「命を守る・人が死なない!防災士-尾崎洋二のブログ」生活の安心は災害への万全な備えがあってこそ。命と生活の安全保障を!

防災の第一目的は命を守ること。「あの人を助けなくては」との思いが行動の引き金となります。人の命を守るために最善の行動を!

10月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報 2024年10月1日~2024年10月31日まで

2024年10月31日 15時10分31秒 | 命を守る-災害・BCP等-避難関連情報

10月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報
2024年10月1日~2024年10月31日まで

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------避難関連情報------------------------------------------

能登半島地震で浮き彫りに…避難所の運営や被害状況の調査など
89の課題と改善盛り込んだ『最終報告書』公表 新潟市:10/31
https://l.smartnews.com/m-f5sj3/hkOcSw

発生約10カ月後の初開催に知事「マンパワーに限度」
石川県が能登半島地震の人命救助等の対応検証する会議:10/29
https://l.smartnews.com/m-HtGGU/NMFlSo

大型ハリケーン「ミルトン」直撃のアメリカ南部・フロリダ州で14人の死亡が確認 
竜巻が相次いで発生 多くの建物が破壊:10/11
https://l.smartnews.com/m-fMMvs/8KCPm7

南海トラフ「臨時情報」騒ぎの経済損失、調べもしない政府 宿泊キャンセルや運休
…「迷惑の額」は隠したい?:10/8
https://l.smartnews.com/m-KcnPJ/KnEUpk

家具固定だけでは不十分 「巨大地震」生き抜くのに必要な“10カ条” 専門家が解説:10/8
https://l.smartnews.com/m-8dBim/SxqENU

「南海トラフ臨時情報」への対応を検証せよ 経営層が備えるべきBCP「4つの視点」:10/1
https://l.smartnews.com/m-EzDRu/SFZAaM

----------保存版----------

「国が言う通りには…」 進まぬ個別避難計画策定 避難者、誰がケア?:10/23
https://l.smartnews.com/m-EHmcX/7kJlP6

2019年台風19号から5年 備えはどう変わったか | NHK防災:10/15
https://www.nhk.or.jp/bousai/articles/32049/

「国の指示待ちでは間に合いません」防災家が語る“多数派に流されない危機管理法”:10/5
https://l.smartnews.com/m-9KoWs/gSJoKA

台風でわが家の「窓ガラス」に、ご近所さんの屋根の瓦が! 仕方ないことだけど、
“弁償”はしてもらえる? 請求できるのかを解説:10/2
https://l.smartnews.com/m-oxRKo/LjRzxm


-------原発避難(賠償)対策---------------------------------

経団連の「9割の企業が原発再稼働必要」は、印象操作ではないか? 
傘下1700社のうち回答わずか167社なのに:10/12
https://l.smartnews.com/m-x4meD/BdR09H

女川原発2号機 10月29日に原子炉起動へ 東日本大震災で被災した原発では初:10/8
https://l.smartnews.com/m-u4nmU/otLBiY

女川原発2号機が11月ごろに再稼働へ 元従業員が住民避難の課題を指摘:10/1
https://l.smartnews.com/m-YShio/r6rC6U

 

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9月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報 2024年9月1日~2024年9月30日まで

2024年09月30日 14時54分49秒 | 命を守る-災害・BCP等-避難関連情報

9月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報
2024年9月1日~2024年9月30日まで


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------避難関連情報------------------------------------------

「正直がっくりきています」能登豪雨が“仮設住宅”にも被害もたらす
…輪島市は年内復旧を目指し工事へ:9/30
https://l.smartnews.com/m-SERwp/5OfH5S

コンサート ホールでの地震・火災を想定し避難訓練 約200人が参加
「貴重な体験」 宮城・利府町:9/23
https://l.smartnews.com/m-osbzE/l5Z3iY

燕市の信濃川大河津資料館が『NIPPON防災資産』に認定-災害の教訓伝える【新潟】:9/6
https://l.smartnews.com/m-UYHn8/8BSDt6

広島土砂災害の教訓伝える「伝承館」が「NIPPON防災遺産」に認定 
西日本豪雨の坂町「伝承公園」も:9/5
https://l.smartnews.com/m-JPz6A/LrZ6kj

津波警報から避難で道路渋滞が発生 『徒歩避難』と『車避難』の両立は? 
新潟県「能登半島地震を踏まえた防災対策検討会」:9/5
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bsn/1406853

災害時の避難状況、スマホで市に報告 迅速な状況把握へ 群馬・富岡:9/2
https://l.smartnews.com/m-sMPUy/43XKF5

「公文書は本当に正しいのか?」差別と偏見、デマ、行政の責任とは
…関東大震災時の朝鮮人虐殺、専門家はこう見る:9/1
https://l.smartnews.com/m-UAGMc/OwbiH7

----------保存版----------

浜田敬子氏「土地がどこにあるんだろう」「防災関係の省庁必要」
能登豪雨で問題指摘:9/26
https://l.smartnews.com/m-MNw7D/GHCfTX

【防災マメ知識】断水でお風呂に入れない! どうする?/防災図鑑:9/30
https://l.smartnews.com/m-WpzFL/qOcdxL

「自治体の防災無線対応の防災ラジオとスマホ、両方の活用が安心」
防災士&家事アドバイザーが実感した「本当に必要な災害への備え」:9/29
https://l.smartnews.com/m-4FQAf/QBv6uf

警察OBが「この小学校は最も不審者が侵入しにくい」と太鼓判を押した理由 
全員が当事者になる「みんなの学校」の意義【石井光太×木村泰子】:9/23
https://l.smartnews.com/m-L7ESr/OCbZNG

「忘れんといて」 避難時に火災を防ぐ4つの対処法 消防局の注意喚起に
「知りませんでした」の声:9/23
https://l.smartnews.com/m-N4PcB/vX9oSV

大震災の火災原因の6割以上が「電気」、
「感震ブレーカー」の補助金で備えよう!:9/19
https://l.smartnews.com/m-mwuc3/jtpPeM

従業員を守るために~企業の防災対策で必要なこと~:9/19
https://l.smartnews.com/m-jdakr/iKv5oA

【南海トラフ地震】「臨時情報」発表は“空振り”じゃない 
災害リスクの専門家が主張するワケ:9/17
https://l.smartnews.com/m-XP9sL/t7FQaf

駅伝の練習中に心臓発作で倒れ翌日に死亡…「死戦期呼吸」もAED使われず 
小学生の悲しい事故からの教訓 9月9日は「救急の日」:9/9
https://l.smartnews.com/m-d6Zpm/r1IhCz

飛び石でクルマが傷付いたといやがらせ! 
そんなときはたやすく責任を認めちゃダメ!:9/7
https://l.smartnews.com/m-G1Mtp/YAniiT

すでに秒読み、富士山の大規模噴火で「東京は完全停止」する
…たった数センチの降灰で起きてしまう《地獄のシナリオ》:9/5
https://l.smartnews.com/m-erzHf/tbwJCp

大雨で道路が川のように…水の中を平気で走るクルマと動けなくなるクルマとの違いはなに? 
そもそも冠水しても大丈夫? もしものための備えとは:9/4
https://l.smartnews.com/m-FJcMu/Ky3fdJ

LINEで避難場所を確認「デジ町防災LINE」全国版をリリース:9/2
https://l.smartnews.com/m-Ah1Lx/lILsZf

緊急時にはiPhoneを確認! 応急手当を受ける際の助けになる「メディカルID」を設定しよう:9/1
https://l.smartnews.com/m-chzHv/kGGGg1

地下鉄で大地震に遭遇したとき、命を守るために「絶対にやってはいけない」5つのこと:9/1
https://l.smartnews.com/m-mSf3c/FsSSPe

-------原発避難(賠償)対策------------------------------------

自民党総裁選の候補者たちの「原発回帰」について:9/27
https://l.smartnews.com/m-Bxa5B/N5tEkS

「日本の原発は安全」のウソ…メディアが報じない原発再稼働《知ってはいけない》
ウラ事情【専門家が警告】:9/17
https://l.smartnews.com/m-Fwox8/wB11J5

やっぱり原発は「稼働してはいけない」…メディア報じる《日本は安全》のウソ
「原発は震度7には耐えられない」【専門家が警告】:9/16
https://l.smartnews.com/m-azHJt/L9tUfo

「40年超原発は直ちに停止すべき」厳しい意見続出 関西電力とエネ庁が使用済み核燃料
“搬出計画の遅れ”説明 福井県議会:9/10
https://l.smartnews.com/m-jPPmw/yqwVRz

「見直し案出せなければ運転開始から40年超えの原発の運転を止める」
使用済み核燃料搬出計画めぐり関西電力森社長が覚悟示す:9/5
https://news.ntv.co.jp/n/fbc/category/society/fb49746314b744443a99802dbedbf230ab

「原子力発電所がテロの標的となるようなことがあってはならない」
警察庁長官が福島第一原発の警備状況を視察 警戒のさらなる強化に取り組む考え:9/5
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1405980

どうする?たまり続ける使用済み核燃料 福井県との“約束”を1年足らずで反故にした関西電力 
県「不退転の覚悟を」:9/5
https://l.smartnews.com/m-DwcM3/FyWyuu

<福島第一原発>処理水放出に伴う賠償は330億円支払い済 
中国の禁輸措置などの影響続く:9/5
https://l.smartnews.com/m-G7rLd/XEDoTw

朝ドラ『虎に翼』日本は原爆投下直後に「国際法違反」と抗議していた? 
原爆裁判の原告側が突き付けた“切り札”とは?:9/4
https://l.smartnews.com/m-sGVn3/fZenx9

村井知事「トラブルが少しでもあった場合、作業を止めその内容を公表してほしい」
女川原発での燃料装荷受け安全最優先を求める 宮城:9/4
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/1406010

【失敗の法則】「予算内、期限内、とてつもない便益」は実現可能か 
高速増殖原型炉もんじゅから紐解く「巨大プロジェクト」が成功しない理由:9/2
https://l.smartnews.com/m-WQqaY/Bd65bz

-------自然環境保全・温暖化対策-----------------------------

「マイクロプラスチック」体内で脳に最も多く蓄積…衝撃研究の結果=米国:9/4
https://l.smartnews.com/m-4UKGy/mY7jac

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8月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報 2024年8月1日~2024年8月231日まで

2024年09月01日 05時09分08秒 | 命を守る-災害・BCP等-避難関連情報

8月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報
2024年8月1日~2024年8月231日まで


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------避難関連情報------------------------------------------

【LINEヤフー】“防災の日”に向けて防災啓発を目的とした特別企画「9.1防災の日 #災害に備える」を公開:8/31
https://l.smartnews.com/m-23M96/RYprmU

トヨタ自動車、国内工場の全生産ラインを停止…台風10号接近で社員らの安全確保のため:8/28
https://l.smartnews.com/m-1HCmr/0SI0kU

秋田市「地域防災計画」6年ぶりに刷新へ 去年の記録的大雨を踏まえた内容に:8/24
https://l.smartnews.com/m-GbEzv/cUt8GX

マイクロ水力発電所が名取市で稼働 年間発電量は一般家庭77世帯分 
電気は東北電力に売却し年間1000万円程度の収益見込む 宮城:8/24
https://l.smartnews.com/m-Yz7i6/OBpZhS

