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アセビ・1~赤花

 冬の間は小さな粒状の姿だったが、最近の暖かさでようやく花の形に変化してきた「アセビ(馬酔木)」。白花に対してこの赤花を「ベニバナアセビ(紅花馬酔木)」とも呼ぶ。アセビには毒素のアセボトキシンやアセボチンがあり、馬がこれを食べると酔って脚がふらつくと言う。名前の由来は足がしびれることから、アシシビレで、次第にアセビに変化したようだ。 “馬酔木” は、どう読んでも “アセビ” にはならないが、その状態は何となく想像できる。
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ミツマタ・2~開花

 蓮生寺公園の「ミツマタ(三又・三椏)」がようやく開花。去年よりは1週間程度の遅れで、満開まではまだ2週間ほど必要。ミツマタはジンチョウゲ科ミツマタ属で、沈丁花が常緑性なのに対してこちらは落葉性。コウゾとともに言わずと知れた和紙の原料で、子供の頃に教科書で教えられた記憶がある。もちろんその頃は、こんな花が咲くとは知らず、名前を記憶しただけ。知識とは、実際に見て納得することが肝要。
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ヒメオドリコソウ

 23日に吹いた春一番は、去年より9日遅いとのこと。確かに今年は去年よりもずいぶん寒かったと実感できる。「ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)」も去年の今頃はそこそこの群生になっていたが、今年はまだわずかな開花。花の形はホトケノザとそっくりで、周りの葉が無ければ区別できない。ヒメオドリコソウは、シソ科オドリコソウ属の一年草。
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オオイヌノフグリ・1~開花

 午前中はまだ寒くて閉じていることが多いが、陽だまりで日差しを目いっぱい受けていた「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」。ゴマノハグサ科クワガタソウ属の二年草。花径は8~9ミリで雄蕊は2本。とても小さな花だが群生になるとなかなかの見もの。
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ナズナ・1~名前

 名前の由来は諸説いろいろ。撫でたいほど可愛らしい “撫菜(なでな)” もその由来のひとつ。小さな花をポツポツと咲かせ始めた「ナズナ(薺)」。アブラナ科ナズナ属の二年草で春の七草に選ばれている。ここは道路脇の決して植物には良い環境ではないが、ナズナは荒れ地でも元気に生育する。 『あいつの通ったあとは、ペンペン草も生えない。』 と喩えられるのは、健気に頑張るナズナに取っては不本意であろう。
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