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ムクノキ・3~味

 大平公園付近の歩道橋横で見つけた「ムクノキ(椋の木)」。直径1センチほどの実が、手が届くところにたくさんできていたので、しっかりと味見。エノキの実と同じようにほんのり甘く、これも野趣溢れる味。ムクドリが大好きなのがよくわかる。ムクノキはニレ科ムクノキ属の落葉高木で、葉には珪酸が含まれていて独特の手触り。昔は家具や象牙などの表面研磨のために、サンドペーパーのように使われていた。
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サネカズラ・4~若い実

 まだ熟しきっていない「サネカズラ(実葛)」。出来ればもっと真っ赤になってから登場させたいところだが、この樹の蔓は、首都大学雑木林の崖の下から伸びていて辛うじて薮に絡まっているもの。赤くなる頃には蔓自体が谷底に落ちてしまっているかもしれない。サネカズラはマツブサ科サネカズラ属の常緑つる性低木で、別名は「ビナンカズラ(美男葛)」。
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モミジバフウ・4~並木道

 首都大学キャンパスの北側は「モミジバフウ(紅葉葉楓)」の並木道。スクッと伸びた高木が赤や黄色に染まり美しい。マンサク科フウ属の落葉高木で雌雄同株。雌花と雄花を同じ樹に付けるが、秋になると実がたくさんできている樹と、まったくできていない樹と明確に分かれる。隔年結実の性質があるのだろうか。
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アオギリ・1~被爆2世

 首都大学キャンパスにある「アオギリ(青桐・梧桐)」。アオギリ科アオギリ属の落葉高木で夏に円錐花序を付ける。秋にできる果実は5つのサヤが垂れ下がる面白い形になるが、残念ながらこれはそのサヤも種子もすべて無くなった残骸。来年は花と果実の写真を忘れずに撮らなければならない。
 さて昭和20年に広島に原爆が投下され、その爆心地から1.3キロしか離れていない広島逓信局の庭のアオギリは爆心地側の半分が焼けてえぐれた。しかし翌年の春に花を咲かせ、人々に生きる希望を与えたという。広島市がこのアオギリの種から苗木を育て、 『平和を愛する心』 を伝えるために世界各地に寄贈しているが、この樹はその “被爆アオギリ2世”。
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コブシ・3~青空

 北風に吹かれてうつむきがちに歩いてしまうが、上を向くと綺麗な青空と「コブシ(辛夷)」の樹。モクレン科コブシ属の落葉高木で枝は奇妙に折れ曲がる。その先には白い毛皮にくるまれた冬芽が見られ、早春の開花が楽しみ。冬芽の方向は、枝に合わせて右を向いたり左を向いたりと自由奔放。ハクモクレンが上向きに揃うのとは対照的。
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