コンテナホテルが丸亀市に9月オープン 1泊1人6200円から 災害時は避難所などに活用も:8/23
https://l.smartnews.com/m-itwQs/drc2Jg

紺野美沙子「能登半島地震で富山のマンションは断水、食器類もほぼ全滅」
自然災害に関して《過小評価》してしまう「正常性バイアス」に気を付けて:8/21
https://l.smartnews.com/m-M5Xzd/1NPNJ7

古舘伊知郎、南海トラフ地震の予測計算法を疑問視 「予算獲得の打ち出の小槌として…」:8/13
https://l.smartnews.com/xX8GB

たけし、岸田首相の「応援割」へ「復興作業が最優先」異議唱え賛同続々
…現地が抱く“かわいそう旅”への懸念:8/12
https://l.smartnews.com/QvEfM

日向灘に地震の割れ残り領域が存在か、再びM7級の地震起こる可能性…京大防災研が分析:8/12
https://l.smartnews.com/akQPu

南海トラフ地震「注意」、気象庁が臨時情報 今後1週間は備えを:8/9
 https://l.smartnews.com/S3Rty

「このままでは丸の内・霞が関が水没します」ダブル異常気象
《スーパー台風&ゲリラ豪雨》が東京を襲う最悪のシナリオ:8/8
 https://l.smartnews.com/j9uHG

能登半島地震には間に合わず…M7以上の恐れある活断層
「近畿-北陸の沿岸等で25カ所」政府の地震調査委:8/6
 https://l.smartnews.com/Bznma

新潟・上越沖から兵庫県沖、M7以上の海域活断層25本を初公表
…能登地震震源は最大M8級:8/2
 https://l.smartnews.com/uMr1s

能登半島地震の震源断層や上越沖の活断層で最大M8.1発生のおそれ 
日本海中部の海域活断層の評価公表 地震調査委員会:8/2
 https://l.smartnews.com/hSdC5

----------保存版----------

9月1日は防災の日 年に1回「防災リュック」を見直そう:8/31
https://l.smartnews.com/m-rqRXj/crBPw2

台風当日「出社命令」でけが、死亡 実は“賠償請求”認められない場合も 弁護士解説:8/30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c73438baa4f26ee9c96f6fba9e49dca1abcd3929

「デジ町防災LINE」全国版、防災機能を強化しリニューアルリリース 
最寄りの避難場所などがLINEでわかる:8/29
https://l.smartnews.com/m-BPuC4/yGaIHd

東京・墨田区 要配慮者を“バス避難”大規模水害に備えて旅行会社と協定締結:8/24
https://l.smartnews.com/m-KaYXW/ybJcE9

防災心理学者・矢守克也 「避難して災害が起きなくても、空振りではなく、素振りと考えて。
「ふだん」と「まさか」を近づける《生活防災》が大切」:8/21
https://l.smartnews.com/m-eC2y3/0r5XNi

「から騒ぎ」だった南海トラフ巨大地震、日本の地震予知に欠けている重要な視点とは:8/21
https://l.smartnews.com/m-7HbkU/HBa9iA

南海トラフ地震臨時情報を受け帝国データバンクが対象都府県の「BCP策定状況」発表、
トップは高知県:8/19
https://l.smartnews.com/m-s8v3m/MK82Ca

6日間で建つ3Dプリンター住宅が家を失った人の光に
…被災地・能登にモデルハウス 50㎡の家が550万円:8/19
https://l.smartnews.com/m-YTkdR/62i2gT

車が水没してドアが開かない⇨ガラスのココを叩けば割れやすい。
警視庁がコツを伝授、命を守る「緊急脱出ハンマー」:8/17
 https://l.smartnews.com/9zEiU

南海トラフ地震臨時情報発表 命を守るための備え!防災の専門家が提唱するタイムラインとは:8/13
 https://l.smartnews.com/hhdxt

【小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない】津波という
「想定外」から身を守るためにできること:8/10
 https://l.smartnews.com/8rzVa

「大きな意味で東日本大震災と連動している」東北大学・今村文彦教授が宮崎県で
震度6弱地震について指摘 南海トラフ地震の臨時情報はどのように受け止めればよいのか:8/10
 https://l.smartnews.com/pdktt

「南海トラフ地震臨時情報」発表、災害に備えて知っておきたい
「スマホの設定」と「デマ対策」:8/9
https://l.smartnews.com/Eumpz

突然の「カミナリ」直撃! 「車の中は安全」はウソ?ホント? 
車が“機能停止”ってマジ!? 正しい「落雷対処」方法とは:8/8
 https://l.smartnews.com/VotVe

熱海土石流災害で「法的責任ない」と主張する静岡県…静岡新聞の厳しい追及に、
異例の対応を取った県の「違和感の正体」:8/7
 https://l.smartnews.com/Gisqz

【前編】インクルーシブ防災とは?障がい者・高齢者など災害弱者を取り残さない
取り組みと社会づくり:8/6
 https://l.smartnews.com/UJfLD

「防災に女性の視点を」 神戸市の防災会議委員、女性が4割超に:8/2
 https://l.smartnews.com/DSG2M

-------原発避難(賠償)対策------------------------------------------

敦賀原発2号機、新基準で初の「不適合」了承 規制委「直下に活断層がある可能性」再稼働認めず:8/28
https://l.smartnews.com/m-qPH5b/24Qr63

「大きな判断だが決断に迷いはなかった」 敦賀原発2号機 
事実上の「再稼働不許可」受け原子力規制委員長:8/28
https://l.smartnews.com/m-RySJx/6A3soo

孤立した地域からヘリと船舶で避難 地震による原発事故を想定し 
初めて住民も参加した訓練で見えた課題とは?:8/27
https://l.smartnews.com/m-pXXiW/bIt8gZ

近くに原発、基地整備続く馬毛島…「優先的に攻撃対象」「生活航路が不安」住民の懸念深く
県は否定するが、専門家は沖縄を例に「米軍は日本との約束を守らない」:8/24
https://l.smartnews.com/m-B94wv/pyet8B

市民団体が原発再稼働“反対”要望も…反対表明の自治体はなし
「県民の意志の一つとして受け止めてもらえなかった」【新潟】:8/23
https://l.smartnews.com/m-hMVee/h8srQ9

青森・六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場の審査難航
…30年以上「未完成」状態、日本原燃の見通しに甘さ:8/19
https://l.smartnews.com/m-Lh2pS/bjdXv7

柏崎刈羽再稼働の前に「福島への責任果たしたか」 
新潟県検証委員長を務めた池内了氏が東電に問う「資格」:8/12
 https://l.smartnews.com/zn1C9

<東海第2原発 再考再稼働>(67)原発を動かす資格ない 
東海第2運転差し止め訴訟弁護団・丸山幸司さん(54):8/7
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原発事故の損害賠償 岩手県などが東電に16回目の請求:8/6
 https://l.smartnews.com/fRdo6

原発事故判決は法律違反 最高裁判事2人の罷免求める:8/2
https://l.smartnews.com/QBoF9

 "敦賀原発2号機“再稼働は事実上不可能”で揺れる敦賀市 
「もし事故が起きたら自分の故郷自体がなくなってしまう」":8/1
 https://l.smartnews.com/G4bUp

-------自然環境保全・温暖化対策-----------------------------

国連総長、太平洋の海面上昇に「SOS」訴え 諸島フォーラム:8/27
https://l.smartnews.com/m-aqjvp/2zyfwI

大阪で海面27センチ上昇 温暖化で2050年までに―国連:8/27
https://l.smartnews.com/m-PA2Pv/bOHE6l

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仮設住宅の開発提供における「名古屋工業大学教授 北川啓介さん」の素晴らしい見本事例-2024-08-11

2024年08月11日 10時21分14秒 | 人が死なない防災

尾崎 コメント: 仮設住宅における災害関連死を防ぐ意味では、重要な事例です。

防災においては「諦めない」という言葉と実践力が必要なんだと痛感しました。

仮設住宅の開発提供における「名古屋工業大学教授 北川啓介さん」の素晴らしい見本事例を紹介します。

 

きっかけは、3.11 東日本大震災の時、石巻市の中学校の避難所を取材して帰ろうとしたときです。ずっと私(北川啓介さん)たちについてきてくれていた、2人の小学生の男の子が、「ちょっと、こっち来て」と導くのです。そしてグラウンドを指さして、「なんで仮設住宅ができるまでに何カ月もかかるの? 大学の先生だったら来週建ててよ。」という要望でした。

 1-能登半島地震の被災地に、計172棟の屋外用の簡易住宅「インスタントハウス」が建てられた。従来の仮設住宅とは異なり、設置も手軽で、コストも割安。快適性も確保されているという。

2-完成したインスタントハウスは、20平方メートル(約12畳)のだと、材料は40リットルのスーツケース二つ分です。一つはテント部分。もう一つは断熱材です。飛行機の機内に持ち込めるくらいの荷物で1棟建てられます。
 膨らませるのは小さな扇風機でもでき、断熱材を吹き付けるところまで一人で簡単に作れます。揺れにも台風にも強くて、冬は暖かく、夏は涼しく快適です。価格も一般的な仮設住宅の半分から3分の1程度です。

3-能登半島地震の被災地のある女性の方が、「この家は私たちに希望を届けてくれた」と言ってくださいました。地震で倒壊した家屋も多く、建物に対する恐怖心もあったと思います。避難所生活も、その日をどうやって生きるかで精いっぱいなはず。その中で、「明日や来週など、少し先のことを考えられるようになった」とおっしゃったのです。

-----------------------以下本文---聖教新聞 2024年8月11日---------------------

 〈スタートライン〉 名古屋工業大学教授 北川啓介さん2024年8月11日

簡易住宅「インスタントハウス」開発者: 世界に希望を届ける家

 能登半島地震の被災地に、計172棟の屋外用の簡易住宅「インスタントハウス」が建てられた。従来の仮設住宅とは異なり、設置も手軽で、コストも割安。快適性も確保されているという。開発した名古屋工業大学教授の北川啓介さんに話を聞いた。
 

  ――開発のきっかけは?
 
 東日本大震災です。私は大学の建築の教員として、いわゆる美しい建築、かっこいい建築の意匠や設計について研究していました。
震災から半月ほど経過した頃のこと。新聞記者さんから、建築家として被災地に取材同行してほしいと頼まれました。
 石巻市の中学校の避難所を取材して帰ろうとしたときです。ずっと私たちについてきてくれていた、2人の小学生の男の子が、「ちょっと、こっち来て」と導くのです。そしてグラウンドを指さして、「なんで仮設住宅ができるまでに何カ月もかかるの? 大学の先生だったら来週建ててよ」と言うんです。
 何も答えられませんでした。過酷な状況の人たちが目の前にいるのに、建築家である自分は何もできない。とても悔しく、自分が許せなかった。その日の夜から“来週建てられる仮設住宅”をどうすれば作れるか、真剣に考え始めたのです。人生観が百八十度、変わった出来事でした。
 

 ――なぜ仮設住宅はすぐに建てられないのでしょうか。
 
 まず、行政から専門業者に発注をかけるところから始まるので、調整や手続きが必要です。資材をトラックで運ぼうにも、道路が寸断されていたら、すぐには運べません。基礎工事や組み立て、外壁工事などに必要な職人さんを確保するのも困難です。少年たちに言われた日の夜、ホテルの部屋で課題をノートに書き出したら40個もありました。
 そこで、いったん建築から離れて、対義語を考えました。重いなら軽い、大きいなら小さい、高価なら安価、人がたくさん必要なら一人でとかです。
 そうやって考えながら、帰りの新幹線で名古屋駅に降りたときです。何げなくかばんの中から、小さく丸めたダウンジャケットを広げて羽織ったときに、「これだ!」とひらめいたのです。それは「空気」です。空気という素材が全ての課題を解決してくれるとイメージできたのです。どこにでもあって、軽くて、断熱性もある。しかも、無料です。
 

――解決のヒントは目の前にあったのですね。そこからどのように開発を?
 
