに、信じる人もいるのが驚きです。

川で産まれた猫は、母猫が出産した時から面倒を見ています。

母猫もすでにおばあさんになりましたが、若い頃から見ています。

おやじさんは、（あの子もねえ、オレの飼い猫なんだよ。　餌をやりたい人がいるからねえ、やらしているんだよ。　許可してるんだ）と言う・・・

（最近、三毛猫居なくなったよね。あの子は14歳でね。　オレの飼い猫なんだよ。実験用に連れて行かれたね。）　

オイオイ、あの子は2歳位の時に私が避妊手術した6歳位の子だよ～嘘ばっかり言ってんじゃないわよ～

と思いつつ、あ～興味ない！って顔して聞いていたら、帰って行きました。

川のはぐれ子猫の事も・・・

昨日保護した黒猫の子猫の事も、黙ってた。

（獣医に子猫の手術の練習させるんだ！）と言いそうだから・・・

 

　

川のはぐれ子猫

昨日は、（川に子猫が現れた。　前に一度現れた子です）という電話があり、駆け付けたら、本人が居なかった！　まただ・・・

電話した本人だけが子猫を見ていますから、本人がいないと場所がわかりません。　しかも到着したら、草刈のため車は５-６台来ているし、草刈り機の音が鳴り響いています。　こんな所で子猫を捕まえろって？？

今朝の早い時間、知らない人から電話があり、（川で子猫を見ましたけど、保護してください）との事。　皆さん、簡単に保護、保護と言います。自分で出来ない事を、人にやれと言う・・・　

保護が必要か？　まあ、殆ど調べていませんね。

今回は、昨日の子と同じですし、１週間前から探している子猫ですから、詳しく聞きませんでしたが、それにしても、知らない人が何故、電話番号を知っている？　（電話番号は誰に聞きましたか？）と訊ねると、答えはOOさんで、知らない人です。　誰かが、簡単に電話番号を教えているようですが、これは困ります。　

今日は、出てくる時間を予想して出かけてみたら、居ましたね。　でも寝ていて動く気配なし。　お腹もすいてないようですから、少し待ってみることにしました。　２時間後・・・小腹がすいたのね。　やっと動きだして、捕獲器に入って貰いました。

クリーム色のクリームちゃん、女の子です。

親とはぐれて独りぼっちで、頑張りました。

耳は切れているし、尻尾の先は、毛がありません。つるつるです。

くしゃみは連発、鼻水たらしています。

川には出産するようなメス猫がいません。　捨てられたのだろうと想像します。

しっかりとご飯を食べ、今のところは落ち着いていますよ。

 

養生が必要な猫

（捕獲しますので、手術に連れて行って欲しい）という依頼がありました。　手術前日に預かって一緒に連れて行こうと思い、前日夕方、迎えに行ってきました。

性別不明との事だったので、覗いてみたら、大人のメス顔なのに、体は子猫。　げっそりと痩せ、一瞬、手術に耐えられるのか？と思いました。

捕まえた人によると、口内炎があって、ご飯を食べられないとの事。

なんか、嫌～な感じがして、先生に、血液検査や口の状態が悪ければ抜歯。　メスだと思うから、長く効く抗生剤など、必要な事はやって欲しいとお願いしました。　

気になったとおり、白血球の値も、肝臓や腎臓の値も悪く、歯は犬歯だけ残して抜歯。１-２歳の子なのに、体重は１７００g。　すべては栄養失調からくるものらしいです。　

麻酔から覚めて、立ち上がれるかどうか？という状態でしたので、とにかく、立ち上がらせ、

少し歩かせてケージに移し、ご飯を食べられるか？　

ad缶を食べてくれましたので、なんとかなりそうな気がしましたが、この子には２週間位の養生が必要だと思うって・・・どうすんのよ～～　

今の所は殆ど動かないので、小さめケージで平気。

でも子猫で溢れかえっている我が家では無理になります。

まずは、養生して、その後の事は、後で考えよう！

 

