「命を守る・人が死なない!防災士-尾崎洋二のブログ」生活の安心は災害への万全な備えがあってこそ。命と生活の安全保障を!

防災の第一目的は命を守ること。「あの人を助けなくては」との思いが行動の引き金となります。人の命を守るために最善の行動を!

Greta Warning「国連COP24(気候変動枠組条約第24回締約国会議)」にて

2020年03月26日 10時16分35秒 | Greta Warning

「国連COP24(気候変動枠組条約第24回締約国会議)」にて
パリ 2018年12月4日


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貴方達は人気を失うのが怖いので、エコで永続的な経済成長のことしか語りません。
非常ブレーキを踏むしか選択肢はないのに、貴方達はこの惨事を招いた考えをもっ
と推し進めることしか話しません。

Greta Warning-16
私は人気なんか気にしません。

私が気にするのは、気候正義と、この生きている地球だけです。

人々は富裕国の人達が贅沢な暮らしをするために、生物圏を犠牲にしようとしています。

一部の人の贅沢のために、多くの人達が犠牲になっているのです。

Greta Warning-17
私達はずっと無視されてきました。

これからも無視されるでしょう。

貴方達は言い訳を使いはたし、私達の時間も使いはたそうとしています。

だから私達はここへ来ました。

貴方達の思惑に関係なく、変化が起こると知らせるために。



「世界経済フォーラム」にて ダボス 2019年1月22日

Greta Warning-18

また、気候危機は私達みんなが招いたものだと言う人もいます。

でも、それも都合のいい嘘です。

全員の罪であれば、責任を負うべき人がいないのですから。

責任を負うべき人はいます。

一部の人々-とりわけ一部の企業や決定権を握る人々


Greta Warning-19
私は責任を負うべき企業や決定権を握る人たちに、気候に関して表面的でない
大胆な行動を起こしてくれるよう要求します。

未来の人類の生活環境を守るために、経済的な目標を二の次にすることを。



Greta Warning-20

お願いしたいいのです。

私の予想は間違っていたと証明してください。

貴方達のお子様や、お孫さんのために、命あるものと、私達が暮らす、この美
しい地球のために。

この歴史において、正しい側に立ってほしいのです。


Greta Warning-21
どうか、温暖化を1.5度未満に抑える世界を築けるよう、貴方達の企業や政府が
全力を注ぐと誓ってください。

誓っていただけますか?
私の活動に、必要とあらばどんなことも辞さない世界中の人々の活動に、参加
すると誓ってください。

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熊谷市では2018年7月23日、最高気温が摂氏41.1度を記録。

2013年に高知県四万十市で記録された41度を上回り、観測史上最高気温となった。

この日は10都市以上が最高気温約40度に達した。

0.1度更新するのに74年かかっています。日本で気温が40度を超すのは、かっ
ては珍しい現象でした。


Ozaki Warning-10
国内の1時間降水量上位記録:

昭和57年(1982年)7月23日、長崎県長浦岳で一時間に153ミリメートルの雨
が降りました。

平成11年(1999年)10月27日に千葉県の香取で記録されたものと並び、最大
1時間降水量の第一位です。

※自治体による記録では上記と異なる観測結果もあります(長崎県長与町役
場観測 187mm)

時間雨量153ミリメートルの雨といえば、50センチメートル×50センチメー
トルの枠の中に立つ自分の上から1時間に38リットル以上の水が降り注ぐこ
とになります。

これは普通の大きさのバケツ約4杯分の量です。

まさに「バケツをひっくり返したような」という表現通りの土砂降りですね。

気象庁の分類では、時間雨量80ミリメートル未満は、「弱い雨」(3ミリメー
トル未満)から「非常に強い雨」(50ミリメートル以上80ミリメートル未満)
まで5つに分けられますが、80ミリメートル以上になると「猛烈な雨」として
一つの区分にまとめられてしまいます。

153ミリメートルという1時間降水量がいかに激しいものであったかをうかが
わせます。
https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0723.html

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国立環境研究所地球環境研究センター副センター長の江守正多:

長期的な傾向として猛暑や豪雨は、深刻化する傾向にあります。

それにはいわゆる「地球温暖化」で地球の平均気温が上昇していることが関
係しているといえます。

人間活動による温室効果ガスの排出が影響しています。

Ozaki Warning-11-2
温暖化により地球の平均気温は産業革命前からすでに1度上昇していますが、
平均的には、気温が1度上がると、水蒸気量が7%くらい増えると考えられます。

大雨の雨量も、単純に考えると7%増えます。

条件によっては、雨が周りの水蒸気を集めてきて、もっと増える可能性もあ
ります。

Ozaki Warning-11-3
国立環境研究所地球環境研究センター副センター長の江守正多氏:

地球規模の気温上昇が続く限り、平均気温が上がり、それによって大気中の
水蒸気量も増えていくので、極端な高温や豪雨がこれからも増えていくこと
が考えられます。

Ozaki Warning-11-4
Q. 防災していれば大丈夫?
国立環境研究所地球環境研究センター副センター長の江守正多氏:

200年に一度の大雨っていうのは、大体の川は氾濫してしまうような強さで
すが、それがさらに1度温暖化すると、だいたい100年に一度、倍来やすく
なることになります。

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200年も生きていないから関係ないと思うかもしれませんが、毎年200分の
1で起こる可能性があるということです。

200発に1発アタリが入っているロシアンルーレットを、毎年打っているよ
うなものです。

「今年は来なかった」「今年もセーフだった」って言うのを毎年繰り返し
ていることになります。

それが、さらに1度温暖化すると、アタリが2発になってしまいます。

1度温暖化したらこうした大災害が約2倍起こりやすくなるので、やはり1
度温暖化すること自体を止めなければいけない。

温暖化を止めることを合わせて考えないと、防災の問題っていうのは不
十分なんじゃないかと思います。

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Q. このまま温暖化するとどうなるの?
江守正多氏:

パリ協定では気温上昇を1.5度までに抑える努力をしようと合意しています。

しかし1.5度までなら安全、2度だったら危険だけど、と言っているわけで
はないんですよ。

1度ですでに危険は始まっているから、せめて1.5度にしましょう、という
ことです。

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江守正多氏:IPCCの1.5度の特別報告書でも言われていますが、今すぐ始
めて、2030年までのこの10年どうするかは、人類の将来にクリティカルに
関わっています。

1.5度を目指すシナリオでは、2030年までにCO2の排出量を今の半分にし
なくちゃいけません。

それを考えると、世界はCO2の排出量を減らし始めてもいないわけですよ。

「今やらなきゃいけない」ということ、必要なスピードがいかに大きい
かを理解できると思います。


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Q. 温暖化を止めるにはどうすればいいの?
江守正多氏:
人類は化石燃料を使わない文明に移行していく必要があります。

特に石炭火力は、ガス火力に比べて二倍のCO2を出します。

いま全力でゴールに向かっているときに、石炭火力を新しく立ててしま
うということは、あまりにも後戻り感があります

いま石炭火力を作れば、30~40年の間ガス火力の二倍のCO2を出し続け
ることになりますから、どんなにもったいないことをしていることか、
イメージがつくと思います。

Ozaki Warning-11-9
2030年までの10年間が鍵を握る

国立環境研究所の江守さんのお話を聞いて、いかがでしたか?

すでに地球の平均気温が1度上昇して、大きな変化や被害が世界中で記
録されています。

もう危険だけど、最悪の事態を避けるために、ここ10年間でどれだけ緊
急的に動けるか、が重要なんですね。

そんな中、日本政府は、G7で唯一石炭火力発電を国内外で新しく作ろう
としています。

世界中がCO2を減らすために脱・化石燃料を進める中、これは”後戻り”
なのではないでしょうか?
https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/08/21/9699/

Ozaki Warning-12
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)
Intergovernmental Panel on Climate Change
人為的起源による気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し、科学的、
技術的、社会学的な見地から包括的な評価を行うことを目的として1988
年に国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)により設立された。

学術的な機関であり、地球温暖化に関する最新の知見の評価を行い、
対策技術や政策の実現性やその効果、それが無い場合の被害想定結果な
どに関する科学的知見の評価を提供している。

数年おきに発行される「評価報告書」(Assessment Report)は地球温
暖化に関する世界中の数千人の専門家の科学的知見を集約した報告書で
あり、国際政治および各国の政策に強い影響を与えつつある。

参加者[編集]
代表者、会員の氏名は非公開である。 名称は「政府間パネル」であるが、
参加者は政府関係者だけに限られず、各関連分野の科学者など専門家も
参加している。

2007年の第4次評価報告書の場合、130ヵ国以上からの450名超の代表執
筆者・800名超の執筆協力者による寄稿、および2500名以上の専門家に
よる査読を経て作成されている。

Ozaki Warning-13
異常気象を語るときは、気候変動との違いを理解し、混同しないよう
に注意する必要があります。

気候変動の周期は、人間の時間感覚では実感できない長さです。

しかしながら、私たち人間の活動が気候変動の波の長さを短く変えて
しまった可能性も考える必要があります。

Ozaki Warning-14
温暖化とは、気温や海水温の年平均値が上昇傾向にあることを指します。

1980年代に入ると気温は上昇傾向にあるという説が主流となります。

しかも、その度合いは、通常のの気候変動のサイクルでは説明できない
大きさです。

「私たち人類の活動」が関与していることが明らかになりました。
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