 最初は、大道芸人の方とかが使う細長い風船を編んで家の形にしてみました。他にも、布団やスポンジなどを入れた圧縮袋を、掃除機で空気を抜いて、開封したらぱっと広がるようなものも実験しました。明らかに失敗すると分かっていても決めつけず、とにかくいろいろ試して、挑戦を続けました。
 そうして5年半が過ぎた2016年の10月、白防炎シートというテントに使う素材を気球のように膨らませて、内側から硬質発泡ウレタンという断熱材を吹き付ける、今の形の試作品ができたのです。
 その後、完成したインスタントハウスは、20平方メートル(約12畳)のだと、材料は40リットルのスーツケース二つ分です。一つはテント部分。もう一つは断熱材です。飛行機の機内に持ち込めるくらいの荷物で1棟建てられます。
 膨らませるのは小さな扇風機でもでき、断熱材を吹き付けるところまで一人で簡単に作れます。揺れにも台風にも強くて、冬は暖かく、夏は涼しく快適です。価格も一般的な仮設住宅の半分から3分の1程度です。
 

 ――実際に能登半島地震の被災地に導入されました。
 
 一刻も早く現地にと必死でした。すると、ある女性の方が、「この家は私たちに希望を届けてくれた」と言ってくださいました。地震で倒壊した家屋も多く、建物に対する恐怖心もあったと思います。避難所生活も、その日をどうやって生きるかで精いっぱいなはず。その中で、「明日や来週など、少し先のことを考えられるようになった」とおっしゃったのです。うれしかったですね。
 

 ――安心できる空間は文化的な生活の大前提ですね。
 
 私はこれまで、トルコやシリア、モロッコなどの大地震の際、少しでもお役に立とうと、インスタントハウスを届けてきました。自然災害に遭った方々、難民・避難民の方々などを含め、私はこの地球上で、住む家がなくて困っている人たちが、当たり前に家を持てるようにしたいと思っています。
 人々が自分の家を持つ。その家が集まればコミュニティーが生まれる。そこから仕事が生まれ、経済が動き出す。そうやって真の意味で自立ができれば、未来を考えることができる。そのプロセスを現地の人が楽しんでいければ、素晴らしい社会が建設できると考えています。
 

 ――未来をつくる仕事です。最後に若者へメッセージを。
 
 私の実家は和菓子屋で、小さい頃は和菓子職人になりたくて、仕事ぶりを見ていました。インスタントハウスで空気を使う発想も、父が作る羽二重餅が空気を含むことでフワフワになっていることも参考になっています。だから人生、何が役に立つか分かりません。時には、周りと違ったり、遠回りしたりするかもしれません。でも自分を信じて、達成したいことを頑張れば、夢は必ずかなう。そう信じています。
 私たちが勉強を始める時は教科書が必要です。でも教科書だって時代とともに変わります。その未来の教科書をつくるチャンスは誰にでもあるはずです。

  • プロフィル

きたがわ・けいすけ 1974年、愛知県名古屋市生まれ。2001年、名古屋工業大学大学院工学研究科社会開発工学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。2018年から現職。

 

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防災:身を守る行動〉先進事例のあるイタリアから学ぼう!一般社団法人「避難所・避難生活学会」主催 酷暑期の避難所演習リポート

2024年08月04日 09時23分41秒 | 人が死なない防災

尾崎 コメント: 

防災には哲学が必要です」。

命を守るだけではなく、人権を守るために災害支援があるという感覚が日本に

あるのでしょうか? その感覚が無い限り、災害関連死はなくなりません。

私たちは先進事例のあるイタリアから学ぶべきです。

-----------------------------

1-平成の30年間には、5000人もの災害関連死が出たといわれている。

2-防災の第一目的は命を守ることです。

3-日本の「避難所の運営体制」は、本当に命を守る体制渡したいTになっているのか?

4-避難所運営で命を守るために「健康を守るポイント」は三つあります。
①安心・安全なトイレ(T)
②適温でおいしい料理(K)
③熟睡できる就寝環境(B)

5-イタリアの災害支援から日本は学ぶべきことが多々あります。

6-①清潔で安全なトイレ、②普段通りの適温でおいしい料理、③快適で熟睡できる就寝環境が、発災から48時間以内に整う仕組みが確立されています。イタリア事例。

なぜ、それが可能なのか。国の機関が費用を負担し、各地に、トイレコンテナやキッチンカーなど、国で標準化した資機材が備蓄されているからです。

6-災害が起きると、迅速に国の機関が会議を開催。発災から30分~1時間以内には、関係者が集まり、打ち合わせがスタートします。その後、ボランティア団体に指示が出され、国で標準化した支援システムが動き出します。

7-ボランティア団体は約4000で、人口の約5%に当たる300万人が登録しているといいます。普段の仕事の専門性を生かしたボランティアの在り方が定着していること。例えば、キッチンカーでの調理を引っ張るのはプロの料理人、空調機器の設置は電気工事士が主導していました。社員が災害支援に出動した企業に、国からの金銭的補助もあります。

8-イタリアには災害関連死という概念がないことです。私は行く所、行く所で、「災害関連死はどれくらいか」と質問しました。しかし「あり得ない」と返ってきます。“避難生活を通して一人の犠牲者も出さない”という共通認識があるように感じます。

9-イタリアの防災に携わる方が「防災には哲学が必要だ」と言っていました。命を守るだけではなく、人権を守るために災害支援があるという感覚を広げていきたいと思っています。

-----------------以下本文-----------------

防災――身を守る行動〉 一般社団法人「避難所・避難生活学会」主催 

酷暑期の避難所演習リポート2024年8月4日 聖教新聞

 平成の30年間には、5000人もの災害関連死が出たといわれている。この問題を解決するために避難所環境の改善に尽力する一般社団法人「避難所・避難生活学会」(以下、避難所学会)は7月27、28の両日、大阪府八尾市内の小学校体育館で、酷暑期の避難所生活を想定した1泊の演習を実施した。この取り組みをリポートする。
 

  • 開催に込めた思いとは●

 今回の演習を企画したのが、避難所・避難生活学会の常任理事を務める水谷嘉浩さんだ。八尾市内の段ボールメーカーの社長を務め、もともと防災活動とは無縁。その人生を一変させたのが東日本大震災だった。
 
 あの日、水谷さんは出張先の東京で被災。大阪に戻れず、東京で一夜を明かした。テレビに流れる壊滅的な状況に心を痛め、大阪に戻ると、支援物資でパンパンになった4トントラックを被災地に走らせた。後日、避難所に身を寄せている方が低体温症で亡くなったというニュースを見た。「避難所って安全な場所だと思っていたので全く理解できなかった」と振り返る。
 
 すぐに断熱効果のある段ボールの活用を思い付き、試作を重ねた段ボールベッドをSNSに発信した。
 
 避難所学会の代表理事である植田信策さん(石巻赤十字病院副院長)は当時、宮城県石巻市内の避難所を飛び回り、雑魚寝は低体温症だけでなく、エコノミークラス症候群などのリスクを高めると見抜いていた。人が寝るのに耐えられるだけの強度があり、短時間に大量生産できることなどから、水谷さんの段ボールベッドに目を付けた。
 
 すぐに植田さんと水谷さんは約50の避難所を歩き、一カ所ずつ段ボールベッドの導入を提案していった。しかし、導入事例のないことなどから、ほとんどが門前払いだったという。
 
 水谷さんは震災後、各市町村に段ボールベッドの有用性を説明しながら、個別に防災協定を結ぶ活動をスタート。全国段ボール工業組合連合会も巻き込み、協定を結ぶ地方公共団体や自治体は増えていった。
 

〈〈健康を守るポイント〉〉
①安心・安全なトイレ(T)
②適温でおいしい料理(K)
③熟睡できる就寝環境(B)

 イタリアの避難所運営の取り組みが進んでいると知れば、同志と共に何度も視察に通った。こうした活動が避難所学会の設立につながっていった。避難所学会は「TKB48」を提唱する。これは、①清潔で安全なトイレ(T)、②普段通りの適温でおいしい料理(K)、③快適で熟睡できる就寝環境(B)を発災から48時間までに避難所に届けるというもの。
 
 水谷さんは熊本地震、西日本豪雨や能登半島地震などの避難所を手弁当で回り、段ボールベッドを設置して雑魚寝を解消してきた。植田さんをはじめ避難所学会のメンバーも、TKBに基づいた支援を被災地で推進。こうした取り組みに背中を押されるように、国の「防災基本計画」などにもTKBに沿った修正が行われるようになった。
 
 しかし、そこに法的拘束力はなく、避難所運営は市町村ごとの対応に委ねられている。予算の関係や運営のオペレーションなどの課題が山積し、TKBに基づいた環境改善には、まだいくつものハードルがあるのが現状だ。
 
 水谷さんは「避難所環境の改善を国民の関心事にしたい。今回の演習はそのスタート」と力を込める。
 記者も参加した今回の演習。そこで体験したのは過酷な現実だった……。
 

空調設備なしで生活はできない

 演習会場の最寄り駅となるJR八尾駅に到着したのは、午前11時過ぎ。スマホの地図アプリを片手に会場に向かい歩き出すと、一気に汗が噴き出てくる。この日の最高気温は35・4度。酷暑期を想定した避難所演習という意味では、ベストコンディションだが、不安を覚えずにはいられない。歩くこと約10分。演習会場となる小学校体育館に到着した。
 
 既に多くの人が集まっていた。大阪府や八尾市など自治体の防災担当者、熱中症や防災の研究者、災害医療の専門家ら約70人が、今回の演習に参加することになっている。
 
 館内は強い日差しは受けないが、空気がこもり、外より湿度は高いように感じる。幸い、スポットクーラーや大型扇風機が設置され、暑さに耐えきれなくなった参加者が、入れ替わるように、その前に立っていた。
 
 サーモグラフィーで館内の温度を測定していた参加者によれば、午後3時時点の天井の温度は46・4度。室温は午後2時時点で36度だったという。
 
 水谷さんが「大規模災害時の直後は、クーラーや扇風機も設置できない可能性が高い。とてもじゃないけど生活できる空間ではない」と声を強めれば、参加者からは「空調が使えなかったら地獄」という声が漏れた。
 

演習のスタートは、冷房が効いた教室で座学。夏季避難所の想定されるリスクについて、中京大学の松本孝朗教授、神戸女子大学の平田耕造名誉教授らが講義。避難所学会の植田さんは能登半島地震での支援模様を報告。水谷さんはイタリアの災害支援について紹介した。
 

