元VSやんちゃ隊のスカウターのボログです(笑)

何故という疑問を持つことから始まる楽しさを知ろう(^_^)v
色々とご意見をお待ちしています

※世界の弥栄『いやさか』の始まり※V2

2015-11-20 20:36:19 | さとぴょん

やんちゃ隊の諸君スカウト活動をしていると、祝声でボーイ以上になると必ず弥栄いやさかをするね(^-^)
※弥栄※て何時から始まったんだろう(*^_^*)
そしてどんな意味が込められてあるのかな(^-^)

日本でスカウト運動が始まった時、佐野常羽(さの つねは)は、ロンドンの郊外にあるパウエル卿直伝のギルウェル指導者訓練所に学んだ、その時13ヶ国の入所者していた。
ある時、所長のイルソンは、その全員に各国の「スカウトの祝声をやってみよ」といった。
佐野は「イヤサカ(弥栄)」をやって、その意味はエヴァ・グローリーだが、良いことはますますよくする、失敗も禍い転じて福となすの意だというと、イルソンは喜び、発声法は日本のが一番いい、その上哲学がはいっている。
日本のが一番だとして「以後このイヤサカをもって本訓練所の祝声とする」といった。
以後、ギルウェル訓練所の祝声を「弥栄」とすることに定めた。
(ボーイスカウト日本連盟、およびギルウェル指導者訓練所の祝声)
それから、戦後はじめて私がここへ行ったら英国のスカウトが「イヤサカ」と迎えてくれた。
ここでは戦時中も平気でこれをやっていたと聞き、私はビックリした。
その後も続々として、この訓練所に、世界のこの道の指導者がやってきて、訓練を受けては帰る。
みんな、この「イヤサカ」をもらって各国に帰ってゆく。
それで世界のよきリーダーは、これを知らぬ者はなくなった。

ボーイスカウト十話(10)
「弥栄」世界に広がる
三島通陽 より


佐野常羽
ギルウェル指導者訓練所(ギルウェル・パーク)に
日本人として初めて入所
ボーイスカウトイギリス連盟の最高功労章である
シルバー・ウルフ章を贈られる