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キツネノカミソリ・4~野道

 片所(かたそ)谷戸の野道に咲いている「キツネノカミソリ(狐の剃刀)」。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、春に葉を繁らせ夏にその葉が枯れたあと、花茎を伸ばして花を咲かせる。同じ仲間のヒガンバナは、秋のお彼岸の頃に、突然、花茎を伸ばして花を咲かせ、花が枯れたあと秋から冬にかけて葉を繁らせ、光合成によって養分を根に貯える。キツネノカミソリもヒガンバナも、花と葉はお互いに顔を合わせない。花は自分の葉の形を知らず、葉は自分が一所懸命作った養分で咲くその花の姿を見られない。
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カンレンボク・6~開花

 開花を楽しみしていた「カンレンボク(旱蓮木)」。4年前にこの樹の果実を初めて確認したが、それ以降、花を見逃していて、今年こそ何とか花を確認したいと思っていたもの。雌雄同株で飛び出しているのは雄蕊と思われる。このあと、雌蕊が伸びてくるようなので、もうしばらく観察を続けよう。カンレンボクはオオギリ科(またはヌマミズキ科)カンレンボク属の落葉高木で中国原産。
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