「アルファ化米」1日が限界かも

 座学が終わり、夕食に。
 「わかめご飯」「きのこご飯」「山菜おこわ」「梅がゆ」「ひじきご飯」の5種類のアルファ化米から好きなものを選ぶ。作り方はシンプル。開封して、プラスチックのスプーンと脱酸素剤を取り出して熱湯を注いで15分で完成だ。
 
 体育館の床に座って食べ始める。「おいしいですよ!」と箸を進める人がいる一方で、「まずくはないが、連日は食べられない。1日が限界」という感想が多く聞かれた。
 
 記者は一口、二口と進んだが、なかなか、三口目が進まず、空腹を我慢することを選んでしまった。近くにあるコンビニエンスストアに救われた。
 

 続いて、シャワー体験。熊本地震や西日本豪雨、能登半島地震などの被災地に導入されてきた株式会社タニモトの組み立て式コインシャワーが2台設置されていた。
 
 シャワーの給水は、能登半島地震の被災地で使用されている株式会社クリタックの浄化装置を使用して貯水槽の水をろ過。水圧も問題なく快適だった。
 

床に「雑魚寝」痛みとしびれ

 午後8時ごろから演習は、就寝環境の検証へと進んでいった。生みの親である水谷さんの解説によって段ボールベッドの組み立てが始まる。手順は複雑ではない。しかし実際の避難所に設営する場合は、床面積を計測し、通路の確保も計算しながら収容人数に応じた配置バランスが求められる。さらに避難者に段ボールベッドの効果を丁寧に説明し、理解を得ながら、設置を進める必要があるという。
 
 これは誰しもができることではなく、避難所に届いても、倉庫に眠ったままになってしまう課題がある。だからこそ、水谷さんは必ず、被災現場を回っていると教えてくれた。
 

 就寝環境が整ったのが9時ごろ。館内の温度計は32度を指していた。主催者から「寝苦しいと思うので、遠慮なく冷房の効いた部屋に移動していただいても構いません」との呼びかけがかかる。参加者のどの顔も疲れ切った表情。中には既に倒れるように寝ている人も。午後11時を回り、消灯になった。
 
 床の上に薄いアルミマットを2枚敷いて雑魚寝を始めた。しかし、背中が痛く、コロコロと寝姿勢を変えるが痛む部分が増えるばかりで、なかなか寝付くことができない。明け方、空席の段ボールベッドに移動。雑魚寝とは比べものにならないほど、快適に感じ、体を休めることができた。雑魚寝した35歳男性は「体のしびれと痛みがひどい。エコノミークラス症候群のリスクがあることがよく分かった」と実感を込めた。
 

 朝食は唯一、ホッとできる場となった。夕食と違って、教室を模様替えした“食堂”に参加者は足を運び、水谷さんが大阪の帝国ホテルのシェフに頼んで考案してもらったアルファ化米のアレンジメニューが有志によって振る舞われた。わかめご飯を使った「サーモンライスサラダ」、山菜おこわからは「焼きおにぎり茶漬け」など。
 
 口にした参加者は笑顔にあふれ、「本当においしい」「これだったら毎日食べられる」と大好評だった。避難所環境の改善の課題に挙げられる「食事」がいかに大事かを如実に表す場面だった。
 

 そして、最後の総括会。チーム別に演習を振り返るディスカッションが行われた。
 今回は停電や断水を設定せず、トイレは通常通り、水洗トイレを使用したが、断水時に水洗トイレが使えない状況を想像しながら話し合う場面も。「間違いなくトイレを我慢する」「夏場は特に臭いが大変なことになる」「想像すらしたくない」など神妙な面持ちだった。
 

 演習は無事故で終了。水谷さんは「得たものをフィードバックしながら、継続して開催していきたい。この実体験を環境改善のうねりに変えていく」と訴えた。1日で終わると分かっていたから耐えられたのかもしれない。この生活に終わりが見えないと心身ともに持たないのは想像に難くなかった。
 
 しかし今も現実に避難生活を余儀なくされている方がいる。
 
 演習から2日後、水谷さんは記録的大雨で被災した山形の避難所に、雑魚寝を解消するために向かっていった。
  
 
イタリアの災害支援――水谷常任理事の講演から●

ハード、ソフトともに国で標準化

 災害支援の在り方が進んでいると知り、これまで何度もイタリアを視察してきました。①清潔で安全なトイレ、②普段通りの適温でおいしい料理、③快適で熟睡できる就寝環境が、発災から48時間以内に整う仕組みが確立されています。
 
 トイレにシャワーも完備されたコンテナが避難所に届き、キッチンカーなども来ます。避難所生活は主にテントで、家族単位で入ることができます。中には簡易ベッドがあり、エアコン設備もあります。
 

テントの中は簡易ベッドなどが整備                         

 なぜ、それが可能なのか。国の機関が費用を負担し、各地に、トイレコンテナやキッチンカーなど、国で標準化した資機材が備蓄されているからです。

 災害が起きると、迅速に国の機関が会議を開催。発災から30分~1時間以内には、関係者が集まり、打ち合わせがスタートします。その後、ボランティア団体に指示が出され、国で標準化した支援システムが動き出します。
 
 ボランティア団体は約4000で、人口の約5%に当たる300万人が登録しているといいます。
 
 視察で実感しているのは、普段の仕事の専門性を生かしたボランティアの在り方が定着していること。例えば、キッチンカーでの調理を引っ張るのはプロの料理人、空調機器の設置は電気工事士が主導していました。社員が災害支援に出動した企業に、国からの金銭的補助もあります。
         

 日本と違うもう一つの特長が、被災自治体の職員が避難所運営に関わらなくても支援が進んでいくシステムが確立されていること。被災地域外からボランティアなどが入ってきます。
 
 これも支援システムが標準化しているからできることです。
 
 日本は1700以上ある市町村で、避難所 運営の在り方はそれぞれ。他地域からの支援が混乱を生んでしまう状況もあります。今回の能登半島地震で支援に訪れた際、被災者に何か欲しいものはありますかと伺うと「希望が欲しい」と言われました。被災者は絶望をされていました。支援の在り方を考える必要があるのではないでしょうか。
  

避難所テントでは子ども支援も

 イタリアで学んだ一番大きいことは、イタリアには災害関連死という概念がないことです。私は行く所、行く所で、「災害関連死はどれくらいか」と質問しました。しかし「あり得ない」と返ってきます。“避難生活を通して一人の犠牲者も出さない”という共通認識があるように感じます。
 
 イタリアの防災に携わる方が「防災には哲学が必要だ」と言っていました。命を守るだけではなく、人権を守るために災害支援があるという感覚を広げていきたいと思っています。
 

 

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7月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報 2024年7月1日~2024年7月31日まで

2024年08月03日 07時35分46秒 | 命を守る-災害・BCP等-避難関連情報

7月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報
2024年7月1日~2024年7月31日まで

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------避難関連情報------------------------------------------

電波が届かない場所でも救助要請が可能に アップルが衛星通信サービスの提供を開始:7/30
https://l.smartnews.com/UVBEC

震災時に求められるリーダーシップとは? 避難所に姿を見せず、
記者会見もわずかだった市長に考えを聞くと:7/29
 https://l.smartnews.com/aAVuD

「大雨が降ると落ちますよ」市民の指摘を城の管理事務所が放置 
松山城緊急車両道の亀裂 問われる市のシンボルの危機管理態勢:7/23
 https://l.smartnews.com/QxTVT

「開始25秒で住宅地」松山・城山土砂崩れを京大専門家解析「
逃げるのはほぼ不可能」【愛媛】:7/23
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松山の城山で土砂崩れ 「土砂災害のリスクは認識していたか」の質問に松山市長は
…【野志市長の発言詳細】:7/19
 https://l.smartnews.com/wWULn

「災害でペットと避難するには」松山で防災セミナー 
居場所把握にマイクロチップも【愛媛】:7/19
 https://l.smartnews.com/svCUV

太平洋島嶼国の地震・津波情報、日本政府が衛星「みちびき」で配信へ
…住民の避難支援:7/16
 https://l.smartnews.com/onb3Q

津波を「レーザー光」と「海面のブイ」で観測する新システム
…能登半島地震きっかけにNECが開発:7/15
 https://l.smartnews.com/iqAHp

松山の土砂災害 専門家「土石流が発生した可能性」松山城北側で土石流は“想定外”:7/13
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“津波避難と観光拠点の二刀流” 全国初の複合施設オープン 
高さ19mで1200人が避難可能 静岡:7/13
https://l.smartnews.com/yi1no

だから能登半島地震から半年がたっても死者数が増える
…多くの人が知らない避難所を出た被災者を襲う悲劇:7/11
 https://l.smartnews.com/kKcgj

傾斜の向きが逆の断層同士が「連動した」と政府地震調査委員会 
能登半島地震 防災上「連動しない」想定だった:7/10
https://l.smartnews.com/hW1Tk

水害時「アンダーパス」は避難の盲点、迂回で移動距離8倍の例も
…「別ルートを日頃から考えて」:7/8
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大地震が東京を襲えば…453万人の帰宅困難者が都内にあふれる 
東日本大震災時は352万人:7/4
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バド選手が試合で倒れて「AEDの使用もないまま」死亡 
日本AED財団「痛恨の極み」、緊急メッセージに込めた思い:7/4
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心筋梗塞や高台への避難などで相当の負担…災害関連死で18人を正式に認定:7/3
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逃げ遅れゼロへ 真備・川辺地区で防災計画 西日本豪雨から6年:7/3
https://l.smartnews.com/f1Xjc

【富山】高岡市、届け出避難所制導入 地域の集会所など対象:7/3
 https://l.smartnews.com/N9DnS

救えたはずの命も…能登半島地震でこれまでに70人が『災害関連死』
初期の避難所の検証で見えた様々な課題:7/2
 https://l.smartnews.com/NTnkU

時速20~40kmで迫り、建物を押し流す土石流。早めの避難を心がけよう:7/1
 https://l.smartnews.com/t43TD

----------保存版----------

気候変動で「地震」も激化すると専門家が警鐘、一体なぜ気候変動で地震の発生率が増加するのか?:7/29
 https://l.smartnews.com/JpRwr

地震を引き起こす「力」は地球の中から お鍋の中の対流と同じ現象が地球でも【暮らしの防災】:7/28
 https://l.smartnews.com/ur77U

【高知市夏季大学】地震学の研究者・大木聖子さん 『毎日を豊かにするのが防災」【高知】:7/25
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音が聞こえないことで迫る“災害の危険”から聴覚障害者を守るための取り組み
【手話が語る福祉 岡山】:7/21
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家で楽しく防災を学べる!「防災謎解きゲーム火災編」が地震編・水害編に続き新登場:7/19
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【大雨から1年】水害について語り合う会 自ら考え行動する 自主防災組織の取り組みに密着:7/16
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キャンプで学ぶ!防災のヒントとスキル | NHK防災:7/16
https://www.nhk.or.jp/bousai/articles/30504/

交通事故などで人が倒れているのに遭遇! そんなときどうすればいい? 
覚えておきたい応急救護の基礎知識:7/15
https://l.smartnews.com/FxeDN

「震源」「震源の深さ」からわかること~
発生した地震の被害をイメージしてほしい~【暮らしの防災】:7/15
 https://l.smartnews.com/i8qoD

Yahoo!検索、災害発生時に開設された避難所の情報を提供開始 避難所の住所や連絡先、
避難者数など、自治体が配信する情報を確認可能:7/8
https://l.smartnews.com/wPA3q

