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散歩道~谷戸

 多摩ニュータウンを歩いていると、殿ケ谷戸、柏木谷戸、清水入谷戸、内裏谷戸、別所谷戸、片所谷戸など、あちらこちらで “谷戸(やと)” の名が付いた地名を見掛ける。谷戸とは、丘陵地が浸食されて谷状になった地形のことで、関東地方や東北地方の丘陵地で多く見られる。多摩地域や神奈川県では “谷戸” と呼ばれているのが多いが、千葉県地域では、これが “谷津(やつ)” になり、東北地方では “谷地(やち)” となるようだ。丘陵地の森の中の谷あいの土地で、水が流れ込むため古くから集落が形成され、田畑が作られてきた。しかし開発が進み次第にこの里山の風景が消えつつあるが、各地で里山の保存や再生の動きもあり大いに期待したいところ。写真は、長池公園の里山風景。
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サルスベリ・7~街路樹

 夏の間、長く花を咲かせている「サルスベリ(百日紅・猿滑)」。ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木で、漢字の通りの紅い花に加え、ピンク色や白花もある。個人の庭に植えられているものを多く見かけるが、写真は大栗川の新道橋から京王堀之内駅に向かう道の両側に植えられている街路樹。この風景を、私は “南大沢50景” のひとつに数えているが、厳密に言えばここは南大沢の隣の駅。堀之内駅界隈にお住まいの方には、ご容赦頂きたい。
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