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足し算と引き算

点と点を結んで線をつくる

その線をいくつも並べて面をつくる。

この作業を重力に逆らった位置でおこない、

落ちた時の面の「ズレ」でグラデーションやレイヤーをつくる...

これがヴィダル・サッスーンのカット原理。

「無」から「有」を生み出す「足し算」的な考え方です。

様々なテクニックを組み合わせて立体的な造形を生み出すことができるんですね。


対して...

メンズカットなど、短くする方の場合は「引き算」的カットをします。

仕上がりのイメージを明確に持ち、いらないところを削っていく...少しずつ少しずつ...。

どちらかと言えば、「彫刻」に近いですね。

これ、難しいですよ

削りすぎてしまうとシルエットのバランスが悪くなっちゃいますから、けっこう神経を使います。


足し算と引き算。両方とも楽しいです。

人の骨格は様々なので、くぼみや出っ張りを考慮し

自分のねらったシルエットをつくる「プロセス」がワクワクします。

で、ウマくいった時には、心の中でガッツポーズしてるんです(笑)


自分のハサミを持ったツバサも、徐々にこの感覚がわかってくるでしょう。


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