ヤフー、災害時の「避難所」検索に対応 場所や混雑情報を表示:7/8
 https://l.smartnews.com/hzo7y

企業における防災マニュアルの作成方法。記載すべき内容や作成時のポイントまで解説:7/8
 https://l.smartnews.com/do1aM

ブレーカーが落ちた…そんな時に絶対やってはいけない『3つのタブー』 
最初にやるべきことや準備しておくこととは?:7/6
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「避難に『空振り』はない『素振り』だ」 自主防災会長が訴える
「避難の大切さ」 西日本豪雨6年 広島:7/6
 https://l.smartnews.com/4fW8r

NTT東日本、中小規模自治体向け「地域防災支援システム 
powered by EYE-BOUSAI」を提供:7/2
 https://l.smartnews.com/2U4WS

高精度な地形情報を使って抽出 土砂災害発生のおそれ2,646か所確認:7/2
 https://l.smartnews.com/E3wCz

命を守る地域防災 鳥取の取り組みから考える | NHK防災:7/2
https://www.nhk.or.jp/bousai/articles/30059/

-------原発避難(賠償)対策------------------------------------------

原電の対応「不誠実」 茨城県知事、東海第2工事で批判:7/27
 https://l.smartnews.com/jfDSM

敦賀原発2号機、再稼働に不適合と結論 「原子炉直下に活断層否定できず」
と原子力規制委 廃炉の可能性も:7/27
 https://l.smartnews.com/6MgKQ

敦賀原発2号機審査結論へ 規制委が断層判断、初の不合格か:7/26
 https://l.smartnews.com/PX2R9

敦賀原発「不許可」の公算大 近く規制委判断、原電は廃炉回避さぐる:7/25
https://l.smartnews.com/3FUDR

北陸電力 志賀原発2号機地震で被害の変圧器 復旧に2年以上か:7/25
 https://l.smartnews.com/R2Cna

核のごみ原発立地自治体の3割 国などの情報発信「不十分」:7/23
 https://l.smartnews.com/ZRFGe

女川原発2号機再稼働、またも延期 プレハブ撤去に時間:7/19
 https://l.smartnews.com/E1Q8V

「原発『安い』」はウソだった? コストが膨らんだ理由:7/19
 https://l.smartnews.com/4mKEe

福島第一原発の事故で新事実が発覚!事故直後、東電が米軍の注水支援を断っていた!
「世界最悪の事故」拡大は防げた可能性も
 https://l.smartnews.com/itM8s

原発事故時の賠償は「東京の人が負担してくれるのか」 柏崎刈羽、
住民説明会で噴出した国と東京電力への不信:7/17
 https://l.smartnews.com/GoCzY

柏崎刈羽原発再稼働へ“地元同意”得るため国が説明会開催も不安の声相次ぐ
「まだ説明足りない」:7/15
 https://l.smartnews.com/hd9MT

東北電力に質問書提出した市民団体「説得力のある回答は得られなかった」
9月再稼働の女川原発<宮城県>:7/13
 https://l.smartnews.com/qMR3K

「何かあった時には隠さず事実を報告してほしい」東北電力・女川原発再稼働へ
理解求める戸別訪問 町民の反応は 宮城・女川町:7/8
 https://l.smartnews.com/nd7g9

国家公務員宿舎の「明け渡し」強制執行めぐり 支援団体が説明求める 
原発事故後の自主避難者 福島:7/8
https://l.smartnews.com/Ez6ar

災害関連死3割超が半年以降に 原発事故の長期避難が影響か:7/5
 https://l.smartnews.com/rNcY9

「珠洲原発なくてよかった」能登半島地震で痛感した“八方塞がり”の避難計画…早急な見直しを:7/4
 https://l.smartnews.com/TXb9z

「さよなら!志賀原発」 廃炉を訴える集会に全国から1100人 金沢、能登半島地震から半年:7/1
 https://l.smartnews.com/7jKo6

-------自然環境保全・温暖化対策-----------------------------

人類は「極端な高温のまん延」に直面 国連総長
 https://l.smartnews.com/bHW29

南極の「極渦」による温暖化現象が発生中、地球全体で異常気象を引き起こす可能性:7/23
 https://l.smartnews.com/uppr3

世界平均気温、13カ月連続で過去最高 通年でも最高更新か=EU機関:7/8
 https://l.smartnews.com/1HU21

 

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6月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報 2024年6月1日~2024年6月30日まで

2024年07月01日 14時53分23秒 | 命を守る-災害・BCP等-避難関連情報

6月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報
2024年6月1日~2024年6月30日まで

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------避難関連情報------------------------------------------

「マイナンバーカード」で施錠の解除可能に 記録的な豪雨災害から1年 富山・立山町:6/29
 https://l.smartnews.com/yceBq

6時間後には「もう逃げられませんよ」 AIで洪水の浸水範囲を予測 早期の避難を促すシステム:6/28
https://l.smartnews.com/ZFVCF

能登で認定続く災害関連死 南相馬市は長期避難反映した基準を公表:6/24
https://l.smartnews.com/CsbG3

神奈川県、LINEで災害情報を配信 台風接近など注意喚起、避難所の開設情報も:6/22
 https://l.smartnews.com/ZwXZV

「東日本大震災を経験した東北から、防災環境の改善に繋げるデジタルインフラを生み出す」
仙台の防災テックスタートアップ・プライムバリュー株式会社の事業と想い【東北IMPACT STARTUP】
 https://l.smartnews.com/xzmVe

災害関連死、22人追加認定 死者数、熊本地震超え:6/18
https://l.smartnews.com/jUV5j

「避難所の見えない問題が浮き彫りに」能登地震の災害支援ナースが語る現地のリアル:6/17
 https://l.smartnews.com/Hyacj

避難所の環境 「雑魚寝」では健康を保てない:6/15
 https://l.smartnews.com/ZKnHy

「マイナカードで避難所入り」は10倍早い――政府、防災のデジタル化加速へ:6/
https://l.smartnews.com/mVgnA


災害時TV自動オンで避難情報表示 横浜市、初期費用を補助:6/4
 https://l.smartnews.com/ra24p

----------保存版----------

防災基本計画に車中泊避難者支援盛り込み 能登半島地震など受け 中央防災会議:6/28
 https://l.smartnews.com/wY34Q

災害時の集落孤立 そのときどうする? | NHK防災:6/26
https://www.nhk.or.jp/bousai/articles/29993/

土砂災害を知ろう!〜土砂災害の特徴〜:6/22
https://l.smartnews.com/SjpqK

「避難勧告」はもう存在しないって知ってた?
梅雨本番にそなえて気象予報士と防災知識をアップデート!:6/22
 https://l.smartnews.com/VDWjV

災害に備えて必要な備蓄品、防災グッズをリストで紹介 - NHK:6/15
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_20190725_10.html

AR・VR防災アプリ無料体験会を防災訓練者・メディア関係者向けに定期開催!:6/11
https://l.smartnews.com/GKDFJ

「大雨警報」は2種類 どんな危機が迫っているのかを把握【暮らしの防災】:6/9
https://l.smartnews.com/yntP4

増える「内水氾濫」 そのメカニズム 避難を妨げ命を脅かすことも | NHK防災:6/4
https://www.nhk.or.jp/bousai/articles/29350/

国際災害レスキューナースが教える「防災準備に役立つ3つのサイト」:6/2
 https://l.smartnews.com/b9nqC


-------原発避難(賠償)対策------------------------------------------

浜岡原発、防波壁またかさ上げか 津波想定、既存上回る 規制委:6/29
https://l.smartnews.com/WsY51

東海第2事故に備え 茨城県が防災アプリ開発 スマホへ避難情報配信:6/27
 https://l.smartnews.com/GVwMo

原発「40年運転」を新制度で初認可 大飯3、4号機 使用済み核燃料保管先などリスク先送り:6/27
https://l.smartnews.com/b57CX

「福島から避難した人たちと同等の補償を」原発事故めぐる裁判外紛争解決手続きで
丸森町筆甫地区の住民396人が追加の賠償支払い申し立て 宮城:6/27
 https://l.smartnews.com/6J3hX

バルブのずれが原因 女川原発2号機 点検中の非常用装置作動トラブル:6/22
 https://l.smartnews.com/Zgc3x

「四つの弱み」浮き彫りに 福島第一、続くトラブル受け 東電が点検:6/22
 https://l.smartnews.com/vk9oo

柏崎刈羽原発で原子力災害発生したら…市民団体が安全対策の見直し求める「十分な避難計画を」【新潟】:6/18
 https://l.smartnews.com/WcTkn

“原発の運転差し止め訴訟” 約12年半にわたる裁判が結審 来年判決へ 愛媛・伊方原発:6/18
 https://l.smartnews.com/GVSup

「原発事故は終わっていない」950人が裁判所前で抗議 国の責任否定、最高裁判決から2年 福島:6/17
 https://l.smartnews.com/ChkDB

再稼働に「都合のいい試算」を公表した新潟県の思惑 原発事故のリスクを無視、大きな数字で印象操作?:6/16
 https://l.smartnews.com/8bwxc

「活断層の可能性否定できない」日本原電敦賀原発2号機で原子力規制委員会が断層調査:6/6
 https://l.smartnews.com/31m23

原発事故を巡る避難者の集団訴訟 裁判官が福島・大熊町の帰還困難区域を訪れ被害状況を確認:6/1
 https://l.smartnews.com/EotoU

原子力規制委「断層の活動性を否定することは困難」 敦賀原発2号機、敷地内の断層巡る審査:6/1
 https://l.smartnews.com/81kLM

-------自然環境保全・温暖化対策-----------------------------

世界平均気温、直近1年間は過去最高 「気候地獄」と国連事務総長:6/6
 https://l.smartnews.com/2XkzZ

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5月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報 2024年5月1日~2024年5月31日まで

2024年06月01日 10時08分58秒 | 命を守る-災害・BCP等-避難関連情報

5月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報
2024年5月1日~2024年5月31日まで

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------避難関連情報------------------------------------------

次の住みかが決まるまで 避難生活送る高齢者を受け入れる支援施設が金沢に開設:5/30
 https://l.smartnews.com/Hafny

市長「減災と市民が避難するための時間を稼ぐ」 出水期前に久留米市で防災会議 
早めの避難呼びかけなど方針を確認:5/28
 https://l.smartnews.com/npyVJ

能登半島地震 専門家は自殺増加に警鐘:5/25
 https://l.smartnews.com/2iZ95

地域の命を守る「防災マップ」子どもたちが地域と繋がりながら学ぶ愛南町の防災教育
 南海トラフ地震へ備え【愛媛発】:5/25
 https://l.smartnews.com/TMptG

ハウス避難転び動けず 輪島の80代女性が畑で低体温症、死亡:5/24
 https://l.smartnews.com/h4HP8

金沢駅周辺で1千人規模が帰宅難民化、金沢市が能登地震対応を検証:5/22
 https://l.smartnews.com/LMj9w

津波避難は要支援者などに限り車使用も可能に 上越市が方針示す:5/18
 https://l.smartnews.com/ch8tg

大地震のトリガーに 東日本大震災の約1カ月前に発生「スロースリップ」とは何か:5/18
 https://l.smartnews.com/49S3C

「対策を考えなければ震災の教訓がどこにもない」住民主体で津波避難を考える 協議会設立 宮城・石巻市:5/15
 https://l.smartnews.com/sH4bt

