今年の保護猫

また、一年の総くくりの時が来ました。

昨年保護した猫のうち、片目のクルミちゃんとサスケちゃんは、当たり前のように、我が家に居座っています。サスケちゃんは、ベタベタしないのに、猫達の人気者で、愛されている存在です。貰い手はなくても、こんなに慕われていたらいいかなあ～

そして、虐待トラウマ３兄弟は、人が座っているとスリスリして来ますが、立ち上がると脱兎のごとく逃げる生活をしています。おじいさんからの虐待が、相当こたえているのでしょうね。

保護を簡単に考えている人もいますが、こうやって行き場のない猫は、外に放り出す訳にいきません。命つきるまで面倒を見て行かなくてはいけません。

さて、今年は７８匹もの猫達を保護したため、毎日が戦いの日々だったと言えます。ほぼ毎日の病院通い！病院の電子カルテは１００匹までの想定だそうで、１００匹越えした我が家の猫達は病院にも試練を与えてしまいました。

我が家に４８匹が重なった時は、ミルクの子もいて、睡眠時間も３時間位と、ハードな日々。

体を壊すのではないかと思いつつ、何故か風邪もひかず、ぎっくり腰にもならず、元気で乗り越えました。

現在は、７８匹中１３匹が残っていますが、２匹はお届け待ち。１１匹が新しい家族を待って、年越しです。保護部屋で、駆け回る足音も小さくなり、嬉しくもあり、寂しくもあり・・・

今年一年も、獣医さん始め、病院スタッフに支えられ、猫達に新しい家族を見つけてくれた譲渡会スタッフに支えられ、応援フードを届けて下さったボランティアさんに助けられ、そして猫達の里親になってくださったご家族に助けられました。

そして、我が家のおじいさんスタッフ（相棒）にも感謝です。

一人では出来なかった！　関わってくださった皆様に感謝して、１年を締めくくる事が出来ます。

有難う！　そして、来年もよろしくお願い致します。

 

 

 

 

地域猫の入院

チコちゃんは、２年半前、まだ地域猫活動が始まっていない頃でしたが、歯が痛そうで、ご飯が食べられなかったので、住民によるTNRでなく、手術に連れて行きました。

野良猫にしては、年齢の高い４－５歳で、抜歯してご飯が食べられるようになったので、それからずっと見守ってきた猫です。

地域猫活動が始まり、住民ボランティアがご飯を上げるようになり、毎日やって来ていました。

年寄だから、気をつけてやって下さいと常々お願いしていましたので、数日現れない事がわかり、現れても水しか飲まない事がわかりました。

可愛がられている、おばあちゃん猫でしたので、病院につれていく事になり、昨夜は入院しました。

「寒さがこたえているようだ」との事で、暫く暖かい場所で、養生させる事になりました。

チコちゃんは、２年半前、我が家で１週間養生しています。全然鳴かないで、ちゃんと大人しくしていましたから、今度は、地域住民のお家で養生することになります。

地域猫として、住民から、大切に見守られているチコちゃんたちは、野良猫として、幸せな方だと思います。

見守りのない野良猫は、寒さがこたえているかもしれません。

地域猫の死

チビクロちゃんに初めて会った時、まだ生後半年位の子猫でした。　

それが、ほぼ３年前だから、４歳に満たない猫です。

１年間毎日通って、やっと、地域猫活動を始めた場所です。

すべての猫に思い入れはありますが、チビクロちゃんの初めての子猫は、カラスにやられて救ってやれませんでした。　地域猫になっていれば、救えたかもしれない・・・

慎重な子で、なかなか捕獲出来ませんでした。その間に、再度妊娠。

子猫は４匹で、すくすく育ち、そろそろ保護しようかという矢先に、４匹共、突然、居なくなりました。

地域猫活動は、始まって半年も経たず、内容を深く認知している人が少なく、捕まえては保健所に連れていく人がいました。

チビクロちゃんは、私の顔を見ると、（子猫、知らない？）と尋ねているようで、目をそむけてしまいました。

そんなチビクロちゃんでしたが、活動のボランティアに可愛がられ、後をくっついて回り、毎日、ご飯が食べられる生活を過ごしていました。

現れなくなって１週間経ち、子猫を産んだ側溝で亡くなっているのが、見つかりました。

チビクロちゃん、短かったけど、さようなら・・・

 

