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ヤマボウシ・6~千と千尋

 富士見台公園近くの緑地で、樹全体が真っ白になっている「ヤマボウシ(山法師)」。ミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木。白く花弁のように見えるのは総苞で、本当の花は中心に密集して咲く。ジブリ作品の 『千と千尋の神隠し』 で、白龍のハクに、無数の白い “紙人形” が襲いかかるシーンがあったのを覚えていらっしゃるだろうか。私はこのヤマボウシの真っ白い姿を見るたびに、そのシーンを思い出す。
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セイヨウジュウニヒトエ・2~道端

 道端の斜面に咲いている「セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)」。シソ科キランソウ属の多年草で、これは近くの庭から逃げ出してきたものだろう。野生のジュウニヒトエに対してセイヨウジュウニヒトエは園芸種で、別名は「アジュガ」。 “十二単” は、平安時代の貴族の衣装だが、これに “西洋” の名が付くのが、いささか奇妙ではある。
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ハコネウツギ・5~花

 下柚木緑地で紅白の花を賑やかに咲かせている「ハコネウツギ(箱根空木)」。スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木で、蕾や咲き始めは白く、次第に赤く色づいていく。初めてこの花を見た時には、何故、二色の花が一本の樹に咲くのかが不思議でならなかったが、良く観察してみると、その仕組みが理解できた。花が終わり地面に落ちているのは、赤花ばかりで、当然ながら白い花は地面には無い。
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ハンショウヅル・1~花

 雑木林で藪に絡みついている「ハンショウヅル(半鐘蔓)」。キンポウゲ科センニンソウ属の落葉つる性低木で、花の形が半鐘に似ていることから名付けられている。紅色で花弁のように見えるものは4枚の萼片で、花弁は無い。この日は曇天で光が弱く、シャッタースピードが遅くなったため、残念ながらピントが甘い。
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スイレン・2~繁殖

 東京薬科大学の池で、かなりの広さに拡がっている「スイレン(睡蓮)」。スイレンは、スイレン科スイレン属の総称で、日本に自生する白い花はヒツジグサ(羊草)と呼ばれる。写真の赤い花は、おそらく温帯性の園芸品種と思われるが、一応スイレンとしておこう。
 先日のTVニュースで、スイレンを “駆除” したというニュースが流れてビックリ。これは相模原市の遊園地の池でスイレンが大繁殖し、昆虫のオオイトトンボや水生植物のアサザ、タヌイモ等の生育に深刻な被害が出ているためだという。スイレンは繁殖力が強く適切に管理すれば問題ないが、放置すれば水中で茎がどんどん伸びて生態系に大きな影響を及ぼすようだ。モネの 『睡蓮』 などのイメージが強く、花がたくさん咲けば綺麗で良いと思ってしまうが、これがそうも言えないところがつらい。
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