「長期避難世帯」に珠洲の37世帯、石川県が能登半島地震で初めて認定
…最大300万円を支給:5/9
https://l.smartnews.com/ZK3Ji

能登半島地震で木造家屋に被害及ぼす「やや長い周期の揺れ」が 
旧耐震基準の木造住宅に被害が集中 東北大学の災害研究チームが報告:5/9
 https://l.smartnews.com/gm17C

石巻市 小学校で地震を想定した避難訓練 地域住民と連携し防災体制を強化〈宮城〉:5/2
https://l.smartnews.com/HGJmg

----------保存版----------

台風13号被害箇所一目で 避難行動記入欄も 北茨城市、防災マップ配布:5/30
 https://l.smartnews.com/1cyCx

気象庁が豪雨警戒情報を何度も出す理由…背景に「コーヒー1杯予算」の深刻事情:5/30
 https://l.smartnews.com/7CfKk

土砂災害から命を守る 77人犠牲の広島土砂災害から10年 広がる「わがまち防災」 | NHK防災:5/28
https://www.nhk.or.jp/bousai/articles/29238/

震度6強と線状降水帯”複合災害”を想定し県が総合防災訓練実施 67機関850人が参加《長崎》:5/26
https://l.smartnews.com/HZhtv

梅雨の大雨に備える 車中泊避難のポイントは「目からウロコの防災術」:5/25
 https://l.smartnews.com/2HhLL

災害対策に必要な情報や未来の災害リスクがわかる防災クロスビューとは?:5/22
 https://l.smartnews.com/EuFqr

ラインで簡単、避難計画 離れた家族とも共有 広島県公式アカウント:5/20
 https://l.smartnews.com/nieBF

あなたの会社は大丈夫?社員の命と企業を守るために防災マニュアルを作成しよう:5/18
 https://l.smartnews.com/qWyLR

災害時ドローン活用ガイドライン、被災状況の把握や行方不明者の捜索を迅速化…北海道が策定へ:5/17
 https://l.smartnews.com/zLhwv

大阪・吹田市が『防災専門』の職員採用へ 「大阪府北部地震」での対応遅れを踏まえて
「南海トラフ巨大地震」に備え 全国の市町村で初:5/9
 https://l.smartnews.com/6QgkW

耐震診断のススメ - クローズアップ現代 取材ノート - NHK みんなでプラス:5/7
https://www.nhk.or.jp/minplus/0121/topic083.html

道の駅に防災コンテナ設置 平常時開放、災害時は被災地へ:5/2
 https://l.smartnews.com/fb4GR

-------原発避難(賠償)対策------------------------------------------

原発事故を巡る避難者の集団訴訟 裁判官が福島・大熊町の帰還困難区域を訪れ被害状況を確認:5/31
 https://l.smartnews.com/EotoU

原子力規制委「断層の活動性を否定することは困難」 敦賀原発2号機、敷地内の断層巡る審査:5/31
 https://l.smartnews.com/81kLM

運転20年延長が認められたけど…使用済み核燃料が3年後に満杯 リスクまみれの高浜原発3、4号機:5/30
 https://l.smartnews.com/qYZaY

【石川】「原発造ること自体間違い」 元規制委員 志賀訴訟原告団の総会:5/26
 https://l.smartnews.com/QSd77

原発事故で学んだことを伝えたい…被災旅館の女将、記憶と教訓を未来へ 福島:5/26
https://l.smartnews.com/Yp9oA

「原発事故には実効性ある避難計画を」渋滞や複合災害で避難できなくなる恐れも 
住民団体が市議会に請願 新潟・柏崎市:5/24
 https://l.smartnews.com/a2sCt

福島第一原発事故 避難者が国と東電を訴えた裁判の控訴審が結審 
「(国の責任)絶対認めてほしい」:5/23
 https://l.smartnews.com/Q5BWf

島根原発2号機の運転差し止め認めず 広島高裁松江支部が仮処分決定:5/15
 https://l.smartnews.com/GRMYA

敦賀原発2号機の敷地内に活断層か、規制委が近く判断…原電は「活断層ではない」と主張:5/15
 https://l.smartnews.com/7tcrW

「避難計画は破たん」志賀原発運転差し止め求める 能登半島地震後初の口頭弁論・金沢地裁:5/14
 https://l.smartnews.com/F8vhS

「司法が原発を止めろと言わないと」過去に原発の運転差し止め認めた元裁判長が言及 避難計画のあり方は:5/12
https://l.smartnews.com/NJhrU

原発の排水処理装置が異常停止 空調の設定で「うるう日」をとばして異常停止に… 四国電力伊方原発:5/10
 https://l.smartnews.com/2ZUJb

<東海第2原発 再考再稼働>(65)避難不可能、能登で白日に 
東海第2差し止め訴訟弁護団弁護士・大河陽子さん(41):5/2
 https://l.smartnews.com/85uiL

中電の株主ら、「脱原発」5議案を総会提案 「活断層の徹底調査を」:5/1
 https://l.smartnews.com/qRRBv

島根原発2号機で「焦げ跡」確認 消火活動行われず、けが人・放射性物質の放出なし:5/1
 https://l.smartnews.com/mXiZi

-------自然環境保全・温暖化対策-----------------------------

世界の平均海面水温、史上最高を過去1年間「連日更新」 記録的暑さで:5/12
 https://l.smartnews.com/LgbJX

 

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4月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報 2024年4月1日~4月30日まで

2024年04月30日 16時04分23秒 | 命を守る-災害・BCP等-避難関連情報

4月 2024年-命を守る-避難関連(能登地震)+原発+気候温暖化 情報
2024年4月1日~4月30日まで


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------避難関連情報------------------------------------------

高齢化が進む地域 災害時「要支援者の避難」が課題に 民生委員の普段の見回りも地域防災の一つ【福島発】
 https://l.smartnews.com/b8ypm

福島県が「語り部」県外派遣強化 震災や原発事故の経験伝える:4/23
https://l.smartnews.com/Wzyb9

巨大地震発生、どう行動する? 高校生の防災小説を動画化 宮崎:4/23
 https://l.smartnews.com/K9HNg

津波からの「避難目標地点」標識設置 久慈市 県内最多の犠牲想定受け<岩手県>:4/20
 https://l.smartnews.com/cf4bo

ドローン活用で災害から街を守る AIで捜索システムの研究 東日本大震災の教訓を生かす:4/17
 https://l.smartnews.com/nemhx

津波の高さ想定が最大10m超の茨城沿岸部、避難タワー・ビルが東日本大震災の頃の10倍に:4/16
 https://l.smartnews.com/rmc1y

地震大国・日本、各地に点在するM8級警戒「活断層」リスト 大都市圏「隠れ断層」リスクも 
想像力発揮し、リスクに備えを:4/12
 https://l.smartnews.com/2GC5o

台湾の避難所は地震後3時間で開設、パーティションの中でマッサージも受けられる
…元々は日本から学んだ災害対応:
 https://l.smartnews.com/WcKxv

発生1週間、際立つ迅速対応 700人の孤立解消、傾斜ビル撤去―過去の被災教訓
・台湾地震:4/10
 https://l.smartnews.com/pcFJ1

全壊世帯、遺族に100万円 県義援金、2次配分決定:4/4
 https://l.smartnews.com/vi6vR

----------保存版----------

災害に備えて、スマホにできること&活用の心得 - 東京都総務局総合防災部に聞く:4/30
 https://l.smartnews.com/vttnk

[てっぱんアプリ!] 災害に備えて、子供や両親にも使わせたい「東京都防災アプリ」:4/19
 https://l.smartnews.com/YTL8Z

熊本地震から8年 死者の8割を占めた災害関連死の教訓から学ぶ:4/14
 https://l.smartnews.com/xcYq4

全国最年少7歳で防災士に合格、夢は「少年消防団」結成で「災害時に多くの人を助けたい」:4/12
 https://l.smartnews.com/4MPtr

市の正規職員8割以上、市長含む307人が同じ資格取得…
徳島・美馬市が全員取得を目指す「防災士」:4/
https://l.smartnews.com/ovvxW

ゲリラ豪雨の発生メカニズムと対策をわかりやすく解説:4/12
 https://l.smartnews.com/YSXGf

マンション住民約2200名が答えた防災対策アンケートから見えてくるものとは?
防災対策の現状と課題を担当者にインタビュー!:4/12
 https://l.smartnews.com/M7YJ8

❝お金の防災❞ 被災する前に知っておきたい4つのポイント - 能登半島地震:4/9
 - NHK みんなでプラス
https://www.nhk.or.jp/minplus/0157/topic007.html

【台湾地震】避難所の充実&スピード設営 なぜできた?日本が学ぶべき教訓は:4/17
https://l.smartnews.com/a57Kj

台湾・地震発生3時間で避難所開設 “迅速”カギは「官民連携」 
専門家「日本は自治体職員の負担が大きい」
 https://l.smartnews.com/wm4j4

英語で【震度6】は何て言う?「震度6強・6弱・立っていられない」などの英語もご紹介:4/6
https://l.smartnews.com/jXJTn

日本の避難所は劣悪?台湾の避難所テントに注目 福島は数時間で整備 能登、東京都は…:
 https://l.smartnews.com/bGyT6

[みんなのケータイ]「もし旅先で災害が起こったら」に備えて
避難場所を探せるアプリも知っておきたい:4/4
 https://l.smartnews.com/SvJds

-------原発避難(賠償)対策------------------------------------------

脱原発層が増加、能登半島地震が要因か 地方20紙合同アンケート 容認派は減少に転じる:4/30
 https://l.smartnews.com/3iu3c

半島の原発はやっぱり危ない? 元原電幹部で原発事故の避難者から見た有事の逃げ道の問題:4/25
 https://l.smartnews.com/N7Vfb

「原発安全」は思い込み、耐震性も低い 元裁判長、樋口氏が講演:4/24
 https://l.smartnews.com/vp5ts

能登半島地震で屋内退避ができない現実も 志賀原発災害時の屋内退避 課題を洗い出す:4/23
https://l.smartnews.com/p437k

地震と原発事故が同時に発生…新潟県独自の「3つの検証」元委員が避難方法を疑問視:4/22
 https://l.smartnews.com/noFyA

〈福島原発事故避難者訴訟〉東電へ1人当たり15万円~60万円の賠償命令 国の責任は認めず【新潟】:4/20
 https://l.smartnews.com/4cM5E

柏崎刈羽原発に核燃料を搬入 → 原発や新幹線で県が反対するのはなぜ?:4/19
https://l.smartnews.com/TgKk4

福島原発3人を労災認定 がん発症など業務上災害14人に:4/18
 https://l.smartnews.com/t1yBG

柏崎刈羽原発、原子炉への燃料装荷中断 制御棒のブレーカー落ちる:4/17
 https://l.smartnews.com/5zF9R

原発立地自治体で初 「核のごみ」最終処分場の文献調査求める請願 町議会で審議へ 
知事「新たな負担受け入れる考えない」:4/17
 https://l.smartnews.com/rKwwZ

柏崎原発、再稼働へ依然ハードル 避難体制に懸念:4/16
 https://l.smartnews.com/mRXcB

【特集】「逃げ場がない」志賀原発からの避難経路が寸断 能登半島地震  
もしもの時、原発からの避難は:4/15
 https://l.smartnews.com/8o255