今年最後の保護猫

７７匹で、やっと今年は終わるか・・・・と思いきや・・・・

７８匹目がやって来ました。

これで、今年は終わり・・・と思う・・・

超ビビりのくせに、噛みついたら離さない、噛みつき亀みたいな黒猫は、

ジルちゃん、女の子９００ｇ

長毛黒猫・・・のような気もするけど、グレイ？ブラック？複雑な色合いの上、白い首輪が・・・

小さい目に見えるのは、きっと長毛で顔が大きく見えるせいだと思うけど。

３か月足らずの子猫とは思えない、大きな声で鳴きますよ～威嚇しますよ～噛みつきますよ～

って・・・大変じゃないかあ～

 

 

 

今年最後の譲渡会、終了

日曜日は良い天気でした。譲渡会には、２１匹参加し、１１匹が新たな縁を見つけて、トライアルに出発です。

我が家から参加した５匹の猫にも、里親さんが見つかりました。

ちょっとビビりのあけびちゃんも、

兄弟のまさき君と一緒だから、安心です。

里親さんは、老猫を看取ったご家族で、きっとビビりのあけびちゃんも、たっぷりの愛情を受けて、甘えん坊さんになるような気がします。

まりもちゃんは、子猫なのに、公園でひとりで頑張っていた猫ですので、人馴れしてくれるか心配でしたが、大人しく、可愛らしく成長しました。猫初心者のご家族でしたが、とても上手に抱っこしてくれて、お嬢さんも最高の笑顔です。

かぼす君とみかんちゃんは、１匹づつのお話しは、何度かありましたが、仲良しで引き離しがたく、一緒に居させてやりたい・・・の思いで、縁がつながるのを待っていました。

譲渡会でも、相変わらずの仲良しぶり・・・

そんな２匹を見つけてくれたご家族。お嬢さんが、ビビッと来たんですって！

（重い猫ちゃんだけど、大丈夫？）と聞いたほど、細いお嬢さんでしたが、大丈夫ですって！大きなかぼす君の甘えん坊攻撃を受け止めてやって下さいね。

ご来場下さった皆様、応援して下さった皆様、里親になってくださるご家族の皆様、有難うございました。

 

 

 

 

心をほぐしたマリモちゃん

マリモちゃんは、公園に迷いこんだか、捨てられた子です。　

２か月足らずで、外の世界に一人っきり。　

我が家に来た時、足の筋肉の少なさに驚きました。歩けるかしら？　やはり股関節が悪く、足をひきずり、普段は歩かなかったようです。

首の傷は、大きな猫達に追い立てられ、噛まれた傷のようでした。

ですから、マリモちゃんは、他の猫が苦手です。　一緒に遊ぶなんて、とんでもない！大きな猫は特に嫌！だって噛んだのだもの・・・

そんなマリモちゃんの心をほぐしたのは、よもぎ君でした。

イケイケの優しい子ですから、嫌がっていても、お構いなしに遊んじゃいます。

そして、優しいカール君は、そっと抱えて舐めてやります。

やっぱり、こういうときは、男の子だなあ～優しいなあ～

よもぎ君とカール君、かぼす君のおかげで、他の子達とも遊べるようになってきたマリモちゃんです。

せつないね

私の顔を見るなり、近寄って来て、ミャア～と鳴き、顔を見上げた猫には、ピンクの首輪がありました。　

首輪がゆるゆるになり、見るからにガリガリです。外飼いの猫でも、こんな状態になっていたら、虐待です。

触ってみると、骨がゴツン！　ゴツン、ゴツン・・・・毛はボロボロになり、ふけだらけ。触っただけで抜けてしまいます。

飼われていた家を出てから、かなりの時間を放浪していたと想像出来ました。

病院に連れて行ったら、腎臓の数値が悪く、貧血、脱水・・・ほとんど食べない生活が、体に現れていました。

　

