元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
ハルニレ・2~雌性期

裏高尾の小仏川沿いに生えている「ハルニレ(春楡)」。ニレ科ニレ属の落葉高木で春に花を咲かせることから名付けられている。雄性先熟で早春に開花し雄蕊を出して花粉を飛ばした後、雌蕊の白い柱頭が目立ってくる。高木になるので花をなかなか間近で見られないが、雄性期には赤く見えていた花は雌性期には青白っぽく見える。ハルニレは日本全土に分布しているが特に北海道など寒冷地に多い。一方アキニレは南方系で本州以南に多く分布している。さて昭和38年に大ヒットしたあの歌の“ニレ”はハルニレなのか、それともアキニレなのか。
『高校三年生』
作詞:丘灯至夫 作曲:遠藤実 歌:舟木一夫 昭和38年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
『高校三年生』
作詞:丘灯至夫 作曲:遠藤実 歌:舟木一夫 昭和38年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
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アキニレは西三河でもたびたび目にする木ですが、ハルニレについては未だそれと気づいて目にしたことはありません。
「高校三年生」の作詞者丘灯至夫先生は福島県郡山市出身だそうですが、そこで見た景色をイメージして作詞されたかどうかですが、ご本人亡き後になってしまい、確認不能ですね。
この歌の場合、樹種はケヤキか紅葉する高木類がベストだったような気がしました。
こちらではアキニレに比べてハルニレが少ないけど納得です
ニレの木はそれほど思い入れはありません。
高校の庭にはプラタナスがいっぱい植えられていました。