島根原発2号機の運転差し止め仮処分求める署名 市民団体が裁判所に:4/14
 https://l.smartnews.com/tLqoe

志賀原発周辺の避難計画 地震後初めての検討協議会:4/13
https://l.smartnews.com/wDcnb

原発30キロ圏内で通行止めが多発 内閣府避難ルート見直し検討:4/12
 https://l.smartnews.com/VJEjy

地震、雪害、原発事故…同時発生に対応できるか 柏崎刈羽再稼働巡り地元で思惑と不安交錯:4/11
 https://l.smartnews.com/MU8Kx

能登半島地震による被害状況は…志賀原発を町長と全町議が視察 北
陸電力は「安全性担保されている」と強調:4/10
https://l.smartnews.com/UBzng

「素直に考えて」 原発運転差し止め認めた樋口英明・元裁判官が講演
 https://l.smartnews.com/MPhrz

再稼働予定の島根原発に隣県住民から不安の声…能登半島地震受け鳥取・平井知事が国に要請:4/6
 https://l.smartnews.com/9rdqH

敦賀原発2号機審査で規制委 原子炉直下の活断層の可能性「現状では否定できず」:4/4
 https://l.smartnews.com/N42Gi

敦賀原発2号機の審査 原子炉建屋直下で活断層の可能性:4/4
 https://l.smartnews.com/PyTk6

柏崎刈羽原発説明会で東電に批判 新潟市民「運転する資格なし」:4/3
 https://l.smartnews.com/CNNTk


-------自然環境保全・温暖化対策-----------------------------

選挙報道は「気候変動」を軸にしてみてはどうか。今が「最後のチャンス」と語る先駆者の提言とは:4/25
 https://l.smartnews.com/TEcdx

温暖化から地球救う猶予「あと2年」、国連高官が対策強化訴え:4/11
https://l.smartnews.com/vLEnv

“国の不十分な気候変動対策は人権侵害” 欧州人権裁判所 スイス女性らの訴えを支持:4/10
 https://l.smartnews.com/xTHcH

グレタさん、オランダで拘束 抗議活動で道路封鎖狙う:4/7
 https://l.smartnews.com/fJkBr

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〈防災――身を守る行動〉 三重・紀宝町の取り組み コミュニティ防災

2024年04月24日 12時00分13秒 | 防災組織の見本事例

〈防災――身を守る行動〉 三重・紀宝町の取り組み 

コミュニティ防災

 (聖教新聞 3/27+4/10 2024年 から 要点箇条書き)

 

第1部 タイムラインの活用

1-町を挙げて防災・減災に取り組む三重県・紀宝町。

自主防災組織をはじめ、町民の防災意識は高く、コミュニティー(地域)防災が、現実に機能しています。それを可能にしたのが防災行動計画「タイムライン」の活用です。

2-タイムラインとは「いつ」「誰が」「何をするのか」を事前に定める防災行動計画。
a:台風など自然災害の警戒情報が発表された段階から、時系列に定めた防災行動を起こし、身を守ることにつなげていく。
b:予報から発災まで、比較的に時間がある風水害対策のツールとして活用されているが、突発的な災害である地震・津波対策にも活用を始めた自治体がある。
c:タイムラインは主に「流域」「自治体」「コミュニティー(自治会・町会など)」「世帯・個人」の4種類がある。

    特長の一つは、防災に関わる専門機関や地域組織が策定に参加することで、組織の垣根を越えた連携・共有が生まれ、漏れと無駄のない防災行動が生み出されること。
 各タイムラインが連動することで、有用性はさらに上がっていく。


3-紀宝町に大きな被害をもたらしたのが2011年の紀伊半島大水害(台風12号)だった。

県内では8月30日夜に降り始めた雨は9月1日から5日にかけて猛烈な雨となり、同町では熊野川などの河川が氾濫し、土砂崩れが発生。1人が犠牲になり、1人が行方不明に。町内の1004棟の家屋が被害を受け、床上浸水は約200世帯に上った。加えて断水などライフラインも一時停止。町内のほぼ全域で大きな被害に見舞われた。
 同町の防災対策室の堀勝之室長は当時を振り返り、「役場に救助要請などの電話が鳴りやむことはなかった」と悔しさを込める。
 この大水害を教訓に、西田健町長を中心に、町を挙げて、防災・減災対策に力を入れていくことになる。


4-日本で最初にタイムラインの策定に取りかかったのが紀宝町だった。

タイムライン防災の普及に尽力する松尾一郎さんを町の総合防災行政アドバイザーに迎え、14年に作成をスタート。
 役場の担当者だけでなく、国土交通省(河川国道事務所など)や県の行政機関、町の教育機関や社会福祉協議会、医師会に警察署、自主防災組織と消防団、そして電力会社など防災に関わる各機関に参加を呼びかけた。

議論を重ね、それぞれの役割を明確にした。台風発生の際に作成中のタイムラインを試用し、課題を抽出。実効性の高いものに仕上げ、15年7月から町タイムラインの運用が始まった。

5-防災が実のあるものになるためには、地域ごとの対策や共助の仕組みが重要
 同町では、町タイムラインの完成以降、行政の各機関と、自主防災組織、民生委員や消防団など地域組織の代表者が顔を合わせ、地区(コミュニティー)タイムラインの作成にも取り組んできた。

 避難行動の課題の一つは要支援者への対応だ。特に1人暮らしの方などは民生委員など、地域コミュニティーの支援が必要となる。


6-地区タイムラインの作成では、誰が誰を支援するのかも話し合い、要支援者名簿の作成や推進、確認も行われた。

完成度は高まり、自分たちで作った防災行動として、町民に定着し、地域全体の結束力も高まった。
 「タイムラインを通して、災害からの危機感と正しい防災行動を共有できる。      同じ情報を持つことでコミュニティー防災が機能していく」と松尾アドバイザーは強調する。
 同町では現に、これまで四十数回にわたって、台風などに対してタイムラインを活用してきた。

17年10月の台風21号では大雨によって70軒以上の床上浸水が発生したが、役場には1軒の救助要請もなかったという。
 20年10月の台風14号では、大規模な土砂災害が発生したが、人的被害は免れた。
 堀室長は「自主的に早め、早めに避難行動を起こす。皆さんの意識は格段に上がった」と手応えを口にする。
 そして今、最大11メートルの津波が予想される南海トラフ地震対策にも、タイムラインを活用しようと、議論が重ねられている。

 

第2部 南海トラフ地震対策
1-南海トラフ地震は、東海地震、東南海地震、南海地震などの震源域に分かれ、およそ100~150年の間隔で繰り返し発生してきた。

  国は、近年の激甚化する地震・津波災害を踏まえ、科学的に想定される最大クラスの地震を予測。マグニチュード9・1で、震源域は東海・東南海・南海地震より広域となる「南海トラフ巨大地震」が起こる可能性があると警鐘を鳴らしている。


2-全国に先駆け、水害対策にタイムラインを導入した三重県・紀宝町では昨年から南海トラフ巨大地震対策にもタイムラインを取り入れようと動き出した。

それは、町民が防災を「わがこと」と捉える挑戦でもあった。

 

3-犠牲者ゼロへ

 紀伊半島の南東部に位置し、熊野灘に面する紀宝町。南海トラフ巨大地震の震源域でもある。

三重県などによれば、町の広い範囲で震度6強、一部の地域で震度7の強い揺れが約3分間も続くと想定される。
 そして、地震発生から間もなく最大11メートルの巨大津波が押し寄せてくると予測。

避難が後手に回れば、人口の1割近くにあたる900人もの犠牲者が出るといわれている。
 中でも甚大な被害が想定されているのが鵜殿地区。

地震発生から約7分で大津波が襲来すると想定され、揺れが3分続けば、津波から逃げる時間はわずか4分だ。
 町では犠牲者ゼロを目指し、同地区を対象にワークショップ(WS)を昨年2月から6回開催。

地域の役員や自主防災組織、民生委員や消防団員、警察署や消防署、国や県、町の行政機関のメンバーなどが参加し、議論を重ねてきた。随所に「わがこと」の防災対策になるよう、工夫が凝らされていた。


4-実際に一人一人が歩行速度を計測。4分で、どこまで自分は逃げられるのかというイメージを膨らませた。

さらに、避難経路や避難に要する時間も確認。その結果を踏まえ、皆で避難行動の在り方、要支援者の支援などを議論した。
 その結果、新たな津波避難タワーを建設する場所が決まり、町も予算化。地区内の2カ所で建設がスタートする。
 さらにWSでは避難路も点検した。ブロック塀が崩れたり、家屋が倒壊したりする可能性のある場所をピックアップ。

また夜の避難を想定し、街灯が必要な場所も明確にした。対応策を皆で話し合った結果、町の各種整備事業につながった。
 例えば、町は夜間の停電時にも、津波避難を迅速に行えるよう、「蓄電式避難誘導灯」を主要避難路に設置する事業を進めている。


5-そして、WSの成果をまとめた「南海トラフ巨大地震・津波への備え 地震・津波ルールブック」(全28ページ)を昨年10月に完成させた。
 ここには、見開き2ページにわたって「家族と私の命を守る――地震・津波タイムライン」(マイタイムライン)も盛り込まれた。揺れから身を守った後は「津波てんでんこ」。自分の命は自分で守るのが基本だ。
 だからこそ、家族や個人の行動計画を定める「マイタイムライン」を活用している。

6-タイムラインの作成自体が、防災を「わがこと」として捉えるきっかけになることを如実に物語っている。
 ルールブックは地区の全住民に配布され、最後のWSは2月に行われた。

ここでは参加者が実際にマイタイムラインを書き込んだ感想や、記載を全住民に広げるために必要なことが話し合われた。

タイムラインを実際に作成して「非常持ち出し品をしっかりと用意するようになった」「いつ地震が起きてもおかしくないとの危機感が増した」などの声が聞かれた。
 そして、最も多かった感想は「地震や津波の対策を家族で話し合うきっかけになった」こと。

タイムラインの作成自体が、防災を「わがこと」として捉えるきっかけになることを如実に物語っている。
 マイタイムラインの作成をどう全住民に広げていくのか。
 地区の6地域別にその取り組みが宣言された。
 「全世帯を対象にルールブックの勉強会を開きます」
 「個別に訪問し、タイムラインの意義を訴えたり、記載のお手伝いをしたりします」
 「防災訓練の場で、記入の時間を設けます」
 「記載の仕方を動画にし、いつでも学べる環境をつくります」
 防災が人ごとでなくなり、行動に主体性が生まれると、対策はどんどん進化する。南海トラフ巨大地震のタイムライン防災は始まったばかり。

町を挙げてさらに動いていく。

------------以下本文 3月27日 聖教新聞 ------------------------第1部

〈防災――身を守る行動〉 三重・紀宝町の取り組み コミュニティ防災2024年3月27日

 町を挙げて防災・減災に取り組む三重県・紀宝町。自主防災組織をはじめ、町民の防災意識は高く、コミュニティー(地域)防災が、現実に機能しています。それを可能にしたのが防災行動計画「タイムライン」の活用でした。「防災――身を守る行動」では、2回に分けて同町の取り組みを紹介。今回は水害対策編です(次回は地震・津波対策編、4月10日付予定)。

