逃げ遅れゼロをめざす-マイ・タイムライン作成すすむ
-愛知県清須市新川第4ブロック
尾崎 洋二 コメント:「善く国を治めるは必ずまず水を治める」と言われます。
温暖化の影響で、災害は必ず起きるものとし、さらに激しくなる可能性が高いも
のとして、私たちは考えるべきかと思います。
したがって、水災害にあう可能性の高い地区にある住民の方々は、国や自治体に頼り
切ったハード対策のみならず、常に避難計画を自主的に準備すべきです。
「みずからを自主的に守るプログラム」としてマイ・タイムラインの運動はぜひ
避難率アップのためにも、全国に広がって欲しいと思います。
-----以下 公明新聞12月21日2019年-要点抜粋箇条書き-----
「準備したが何も起きなかった”空振り”を恐れず、とにかく積極的に避難していき
ましょう」。
勉強会で大学教授の講師が呼びかけると、参加者は配られた災害避難カードの「マ
イ・タイムライン」記入欄に「いつ、何をするか」を書き込んでいった。
2011年に始まった「みずから守るプログラム」。
県と市町村と町内会などが協働し、水害リスクの高い地区で住民主体の防災を進め
る事業だ。
「手づくりのハザードマップの作成」と、豪雨時の避難を学ぶ勉強会などを開く
「大雨行動訓練」の二つを実施している。
災害避難カードは昨年度導入。
勉強参加者に「避難所の場所」「堤防が決壊した場合の浸水の深さ」などを書いて
もらうものだ。
8月からこのカードに「マイ・タイムライン」記入欄を加えた。
同月に豊田市川田自治区で活用し、清須市は2カ所目。
清須市の勉強会に参加した二見隆子さん。自宅における洪水時の浸水の高さは2階
まで及ばないと想定されることから、マイ・タイムラインには「警戒レベル4水位
(氾濫危険水位)の際に2階へ避難する」ことなどを記入した。
今年6月に広島県で「警戒レベル4」(全員避難)が発令された際に、実際に避難
した人が0.17%だった。
マイ・タイムラインの作成が住民の避難行動を後押しする