元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
シロモジ

クスノキ科クロモジ属の「シロモジ(白文字)」。中部地方以西の低山に分布する落葉低木でソハヤキ要素(※)に該当する種でもある。クロモジの樹皮が黒っぽいのに対して本種の樹皮は灰褐色で白っぽい。雌雄異株で春に葉の展開と同時に散形花序を出し黄緑色の花を咲かせる。写真は冬芽の様子で尖っているのは葉芽で球形のものが花芽のようだ。これは東京都薬用植物園のもので当地では自生は見られない。
※ “ソハヤキ”とは植物学者の小泉源一博士(1883ー1953)が名付けた用語で具体的な定義は無いが、九州南部、四国南部、紀伊半島・東海地方、研究者によっては伊豆半島や神奈川県まで含む地域に分布の中心がある日本固有の植物のことを指している。これらの地域は現在は海を隔てているが日本列島が形成される過程では陸続きの暖温帯で共通した植物が分布していたと考えられている。漢字表記は“襲速紀”だがこれは“襲(=九州南部の民族の熊襲(くまそ))”と“速(=豊予海峡の古い呼び名の速吸瀬戸(はやすいのせと))”と“紀(=紀伊))”を合わせた造語になる。この“ソハヤキ要素”に該当する植物は約100種類が挙げられており、このブログに登場しているものではクロガネモチ、クロモジ、コウヤマキ、シモバシラ、トサミズキ、ナギ、ヒメシャラ、マルバノキ、モチツツジ、ユキワリイチゲなどがある。
※ “ソハヤキ”とは植物学者の小泉源一博士(1883ー1953)が名付けた用語で具体的な定義は無いが、九州南部、四国南部、紀伊半島・東海地方、研究者によっては伊豆半島や神奈川県まで含む地域に分布の中心がある日本固有の植物のことを指している。これらの地域は現在は海を隔てているが日本列島が形成される過程では陸続きの暖温帯で共通した植物が分布していたと考えられている。漢字表記は“襲速紀”だがこれは“襲(=九州南部の民族の熊襲(くまそ))”と“速(=豊予海峡の古い呼び名の速吸瀬戸(はやすいのせと))”と“紀(=紀伊))”を合わせた造語になる。この“ソハヤキ要素”に該当する植物は約100種類が挙げられており、このブログに登場しているものではクロガネモチ、クロモジ、コウヤマキ、シモバシラ、トサミズキ、ナギ、ヒメシャラ、マルバノキ、モチツツジ、ユキワリイチゲなどがある。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )
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面白い言葉を教えていただきました。
なるほどねぇ。日本列島形成が背景
にあるなんてスケールの大きな話に
なっています。植物の世界も楽しい
ものです。
葉芽と花芽がわかりやすい写真ですね。
午前中は雪が降って凍った路面を覆っています。
こんな日はうっかりすると滑ってしまうので要注意です。
昼過ぎからは快晴の青空、毎日火事のニュースが出ていますね。山火事も怖いです。