  • タイムラインとは●

「いつ」「誰が」「何を」を定める
――自主性を育む行動計画

 タイムラインとは「いつ」「誰が」「何をするのか」を事前に定める防災行動計画。
 台風など自然災害の警戒情報が発表された段階から、時系列に定めた防災行動を起こし、身を守ることにつなげていく。
 予報から発災まで、比較的に時間がある風水害対策のツールとして活用されているが、突発的な災害である地震・津波対策にも活用を始めた自治体がある。
 タイムラインは主に「流域」「自治体」「コミュニティー(自治会・町会など)」「世帯・個人」の4種類がある。
 特長の一つは、防災に関わる専門機関や地域組織が策定に参加することで、組織の垣根を越えた連携・共有が生まれ、漏れと無駄のない防災行動が生み出されること。
 各タイムラインが連動することで、有用性はさらに上がっていく。
 日本でタイムライン防災が始まったきっかけは、アメリカ・ニュージャージー州にあった。2012年にアメリカなどを襲った「ハリケーン・サンディ」は、130人超の犠牲者が出るなどの大水害だった。
 同州も高潮によって約4000世帯の住居が全半壊するなど壊滅的な被害に見舞われたが、住民は早めの避難行動を取り、人的被害はゼロ。そこにタイムラインの原型となる防災行動計画があった。
 調査団の一人として渡米した松尾一郎さん(東京大学大学院客員教授)が日本に持ち込んで10年。激甚化する災害対策に各地でタイムラインが取り入れられている。
 防災・減災につながった事例などから22年には、国や地方公共団体等がタイムライン作成に努めることが、国の災害対策の根幹をなす「防災基本計画」に盛り込まれた。
 

  • 大水害の教訓を胸に●

 海、川、山の風光明媚な景観が広がる三重県・紀宝町。2006年の町村合併を経て誕生した。
 紀伊半島の南東部に位置し熊野灘に面する同町には、半島最大の1級河川「熊野川」が和歌山県との県境に流れ、川の一部は世界遺産にも登録される。温暖多雨な気候を利用したかんきつ類の産地としても有名だ。
 自然の恵みを生かした町づくりを進める一方、自然の脅威も十分に認識し、災害対策に力を注ぐ。
 紀伊半島は日本有数の多雨地帯でもある。熊野川流域では、これまで度々、大水害に見舞われてきた。1959年(昭和34年)の伊勢湾台風では、流域全域で浸水被害が発生し、多数の犠牲者が出た。82、90、94、97年の台風でも流域で床上浸水などの被害が発生した。
 紀宝町に大きな被害をもたらしたのが2011年の紀伊半島大水害(台風12号)だった。県内では8月30日夜に降り始めた雨は9月1日から5日にかけて猛烈な雨となり、同町では熊野川などの河川が氾濫し、土砂崩れが発生。1人が犠牲になり、1人が行方不明に。町内の1004棟の家屋が被害を受け、床上浸水は約200世帯に上った。加えて断水などライフラインも一時停止。町内のほぼ全域で大きな被害に見舞われた。
 同町の防災対策室の堀勝之室長は当時を振り返り、「役場に救助要請などの電話が鳴りやむことはなかった」と悔しさを込める。
 この大水害を教訓に、西田健町長を中心に、町を挙げて、防災・減災対策に力を入れていくことになる。

  • 町を挙げた挑戦●

 日本で最初にタイムラインの策定に取りかかったのが紀宝町だった。タイムライン防災の普及に尽力する松尾一郎さんを町の総合防災行政アドバイザーに迎え、14年に作成をスタート。
 役場の担当者だけでなく、国土交通省(河川国道事務所など)や県の行政機関、町の教育機関や社会福祉協議会、医師会に警察署、自主防災組織と消防団、そして電力会社など防災に関わる各機関に参加を呼びかけた。議論を重ね、それぞれの役割を明確にした。台風発生の際に作成中のタイムラインを試用し、課題を抽出。実効性の高いものに仕上げ、15年7月から町タイムラインの運用が始まった。
 しかし、これで終わりではない。町タイムラインは、正確な気象情報に基づいて、的確な避難指示や避難受け入れの準備、各機関の調整を促すもの。実際に避難行動を起こすのは住民であり、災害の危険度や特性も地域ごとに違う。防災が実のあるものになるためには、地域ごとの対策や共助の仕組みが重要だ。
 同町では、町タイムラインの完成以降、行政の各機関と、自主防災組織、民生委員や消防団など地域組織の代表者が顔を合わせ、地区(コミュニティー)タイムラインの作成にも取り組んできた。
 避難行動の課題の一つは要支援者への対応だ。特に1人暮らしの方などは民生委員など、地域コミュニティーの支援が必要となる。
 地区タイムラインの作成では、誰が誰を支援するのかも話し合い、要支援者名簿の作成や推進、確認も行われた。完成度は高まり、自分たちで作った防災行動として、町民に定着し、地域全体の結束力も高まった。
 「タイムラインを通して、災害からの危機感と正しい防災行動を共有できる。同じ情報を持つことでコミュニティー防災が機能していく」と松尾アドバイザーは強調する。
 同町では現に、これまで四十数回にわたって、台風などに対してタイムラインを活用してきた。17年10月の台風21号では大雨によって70軒以上の床上浸水が発生したが、役場には1軒の救助要請もなかったという。
 20年10月の台風14号では、大規模な土砂災害が発生したが、人的被害は免れた。
 堀室長は「自主的に早め、早めに避難行動を起こす。皆さんの意識は格段に上がった」と手応えを口にする。
 そして今、最大11メートルの津波が予想される南海トラフ地震対策にも、タイムラインを活用しようと、議論が重ねられている。(次回詳報)
------------以下本文 4月10日 聖教新聞 ------------------------第2部

〈防災――身を守る行動〉 三重・紀宝町の取り組み 防災をわがことに!2024年4月10日

 南海トラフ地震は、東海地震、東南海地震、南海地震などの震源域に分かれ、およそ100~150年の間隔で繰り返し発生してきた。
 東南海・南海は約80年、東海は約170年にわたって大規模な地震が発生しておらず、いつ発生してもおかしくないといわれる。過去に三つの地震が連動し、大きな被害に見舞われたこともあった。
 国は、近年の激甚化する地震・津波災害を踏まえ、科学的に想定される最大クラスの地震を予測。マグニチュード9・1で、震源域は東海・東南海・南海地震より広域となる「南海トラフ巨大地震」が起こる可能性があると警鐘を鳴らしている。
 巨大地震の被害は広域にわたり、関東から九州にかけての沿岸部では10メートルを超える津波に襲われる可能性がある。被災地域が増えれば増えるほど、支援の手は行き届かない。
 国の防災対策が重要なのは当然として、命を守るためには自助、共助が欠かせない。
 一方、震災対策の基本の一つである「家具固定」を行っている人は約35%にとどまるとのデータがある(2022年9月、内閣府世論調査)。
 これまで本連載に登場した防災の専門家は「『わがこと』として捉えられないと防災は進まない」と一様に口にしていた。この壁をいかに打ち破るのか。
 タイムライン防災の第一人者である東京大学大学院の松尾一郎客員教授は「タイムラインの作成は何よりも過程が大事。家族や地域で何度も話し合いを重ねる中で、主体的な防災行動が生み出されていく」と力説する。
 全国に先駆け、水害対策にタイムラインを導入した三重県・紀宝町では昨年から南海トラフ巨大地震対策にもタイムラインを取り入れようと動き出した。それは、町民が防災を「わがこと」と捉える挑戦でもあった。
 

  • 犠牲者ゼロへ●

 紀伊半島の南東部に位置し、熊野灘に面する紀宝町。南海トラフ巨大地震の震源域でもある。三重県などによれば、町の広い範囲で震度6強、一部の地域で震度7の強い揺れが約3分間も続くと想定される。
 そして、地震発生から間もなく最大11メートルの巨大津波が押し寄せてくると予測。避難が後手に回れば、人口の1割近くにあたる900人もの犠牲者が出るといわれている。
 中でも甚大な被害が想定されているのが鵜殿地区。地震発生から約7分で大津波が襲来すると想定され、揺れが3分続けば、津波から逃げる時間はわずか4分だ。
 町では犠牲者ゼロを目指し、同地区を対象にワークショップ(WS)を昨年2月から6回開催。地域の役員や自主防災組織、民生委員や消防団員、警察署や消防署、国や県、町の行政機関のメンバーなどが参加し、議論を重ねてきた。随所に「わがこと」の防災対策になるよう、工夫が凝らされていた。
  実際に一人一人が歩行速度を計測。4分で、どこまで自分は逃げられるのかというイメージを膨らませた。さらに、避難経路や避難に要する時間も確認。その結果を踏まえ、皆で避難行動の在り方、要支援者の支援などを議論した。
 その結果、新たな津波避難タワーを建設する場所が決まり、町も予算化。地区内の2カ所で建設がスタートする。
 さらにWSでは避難路も点検した。ブロック塀が崩れたり、家屋が倒壊したりする可能性のある場所をピックアップ。また夜の避難を想定し、街灯が必要な場所も明確にした。対応策を皆で話し合った結果、町の各種整備事業につながった。
 例えば、町は夜間の停電時にも、津波避難を迅速に行えるよう、「蓄電式避難誘導灯」を主要避難路に設置する事業を進めている。 そして、WSの成果をまとめた「南海トラフ巨大地震・津波への備え 地震・津波ルールブック」(全28ページ)を昨年10月に完成させた。
 ここには、見開き2ページにわたって「家族と私の命を守る――地震・津波タイムライン」(マイタイムライン)も盛り込まれた。揺れから身を守った後は「津波てんでんこ」。自分の命は自分で守るのが基本だ。
 だからこそ、家族や個人の行動計画を定める「マイタイムライン」を活用している。
 左ページ(下の画像)は家族・個人が書き込む。①地震発生直後②約3分後(揺れが落ち着く)③約10分後(高台に到着)などの時系列に分けて防災行動が記載できるようになっている。
 もう一方のページには、その記入例、自主防災組織や民生委員等の行動が時系列で紹介されている。 ルールブックは地区の全住民に配布され、最後のWSは2月に行われた。ここでは参加者が実際にマイタイムラインを書き込んだ感想や、記載を全住民に広げるために必要なことが話し合われた。タイムラインを実際に作成して「非常持ち出し品をしっかりと用意するようになった」「いつ地震が起きてもおかしくないとの危機感が増した」などの声が聞かれた。
 そして、最も多かった感想は「地震や津波の対策を家族で話し合うきっかけになった」こと。タイムラインの作成自体が、防災を「わがこと」として捉えるきっかけになることを如実に物語っている。
 マイタイムラインの作成をどう全住民に広げていくのか。
 地区の6地域別にその取り組みが宣言された。
 「全世帯を対象にルールブックの勉強会を開きます」
 「個別に訪問し、タイムラインの意義を訴えたり、記載のお手伝いをしたりします」
 「防災訓練の場で、記入の時間を設けます」
 「記載の仕方を動画にし、いつでも学べる環境をつくります」
 防災が人ごとでなくなり、行動に主体性が生まれると、対策はどんどん進化する。南海トラフ巨大地震のタイムライン防災は始まったばかり。町を挙げてさらに動いていく。
 

 

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