美容室グレープス (飯田市) 店長&スタッフ・ブログ

飯田駅アイパーク広場前「美容室グレープス」(グレープス.com)のブログ。 
本店「スズキ美容室」(飯田市)の話題も。

10月20日は頭髪の日 ①

2015年09月04日 | 

一気に秋の気配が漂う今日この頃。

 実りの秋を満喫してください。

 

さて、10月20日は、頭髪の日です。

「日本毛髪科学協会」 ※1 が制定した記念日?です。

それに併せて、10月19日月曜日には、同協会主催で毎年恒例の無料毛髪診断が行われます。

長野県では、長野市のトイーゴー広場で開催されます。

 

そんなわけで、ここからは、ちょっと、「髪の話」をさせていただきます。

 

①夏のお出かけで、髪にもに疲れが現れるこの時期です。

②また、秋のおしゃれを楽しみたい時期でもあります。

③そして、わたしたちの美容室が、現在取り組んでいる「シニアのおしゃれ」。

と、いったテーマを織り込みつつ、

「髪の話」をすすめてゆきます。

 

※特注

「スズキ美容室&グレープス2015 年頭のご挨拶」より、

 

 ◆ 季節が変われば、気分転換もかねて、ちょっと遊んでみたいヘアカラー。

 

しかし、現在の美容メニューの中で、髪のダメージに最も気をつけなくてはいけないものが、

ヘアカラー。・・・髪を明るくしながら染める通称「ヘアダイ」 ※2

シニアの方で、ホームカラーをされる方、「あかるい白髪染め」なるキャッチコピーの商品には、

要注意です。 ※3

 

 

 

「スズキ美容室&グレープス2015 年頭のご挨拶」より。

 

※1 「日本毛髪科学協会」 は、1965年設立。

現在は、公益社団法人。

協会の設立当時の時代背景は、美容・理容業界が、まだ発展途上の時期。

そんななかで、美容室での髪の損傷(主にコールドパーマによる)が社会問題化しつつあったため。

当時の厚生省の音頭取りで、「理美容師」と「皮膚科医」(毛髪の医療分野での担当は皮膚科。)

を中心に組織され、発足。

・・・・設立当時を知る、協会の大先輩よりお伺いしました。・・・・

 

(実際には、会員の多くを占める理・美容師が、医師及び科学の専門家から、

毛髪に関して、科学的(医学的)な根拠に基づいた、指導・アドバイスを受け、

理美容の営業に反映させる。そんな機能を果たしている。)

 

特筆すべきは、この団体が、設立当時としては極めて珍しい、

「業界」(異業種混合)主導による、消費者保護を目的とした団体

であり、

サプライヤーが運営に関与しない団体。    ※4

 であること。

 

 ※特注 「Grapes Annex」  

地味に、ひっそりとOPENいたしました。

「美容室グレープス」2階。 

完全予約制。

 

 ※2 「ヘア・ダイ」   

直訳すると、「毛・染」・・・そのまんまのネーミング。 

和製英語でしょうか。

日本の美容室で「ヘア・ダイ」といえば、「アルカリカラー」のことを指します。

「アルカリカラー」とは、髪の脱色と染色を同時に行うカラーの方法を指します。

市販の「毛染め」「カラー剤」は、ほとんどがこの方法です。

「おしゃれ染め」とか「白髪染め」とかいう名称での区分は、

このアルカリカラーのカテゴリーの中での分類です。

 

※3 「あかるい白髪染め」とは、

白髪以外の髪の色を、白髪に近いところまで脱色してから、染める。

という意味です。

おしゃれな毛染め、遊び心のある毛染め、という意味では、ファッション的価値が高いのですが、

その脱色による髪のダメージは、深刻です。

シニアでも、髪質がとくに丈夫な方 (各個人固有の髪の性質の差は大きい)や、

白髪 (一般的に、黒髪よりも、強度が高い。実際、カラー剤の浸透も緩やか。) の比率が極めて多い方には、

おすすめ出来るアイテムですが、

細毛の問題などを抱える多くのシニアの方には、もっとも危険なアイテムとなります。

 

※4 「サプライヤー」 = メーカー &卸業者さん

理美容業界は、いまも昔も、このサプライヤーさんに依存する要素がたいへん多い業界です。

商品のみならず、情報や技術指導まで供給を受け。お世話なっています。切っても切れない関係です。

 

★しかし、そうであればこそ、サプライヤー側から一方的に提供される情報の信ぴょう性、有効性の検証が

美容室側では必要不可欠となります。

 

★また、「最終消費者」(エンドユーザー)をお客様とする、サービス業でもある理美容室の多くの経営者は、

お客様との信頼関係が最も重要であると考えています。

 

そうした場合、メーカーさんなどの、サプライヤー側が展開するマスマーケティングの手法に同調する商売の方法が、

必ずしもお客様の利益にかなわないと思われる場面に遭遇することが、多々あります。

しかしそんな時にこそ、理美容室は、消費者の立場に立って、立ち回る必要があるはずです。

 

そして、そのようなむずかしい判断を迫られた時に頼りにしたいのが、

専門性の高いプロフェッショナルの中立的 な立場 (独立性が高いことが絶対条件)  からの見解です。

「毛髪科学協会」には、そんな理美容師の期待にこたえる ドクター、プロフェッサーが在籍します。

 

年に一度の毛髪科学協会の「全国セミナー」では、美容業界広しといえど、

そこでしか聞けないであろう、「ほんとうのこと」が語られています。

◆美容業界としては、耳をふさぎたくなるような「不都合な真実」も、タブーなく取り上げられます。

美容室の経営者としては、それらに真摯に向き合い、そして襟を正す貴重な機会であると認識しています。

 

 

◆「公益社団法人 日本毛髪科学協会」 への入会は、理美容師さんであれば、容易です。

◆「同協会認定 毛髪診断士」 は、

前記のような・・・私たちの美容室と近い認識をお持ちの理美容師さんであれば、取得する価値の高い資格です。

取得も容易です。

 



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