ショボイ子達

親とはぐれた子猫が居ましたよ・・・と昨日、連絡があり、気になって・・・今朝、行ってきました。

駐車場が開く８時・・・暑い！　３０度越え！

手で捕まえようと思いつつ、捕獲器を１台持参。　この辺り・・・と言われた所に設置したら・・・何故か、別の子猫！

ターゲットのキジトラちゃんを待つ間、土曜日の手術の予約を入れたら、またしても先生が、（土曜日混んでいるから、明日にして！）とおっしゃる・・・

今日中に捕獲？　捕獲器はないので、仕方なく子猫を移すことにしたら、大人猫でもそんな声出ないよ～と思う位の大声で鳴き、大暴れするのを車の中で洗濯ネットに移し、バッグに入れました。　

そうやって開けた捕獲器に入ってくれそうな猫には、すでに餌をやってしまったので、誰も入らず・・・

焼カツオでいけるかも・・・と出してみたら、そこそこ懐っこい子がすぐ側で半身入ったので、手で押しこんで捕獲！

ターゲットの子猫の事を忘れていたら、植え込みの下から足が見えた。　近づくと風邪ひきの激やせ子猫。焼カツオに夢中になっている所を手で捕まえてネットイン。　鼻水たらして、目を腫らした子は生後２か月は過ぎていると思われるのに、体重６００ｇ。　捕液をし、家に連れ帰ってから、４回もご飯を食べる程の飢餓状態。　我にかえると、威嚇しています。

最初に捕獲器に入った子も風邪ひきの威嚇っこ。

今年は目の悪い子ばかりだなあ～～

こんなショボイ子達・・・可愛くなるかしら？

幸せ報告―ビッグとジロー

4兄妹だったビッグくん、その名の通り、一番大きな子でした。4兄妹は、威嚇三昧でしたが、特に激しく威嚇する2匹と離したら、威嚇するのをやめました。

元気で、顔もユニーク、毛色も変わっていて、黒白に見えるけれど、黒部分は黒とグレーの縞模様でした。

元気じるしのビッグくんは、ご家族に気に入られて、ずっとのお家に行きました。　

その時に、ビッグくんの友達となる子猫が欲しいとリクエストがありました。

ビッグくんが出て行った後に、我が家にやってきたジローくんは、ビビリ4兄弟のうちの1匹。　フーフー威嚇する中、唯一、ビビリながらも威嚇しなかったのがジローくんでした。

ビッグくんは、兄妹猫も嫌がるほど、プロレスが強く、ぎゃあぎゃあ鳴かしてしまいます。　ビッグくんの友達になれるのは、兄妹猫か少し月齢の違う子か？　性格を考えて、大きさを考えて、悩んで、悩んで、やはり、ビッグくんに合う子はジローくんしか居ない！と結論を出して、恐る恐る、里親さんに推薦してみました。　

そして、ジローくんは、ビッグちゃんのいるお家へと行きました。

里親さんも最初は勝手がわからず、大変だったのではないでしょうか？　2匹が仲良くなれるように、里親さん家族が、皆で、見守ってくださり・・・

2匹は仲良くなっていて、大事な友達となったようです。　

まるちゃんとなったビッグくん、良いお兄さんぶりのようですよ。

 

コタちゃんとなったジローくん。　すっかり甘えん坊です。

男の子同士だから、どっすん、ばったんのプロレスは続きます。

でも、仲良し・・・

保護猫同士・・・幸せになれて、良かったね

 

性格変わった兄妹猫

子猫達は、日々、成長しているので、喜ばしいことですが、里親を探す身にとっては、写真を撮るのも大変なんです。　

写真を撮って、募集のためにネットにアップして、ブログに入れて・・・なんてしているうちに、一回り大きくなってるんです～～　

それで、撮り直して・・・を繰り返すうちに、里親が見つかる子もいますが、何度も撮り直ししている子もいます。

ルルちゃんとルックくんは、ビビリの兄妹で、

小さい時は、威嚇するわ、手は出すわで、とても募集出来ないような兄妹でした。　

抱っこすると、暴れて大騒ぎ！　

離してやらないと、こちらが怪我をするような状態でした。

酷い風邪を引き、薬を飲ますのも、目薬をつけるのも、こんな子達は大変なんです。こんな子に限って、風邪が治らず・・・

生後2か月位だった子も、生後5か月となり・・・

募集出来るようになった今は、

デレデレのスリスリ、甘えん坊男子と、

まあまあ、抱っこさせてくれたり、甘えたりする猫らしい女子になっておりました。

この大きさで、兄妹一緒の縁を探すのも大変だろうけど、終の棲家を見つけて欲しいと思いますね。

里親募集中です。