Presented by グレープス.com and スズキ美容室.com
and スズキ美容室・訪問サービス.com (長野県飯田市)
「染の花」作家・小島博子先生に、災害被害チャリティーへの思いをうかがう、第2回目です。
<かつて、先生ご本人が被災者となった、長野市・地附山 地すべり>
※Screen shot on 長野市の公式サイトより
☐ 「避難生活」の実体験から ☐
直接の災害の被害からは、逃げられても、その後の避難生活を克服されるには、
相当なエネルギーが必要だったのではないですか。
「当時の避難生活を振り返って、一番ショッキングだったことは、家のご近所にあった商店のご主人が自殺されたことでした。
私たち家族は、いわゆる転勤族でしたから、その前も全国各地で生活をしていて、
いずれは、その場所を離れることも想定して、その後の生活を考える余地がありましたし、
いざとなれば、生まれ故郷の飯田に帰れるという選択肢がありました。
一方で、このお店のご主人は、地元生まれで、生まれ育った場所が変わり果ててしまった状況に耐えられず、
うつ状態に陥ってしまい、残念な結果になってしまったようでした。」
救援物資についての教訓もお持ちですね。
「全国から、救援物資をいただいて、大変ありがたく感激しましたが、
物事はなかなか単純に解決するものではありませんでした。
まず、届いたものを分配する人がいない、段取りも決まっていない。
そして、いただいたものの多くが、当座必要なものとは程遠いものが多かったことも事実です。
最終的に、各戸に段ボール6箱くらいづつ分配されたのですが、
その扱いには、大変苦労しました。」
必要な人に必要なものが届くことの大切さを感じます。
また、善意を伝えるためにも、相手をのことを理解する想像力と、災害支援の知識が不可欠なのですね。
「わたしは、チャリティーの際は、・・・必要なものにいつでも替えられるという意味で・・・
お金でお見舞いをさせていただくことが一番良い方法だと思います。」
昨年、熊本地震のチャリティーを大成功させられたばかりですが、
「今年に入ってから、中国地方、北海道でも災害が起こっていて、
その都度、居ても立っても居られない気持でいました。
実際、昨年のチャリティ販売では、自分の終活のつもりで、手持ちの作品のほとんどを放出しています。
今回は、このチャリティーのための新作を用意して、皆さんと一緒に作ってみたいとおもいます。
販売商品も特価でご用意しました。
◇当日、制作販売される、左/アネモネ と、右/ポピー
いずれかの花をお選びいただき、先生の指導の下ご自身で制作していただきます。(2本)
1回の受講で、どちらか1種類をお選び下さい。
つづく。