幸い、腎臓は急性だったようで、数値はよくなり、点滴によつて脱水も治りました。後は、美味しいご飯をたっぷり食べて、養生です。

センターや警察に迷子の届け出もなく、広範囲を探しましたが、探しているチラシもなく・・・家族として可愛がっていたのか？と疑問に思います。

飼われていた猫は、外でご飯を食べる術を知りません。首輪をつけた猫が、あきらかに、放浪しているのに、きちんとご飯をあげた人もなく、助けませんでした。

センターでは、大きな怪我もなく、疾病もない猫は引き取れません。

行き場を失って、死を迎えるだけの猫がいるのに・・・どこで暮らしたら良いのでしょう？

黒猫は、私に声をかけた、ミャア～にちなんで、ミアちゃんと名付けました。

ビビりの新人猫

今年最後の幕張ねこの譲渡会は、１２月１７日（日）開催です。

猫を飼いたいな～見てみようかな～と言うかた、是非お越し下さい。

何度かブログを見ているうちに、見～つけた・・・という方もいらっしゃいます。

チェックだけは、怠らないようにね。

我が家から参加の新人猫は、 ひよこちゃんとしし丸君兄弟です。

これが・・・実は・・・ビビりん坊でして・・・

 

ひよこちゃんは、隔離中は病気だったし、隔離終了と同時に入院し、今は元気なんですが、大事な時に遊べませんでしたから、人見知り、猫見知りなんですが、抱っこするとしがみついてくる感じなんですよ。 怖いって言ってるのかな？ ずっと抱っこしてて！離れると怖いから・・・

同じ月齢の子達と遊ばせようとしても、全然遊べません。こんな子猫は、初めてです。只今、訓練中です。

しし丸君も同じ遺伝子なので、ビビりですが、抱っこは好きなんです。怒ったりもしません。でも猫達と遊べません。隠れて様子を見ていたり、ちょっとだけ遊んで、逃げたり・・・訓練の成果が少し出てきましたが、まだまだです。

う～ん、難しい！ でも可愛いので、（よ～し、我が家で甘えん坊にしてやろう、馴らしてやろう）という方に縁が見つかるといいな。

 

 

ラッキー家族

またまたラッキーなご家族が・・・

リップ君（旧銀河君）のご家族は、その日の前から、兆候を見つけ、注意深く観察していらっしゃったとの事。

リップ君、歯が抜けて、永久歯になりましたあ～

で、ご家族はリップ君の抜けた歯を２本もゲット！

私も大勢の猫を育てたのに、歯は一本も持っていません。　宝くじにあたるようなものです。

つまり、ご家族にとっては、今年は当たり年かも・・・宝くじを買うと当たるかも・・・

この姿を見たら、満足しているかどうか、すぐわかりますね。

（すみません、画像の方向が変わりません）

 

 

１２月のTNR

ターゲットは、メスなんですが、捕獲の時は、オスがやってきて入ります。

なので、やって来そうなオスは先に手術に連れて行きました。

手術した後も、ついて回って、おじゃま虫のチャチャ君。

ジャンポ君も、先に手術に行ってもらおう…作戦です。

猫をおびき寄せる作戦を１週間前から、開始してもらい、美味しいご飯でおびき寄せてもらいました。簡単に作戦成功かと思いきや。当日は、やって来ません。居場所を突き止め、（早く餌場に行け！）と追いかけ作戦で、餌場に誘導して、やっと捕まえました。

グッチ君は、かなりのビビりで、まだ子猫・・・になりますが、大人顔負けの慎重派。こちらも、かなり体力消耗！

いつもと違う藪の中で見つけた猫は、ターゲットの女子でした。その夜はご飯も口にせず、だんまりしていました。

翌日、広い公園にいる猫の捕獲に挑戦したら、大きい黒猫が入りました。実は、黒猫が４匹いるので、一番大きいのがオスだと思いましたが、なんと、メス！　先生が、（脂肪がついていて、手術が難しいよ～）と嘆いていました。

養生場所の我が家では、とても大人しく過ごしましたよ。無表情でしたが、リリースの時に、テリトリーに近づいたら、目が生き生きしてきて、早く出たいとアピール。

どの猫も、自分の居場所がわかります。