朝、庭に水遣りをしていると、ソメイヨシノの根元からゴソゴソと這い出してきた「ゴマダラカミキリ(胡麻斑天牛)」。20年以上も前に、家族でドライブに行った時に、子供が捕まえたゴマダラカミキリが、帰りの自動車の中で虫籠から逃げ出して行方不明になり、大騒動になった思い出がある。この姿をカミサンが見たら、また卒倒してしまうだろう。
さて、幹をどんどん登ってしまったので、撮影のために少し位置を変えてもらおうとして、ゴマダラカミキリをつかんだら、 『ピーピーピー』 と鳴き出した。鈴虫が鳴くのはわかるが、まさかこれが鳴くとは思ってもみなかった。
先日、寝ぼけまなこで雨戸を開けた時に、部屋に飛び込んできた小物体。まだあたりは薄暗く、テレビ台の後ろでゴソゴソ音を立てているので、てっきりムカデかと思って大騒ぎ。恐る恐る台を動かすとそこにいたのは体長5センチほどの可愛い「ヤモリ(守宮・家守)」。一安心して外に逃がしてあげたが、数日してシラカシの樹の剪定をしている時にまた出てきた。今度は慌てずカメラを取り出し記念撮影。害虫を捕食して “家を守る生き物” なので、粗末に扱ってはバチが当たる。しかしカミサンはこの姿を見ただけで、間違いなくひっくり返る。