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ヘチマ・2~花

 ウリ科ヘチマ属の「ヘチマ(糸瓜)」。インド原産のつる性一年草で日本には江戸時代に渡来したと言われている。さて以前にも触れたが、ヘチマの語源についての一説は以下の通り。この果実から繊維が取れるので、昔は漢字の通り “イトウリ” と呼んでいた。それがいつの間にか “トウリ” に転訛。 “ト” は、いろは歌の “ヘ” と “チ” の間にあるので、すなわち “ヘチ間”。 判じ物好きの江戸時代の命名らしい。私もこの説を支持したいが、ややこじつけの感もある。結局のところ語源が不明ということらしい。
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バショウ

 葉のてっぺんまでは4メートルはありそうな「バショウ(芭蕉)」。バショウ科バショウ属の多年草で中国原産。能楽 『芭蕉』 は、 “芭蕉の精” という女が、毎夜、僧の読経を聞きに来るという怪異話。俳人の松尾芭蕉の名前は、彼が住んでいた深川の庵にバショウがあったので、そこから取ったという説があるが、異説もいろいろあるようだ。松尾芭蕉は “忍者” だったという説もあるので、芭蕉の精が化けることを自分に重ねたのかも知れない。
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